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映画 | スピード・レーサー

ウォシャンスキー姉妹の作品を観たくなりまして「スピード・レーサー」を観ていました。

ストーリーは単純明快、拝金至上主義である大企業 vs 車大好きレーシング一家(かな?)で、大企業相手にジャイアントキリングを成し遂げてしまうという、荒唐無稽な作品。

アニメに実写パートが挿入されているような、ゲームをみているような感覚で面白い。明らかに合成とわかるような演出とされているシーン、緻密に多くの情報量を詰め込みまくっているシーンは制作に参加されていた方々の遊び心、思い出、リスペクトなどが込められているんだろうな、と、思いながら楽しんでいました。

原作は古いアニメ作品で、本来そんな機能を搭載してもと思うトンデモ機能が沢山あったみたい。VFXでそれらをしっかり使ってレーシング・パートを作り込んでいて、アクション・シーンが"そんなアホな!"という動きいっぱいで、ツッコミどころばかりなところなどが、とっても楽しい~。

レース・シーンのスピード感、疾走感の描写は速過ぎ、情報過多!ですが、わたしはこれらが好きで、車のテール、ノーズそれぞれのライトの描写でライトの残像を残す表現がたまらん~。観る人によってはウザイかもしれませんが、車が過ぎ去った後の残響と相まって静かに、何だか置いてけぼりになったような寂寥感も好き。


現実からかけ離れているしストーリー、登場人物たちの相関とか、大変単純な作品だけど、わたしは好きな作品でした。


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