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Ex Machina

昨日は古典映画を観ていたので今宵はSFをー。Netflixにて「エクス・マキナ(原題:Ex Machina)」を観ました。

登場するキャラクターたちは美しい女性型アンドロイド・エヴァ、その創造主ネイサン、ネイサンの経営する会社のプログラマー・ケイレブ、言葉は通じない・話せない女性・キョウコ。この四人のみで静かに物語は進んでいきます。

ケイレブは滅多に人前へ姿を現すことのないネイサンの自宅へ招かれる、そんな抽選に当選してネイサンの自宅を往訪します。往訪してからネイサンに自身が開発した人工知能を搭載した女性型アンドロイド・エヴァのチューリングテストを依頼され、一週間に渡ってテストを行う、というのがざっくりとしたストーリーです。

登場するキャラクターたちは少なくて主にネイサン、ケイレブ、エヴァの会話を主軸に展開していきますが、人里離れたネイサンの自宅でそれぞれの会話劇なので基本、静か。なんだか「ガタカ」のよう。イギリス映画だからかアメリカ映画のような派手な演出はなくて、様々な伏線をはらんでいるであろうことを含みつつ、会話、キャラクターたちの行動や表情など、色んな所を注意深くみつつ、楽しませていただきました。

アンドロイドは人間よりよっぽど優秀、人間のように不完全ではないので感情の揺らぎみたいな、不安定な要素はないのですね。ケイレブはエヴァに恋心を抱き暴走。ネイサンは自身の技術者としての好奇心に抗えないので人工知能を持つエヴァには叶わない!

七つのセッションに分かれてそれぞれプロットは構成されていて、会話や行動、外的な刺激に対するリアクションが(あれ、おかしいぞ)とか、違和感を感じさせたり、疑惑を持たせたり、そんなきめ細やかな演出は静かな作品なのですがぐつぐつから徐々に沸騰していく感じで気分が高揚していき…。クライマックスはホラーな展開で畳み掛けられて、この後はー想像にお任せされるとゆー、お楽しみの多いSFホラーでした。

イギリス映画はアメリカ映画のような、ド派手な演出とかないのですけど、色んなきめ細やかな脚本や演出があって好きー。

今宵も気分は「よきー」です。

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