ゆたかさには正しい知識が必要だ。
私はこのテーマを受け、人生における「ゆたかさ」で考えてみた。
そうした時に、「正しい知識を持つこと」と「人生を豊かにすること」は同義ではないかと考えた。
人によっては「仕事」に人生の豊かさを見出す人もいれば、「家庭」や「個人の趣味」に見出す人もいるだろう。現に私は「家庭」や「個人の趣味」に人生の豊かさを見出すタイプだ。
「仕事」に精を出し、昇進していくことで得れる「ゆたかさ」。
「家庭」を大事にし、勉学やスポーツの教育に勤しみ、子供の成長する姿を見て得られる「ゆたかさ」。
「個人の趣味」に時間を費やし、スポーツやゲームで結果を出すことで「ゆたかさ」を得る人もいれば、お気に入りのケーキ屋さんや居酒屋で「ゆたかさ」を得る人もいる。
もちろん「お金」=「ゆたかさ」と同等に考える現実主義者もいれば、「夢」=「ゆたかさ」と考える理想主義者もいるだろう。
人によって人生における「ゆたかさ」の尺度はバラバラだが、そのどれしもに「知識」は必要なのではないかと考えた。
◎「仕事」におけるゆたかさ
営業マンなのであれば、先輩営業マンや自己啓発本越しの名うての営業マンから得る「知識」で、良い成績を出して人生が豊かになっていく。
プログラマーやWeb/UIデザイナーは、「知識」を得続ける職種だ。JavaにRubyやPythonなどの開発言語や、Google AnalyticsやIllustratorなどの既存アプリ/サービスを使いこなす必要がある。
また、どの職種にも必要な知識として「言葉遣い」や「ビジネスマナー」などもある。
「仕事」をしながら「ゆたかさ」を見出していくには知識は必要不可欠なのではないかと思う。
◎「家庭」におけるゆたかさ
彼女と同棲中の私は料理以外の家事をこなしているが、ごくまれに料理を担当する時もある。
一人暮らしの頃から感じていたことだが、料理はかなり難しい。
炒り卵が見え隠れするカルボナーラ、入れたはずのジャガイモが見えなくなったカレーなど、不名誉な功績を数々積み重ねてきた。
自分が食べるものですら失敗してしまうのに、人に食べてもらうものなど緊張して上手くいくはずがなく。
いつも麻婆豆腐やチャーハンなど、作り慣れたもので日々対応している。
調理工程においても、同じだ。
玉ねぎの切り方に縦切りと横切りの2種類があるなんて知らなかった私は、失望した表情の彼女に叱責される。
手際のよい調理、調理場でのマルチタスクが完ぺきにこなせるのであればどれ程良いだろうと思う。
ここで必要になってくるのも「知識」だと、私は思う。
テレビでもよく言われている「裏技」や「時短テク」が使えたら、調理の時間がきっと楽しいものになる。
◎「個人の趣味」におけるゆたかさ
仕事でも家庭でもなく、「個人の趣味」に人生の楽しさを見出している人も少なからずいる。
私もその一人で、自身の趣味も「お笑い」「ラーメン」「ゲーム」「映画」と枚挙にいとまがない。
ただ、これらの趣味は「知識」を持つ、言い換えると「アンテナを張る」ことでより楽しくなる。
「お笑い」については芸人さんや放送作家さん、バラエティのディレクターの方々のSNSを片っ端からフォローしていて、結果的に見逃せない番組やLIVE配信に出会うことが出来る。
「ラーメン」や「ゲーム」、「映画」についてもSNS上で共通の趣味の人をフォローしておくことで、最新の情報がインプットされる。
私は少なからず「このラーメン屋さんおいしそう」だとか「この映画見てみたい」という感情も、「知識」としてカウントして良いと考えている。
こういった「知識」をもって日々を過ごすと、どのチャンネルも退屈な時にインターネット上で配信されている企画にシフトすることが出来たり、ふと出来た空き時間に映画を見に行ったり、「時間」を有効に活用できる。
また、私はラーメン屋の新店情報を頭に入れているので、初めて行った場所でも馴染みの場所でも、その地域の未踏のラーメン屋に足を運ぶことが出来る。こういった点では「場所」も有効に活用できているといえよう。
お酒が好きな人が「この裏においしいもつ焼きの店があってね」なんてのも知識が裏付けした事実であるし、「時間」や「場所」を有効に活用できている点や、個人の趣味をアップグレードさせてくれるのに知識は必要だと感じている。
◎「お金」=ゆたかさととらえる人に向けても
お金を得るためにも、もちろん「知識」は必要である。そして、この知識について私は持ち合わせがないため、急ピッチで仕入れていく必要がある。
CMで頻繁に流れている「過払い」の件や、「保険の見直し」だったり、無知なだけでお金をもらえるチャンスを逃していることは往々にしてあると思っている。
現在もコロナ禍の中で収入が減少した人をへの支援策を国だけでなく、自治体も提示しており、飲食業を営まれている方は対応に追われているだろう。
自主的に「金」を稼ぎに行ける、投資や株/FXに挑む場合も正確な知識が必要になってくる。
記憶に新しいのは、数年前日本に起こった仮想通貨ブームだ。
誰しもが「もっと早くに買っておけば」「もっと早くに知っておけば」と思うほどに、その価値は高騰し続けた。メディアでは数億円稼いだ人も紹介されていたほどで、私も焚きつけられて写真だけ登録した苦い過去がある。
このようなことから、「人生をゆたかにするためには金が必要」と考えている人に向けても、私は「知識が絶対必要になるよね」と言える。
◎"正しい"知識とは
私はこのコロナ騒動で精神的にダメージを負った。
それもこれも、感染者が3ケタに及んでいた頃のSNSはネガティブな情報、データがないことからの不正確な情報が錯綜しており、全てを鵜呑みにしてしまっていたからだ。
少なくとも、この頃の私の人生は「ゆたか」ではなく、同居人から「全部の情報を取りに行こうとしないで」という助言がなければ、何かしら精神的な疾患を抱えていたかもしれない。
この日から、手洗いうがいなど衛生管理に気を付けながらも、必要以上に不安を掻き立てるメディアの受容はやめたことで、今もこうして元気に過ごせていると思う。
また、体調面での不安についてはLINEヘルスケアというサービスを介して医者に相談していたことで、正確な判断をすることも出来ていた。
このように扱い方を間違えると悪い結果をもたらす経験が出来たからこそ、知識には"正しさ"が必要であることが学べた。
◎最後に
このテーマのおかげで、人生における「ゆたかさ」とは何かを自分の経験を基に深く考えることができた。
大小関わらず、過去の成功体験などの裏には「知識」があったこと、また「知識」が足りずに失敗したこと、苦労していることなどが想起されたので、私は人生に「ゆたかさ」をもたらすには「知識」が必要という結論に至ることが出来た。
これからも人生にゆたかさをもたらすために、日々知識の習得に励みたい。
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