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羨ましいな

こんにちは。

アマプラのひと(ボランティアの方です)がささやいた「アマプラで観れるよ、観放題だよっ」の誘惑に抗い難く、早速観てしまいました。

「あなた、その川を渡らないで」という作品。

二人の老夫婦に密着して撮影されたドキュメンタリー映画です。

おじいちゃんとおばあちゃんが家の敷地内で健康の話しをしながら落ち葉を掃き集めていて、
「-まったく骨が折れるよ」
「お前は休んでいろ」
「ありがとう 助かるよ」
(おじいちゃん、急に集めた落ち葉をおばあちゃんにかけだす)

えぇ~、って思いました。
唐突過ぎて。

たぶん、おばあちゃんもおじいちゃんのこの行動は予想していなかったのか「ちょっと!(怒)」という当然なリアクション。おじいちゃん、それでもニコニコしながらおばあちゃんに落ち葉をかけ続けるから、おばあちゃんたぶん本気でむっとしてたと思います。でも、途中からおばあちゃんも何故か楽しそうにおじいちゃんへ落ち葉をかけ返していました。しばらくしてからおじいちゃん、今度は庭先のお花を摘みだして、おばあちゃんにプレゼント。

おばあちゃん「気に入ったよ」っとおじいちゃんにニコニコしながらを言います。お互いきれいだよ、素敵だよ、っと言い合いっこ。

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こんな感じ

わたしの中ではこの年代のご夫婦がこんな風に子供のようなことをして楽しそうにしている姿って、想像したことなかったのでびっくりしました。本当かなー、っと若干穿った見方をしつつ、この後も観ていたのですが…。

お二人とも「ずーっと」こんな感じ。いつでも、どこでも変わらず、仲睦まじくて、お互いのことを思い合っていて、素敵だな、羨ましいな、っといつの間にか思っていました。付き合い初めの恋人同士のようであったり、長年連れ添ってこられたからこそわかる相手の気持ちを理解されての思いやり、だったりが、とても素敵でした。

わたしの中での勝手なイメージ、なのですが、この年代の方々は今どきとは違って「男はこうで、女はこう」とか「-だ」とか、抗い難い世の中の決まり事、みたいなものが沢山あるのではないかなー、っと想像するのですが、お二人にとってはどこ吹く風。

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炊事用のまき集めかな、いつも一緒のお二人

周りのことは一切気にされることなどなくて、それぞれ相手の方が「いる」だけで幸せ、っという感じで「思い合う」姿。お二人にとっては日常のことなのでしょうが出会ってから70年以上、変わらないというのは凄いことだと思います。

お二人にとってはどこへ行くときも手をつなぐ、何かしてもらったら「ありがとう」と言う、「素敵だよ」っと伝えることなどが自然なことで、そんな二人の日常がとっても羨ましいのです。

わたしは手つなぎしたいけど恥ずかしくて人前では手を繋げない、残念なひとだから羨ましい~(>_<)。あ、でも「ありがとう」と「捨てないで」は結構、奥さんに伝えています。


確かに幸せすぎて、寂しくなる、そんな作品でした。


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