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The Power of the Dog

Netflixで「パワー・オブ・ザ・ドック(原題:The Power of the Dog)」を観ました。本当は映画館へ観に行きたかったけど、時間を作れなかったので断念…。

カンバーバッチさんが主演、タイトルの力強さ、西部劇、っということで力強さと繊細さのバランスを期待。前情報はできるだけ入れないようにして、どっぷりと耽溺ー。

カンバーバッチさん演じるフィル、マッチョの典型のような人物なのかなっと思っていたのですがちょいちょい、むむっ、という表情、仕草が差し込まれていてもう、気になる気になる。弟のジョージは兄のフィルから「ふとっちょ」呼ばわりされていて、いじめられているのかなと思いきや、そんなことはなく、フィルに乗せられて激高することもなければ、言うことも聞かない(笑)。こんな感じで登場する主要な人物たちは皆、それぞれの色んな背景を有した個性・人柄で、物語が進んでいく中、一々説明はないけど描写やセリフ、表情や仕草がこれでもかという、繊細さで画面からひと時も目を離せませんでした。

作品世界ででてくる様々なシーン、自然豊かだし、西部時代を映像と音楽でなんだかその世界の空気感みたいなものが匂い立つような美しさ、汚らしさなどが画面からにじみ出てきて、映画館で観たかったなぁ…。

未亡人ローズ、その息子ピーター。ピーター役のコディ・スミット=マクフィーさん、めちゃくちゃ線が細い!大丈夫なのか、この男の子はと思いつつ観ていたのですけどー。徐々にピーターの意外な一面が明らかになるのですが、これは作品を観てぜひ、体感してもらいたい。


カンバーバッチさんはやはり素晴らしい俳優で、他の出演者の方々、ジェーン・カンピオン監督は凄い方々、でした。

やっぱり、映画館で観たかったな( ˘•ω•˘ )。

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