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映画 | ライフ・イズ・ビューティフル

今日はNetflixで「ライフ・イズ・ビューティフル」を観ていました。

ユーモアと、父の家族を想う気持ちが素晴らしい。

クライマックスでは悲しいことがあって辛かった。でも見終わったあと悲しいんだけど、思い出すとクスっとさせてくれる不思議な作品でした。

主人公である父グイドが、母ドーラに対して放った数々なホラ話!とてもユーモアあふれる様々な贈り物。ずっとユーモア、ホラ話ばっかりするなぁっと思っていたら愛を語るときには真剣で熱い想いを真摯な眼差しで伝える姿はとても素敵なシーンだと思う。

結婚して、子供が生まれて、幸せに過ごしているなーっと思っていたら、この辺りから急激にユダヤ人に対する迫害描写が増えていって、気づいたらあっという間に強制収容所へ収監されてしまいます。グイドと息子ジョズエが連れていかれてしまったことを知り、ドーラは対象者ではなかったのに自ら収容所行きの汽車へ乗り込んでしまいました。

収容所、本当に過酷なことが続きます。グイドは不審がるジョズエに対し、ずっといつもの調子でホラ話。最初、ジョズエは嘘だと疑っていたけどグイドのホラはユーモアにあふれていて、ジョズエは徐々にその話を信じていきます。これはゲームなんだよ、っと色んな辛いことをゲームにしたててしまって、辛いとか怖いじゃなくて、楽しいに変えてしまう!あぁっ、何てことって思いました。

色んなホロコーストに関する作品をみてきましたが、このようなテイストの作品は初めて。ヴィクトール・フランクルさんの著作でもユーモアのこと、触れられていたことを思い出します。

だって、本当に過酷で辛くて、もう死にたいって思ってしまう環境なのに「楽しい」ってワクワクに変えてしまうなんて!どんなに過酷な環境、状況であっても考え方、見方、感じ方で次第で人生はこんなにも彩られるものなのだとー。


とってもいい体験をさせていただけました。

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