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世界を変えたテレビゲーム戦争(2019)

Amazon Prime Videoのドキュメンタリーで「世界を変えたテレビゲーム戦争」なるタイトルを発見、早速観てみました。

わたしが知っているエポック社「カセットビジョン」から始まり、ソニー・コンピュータエンタテインメント「PlayStation」までは何となく知っていたのですが、アメリカでは1960年代、既にラルフ・ベアさんがビデオゲームを発明していたとは知りませんでした。

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若き日のラルフ・ベアさん

アタリ社についてはスティーブ・ジョブスさんやスティーブ・ウォズニアックさんなどIT業界の怪物たちの立志伝を調べたりしていると必ずと言っていいほど出てくる会社なので知っていたのですが、ラルフ・ベアさんに関しては本作を観るまで知りませんでした。

こども達と発明したゲームをしている映像が作品の中で何度か紹介されているのですが、とても楽しそうに一緒に遊んでいる姿が微笑ましく、こんな風に発明、開発されたものだったのかぁっと、関心したりもしました。

本作はアタリ社の勃興まではよく調べ、映像や当時の経営者、開発者の方々へのインタビューなどが豊富で大変興味深い話しがたくさんあります。それと比較すると任天堂、SEGA、ソニーなどに関してはかなりお話しがシュリンクされていて、ちょっと残念。

アタリ社の方々はラルフさんの発明された事実に関しては認めているものの「ビジネスとして成功させたのは俺っσ(゚∀゚ )オレ、ドヤッ!!」感がすごかったのでもう少し、ラルフさんをリスペクトして欲しかったな...。もちろん、市場に認めらる工夫、努力は凄まじい労力をかけていたことはリスペクトすべき事実なのですけど。

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若き日のノーラン・ブッシュネルさん

ノーランさん、その底なしの度量の深さは敬服するばかり。わたしの常識では計り知れない懐の深さでした(◎_◎;)ビックリダヨッ!!

詳しくは観ていただくとよくわかるかと、とにかく凄いスケールです、ありえない…。こんな経営者の方だったら滅茶苦茶、職場が楽しくて家に帰らないだろうな~。

わたしはノーランさんの底なしの楽観主義ぶりと、創業時における技術者アラン・アルコーンさんの悲観ぶり(わたしは極めて現実的な判断だと思いますけど)の対比などもあり、面白かったです。今の時代では到底あり得ない時代を垣間見ることができる、貴重なドキュメンタリーだと思います。


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