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海外中央銀行、米国債の投売りを続ける

Global Macro Moniter 2022.11.17 by macromon

日銀が、今までできなかったことをやっています

(2022.12.16 最新情報を追加しました)


このスペースを見ていなければ、何が襲ってくるか分からないだろう。FRBと外国の中央銀行は、過去20年間に米国債の最大の買い手から、最大の売り手へと変貌を遂げた。

外国中央銀行の米国債保有量推移

日本と中国は毎月、過去最大の国債投棄を実施

日本と中国は、個人投資家と中央銀行の両方で、9月に1180億ドルの中長期米国債を売却した。これは、9月の投稿で我々が疑ったことを裏付けるものである。

日本・中国中央銀行の米国債保有量

また、日本の保有高が7月の最新観測値より減少していることも間違いない。

9月末現在、日本は7月以降、米国債を1140億ドル売却し、保有額の9.2%、2021年11月の日本のピーク時の保有額1兆3300億ドルから2080億ドル、15.7%減となった。

上記は、下記を説明するのに大いに役立つ。

"しかし、ここ数ヶ月、国債市場の流動性はさらに悪化している。この最近の展開は、不確実なファンダメンタルズ環境を反映するだけでなく、市場機能がより大きなリスク源になっているように思われ、より懸念される。"
"多くのアナリストにとって、国債市場の流動性問題は、単に価格が急激に変化しているだけでなく、買い手の少なさ、あるいは市場の買い手が供給を全部買取ることができない、あるいはその気がないことの反映でもある。HSBCのメジャー氏は、財務省が最も流動性の低い国債の一部を買い戻すことを検討し始めたという事実は、需要の低迷が問題を引き起こし始めていることを暗に認めていることになるという。" Financial Times

(ハイパー)インフレへの道?
もしFRBが、Covid救済策で一斉に行ったように米国債に融資したり、米国債の借り換えを支援したりすることを余儀なくされたら、経済は今後何年にもわたって高いインフレの道をたどることになる。(了)

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Global Macro Moniter

追加情報更新

日銀は、10月も米国債を売り続けています。

日本の米国債保有残高、10月は19年4月以来の低水準-中国も減少
2022.12.16 Bloomberg記事

日銀の米国債保有残高推移

いったい、どこまで売り続けるのでしょうか?

考察

各国の中央銀行が米国債を売り逃げしようとしていることが、明らかになりました。

今までだったら、米国債を大量に売却すれば、岸田総理や黒田日銀総裁が、中川昭一氏のように暗殺されても不思議なかったですよね。でも、FRBの為替介入容認発言があったりして、何かが変ったのだと思います。

これは、日銀が「強引に米国債を売却しているの」ではなく、FRBが「今のうちに売っちゃいな」と薦めているとしか考えられません。もしそうなら、FRBはドル破綻に備えて、各国の中央銀行に「避難指示」を出したのではないでしょうか。さらに、「いつまでに」「どこまでなら」売ってもOKだよと、話が付いているかもしれません。

そういえば、日経平均が大きく上下しなくなったのと、円安トレンドが止まらなくなったのは、21年の9月くらいからでしたよね。

そこで、予想されるシナリオを作ってみました。

前提
アメリカのインフレは継続(コモディティ価格上昇、賃金上昇)
日本のインフレはそれほどでもない(3%台は少ない方)
FRBがQTを継続(保有債権減少?、通貨発行量減少?)
景気後退が叫ばれているのに、なぜか日本の株価は現状維持

現在の状況
FRBが金利引上げ、日銀は据え置き(日米の金利差が拡大)
市場の¥売り$買い(¥を借りて$で投資)
円安ドル高進行(市場が織り込む程度のスピードで)
日銀が為替介入(タイミングを読まれないように¥買い$売り)
為替介入のために米国債売却日銀の米国債保有量減少、米国債の利回り高騰、今までだったら暗殺されるほどの許されない行為)
米国債の価格低下(誰かが米国債購入?
日銀が手にした¥で国内株式購入日本の株価維持、日銀資産の国内割合が上昇)

これを何度か繰り返す(徐々に米国債が日銀から誰かに移動、アメリカのインフレは止まらず)

今後の予想
アメリカ政府債務上限の一時凍結法案を延長
(今のところは2022.12.16が期限)
バイデンネオコン政権の失政続く
(汚職、選挙不正、ウクライナ、ワクチン、治安悪化、財政悪化)
バイデン潰しの機運が高まる
(どこかの時点で下院多数派の共和党が債務上限凍結延長拒否
アメリカ政府デフォルト
($暴落、世界的な金融市場の大混乱)
国際金融資本を中心に$建て金融商品保有者が大損
日銀は最悪の被害からは逃れる
日本の金融機関の経営悪化
日銀が株式買い支え、銀行国有化で日本国債の大部分を所有
BRICSは先に逃げ出しているのでセーフ
(コモディティ基軸通貨?)

さらに
バイデン弾劾(トランプ復帰)
新政府樹立、新$発行(旧$の政府債務はバイデン政権に投げる)
取り立てができず、グローバリズム国際金融資本が潰れる
トランプMAGA政権が、家計債務の徳政令、汚職追及(グローバリスト粛清)、治安維持(不法移民追放)、緊縮財政(軍事費削減)、教育改革(批判的人種理論廃止)、革新的新技術の発表?(国民に希望を与える)
日銀が日本国債の債権放棄(新¥発行)



と言うことで、「経済の素人がバカな事言ってるよ」と感じる方もいるかとは思います。自分自身でもぶっ飛んでると思います。でもそこには、絶対に無いと言い切れない自分もいるのです。

各国のドル離れが進んでも、国債発行を続けられるのでしょうか?
デフォルトで借金チャラ?

なぜアメリカは、日銀の米国債の大量売却を認めたのでしょうか?
緊急避難せよ?

いったい誰が大量の米国債を買っているのでしょうか?
もしかして、FRBの裏勘定?