2020年発売の新譜で有意義にSelf-Isolationを過ごす会

もうすぐ春だというのに、精神をすり減らすような日々が続いていて嫌になるので、平常時より休日は自主隔離に励んでいる僕が、2020年発売の洋楽新譜から現時点でのオススメ10選をお届けしたいと思います。

1. Blossoms / Foolish Loving Spaces

イギリス、マンチェスター出身のバンド、Blossomsの3rdアルバム。
個人的には、既に2020年の年間ベスト入り確実です。
ストリーミングでは、全曲のアコースティック版が収録されているデラックス・エディションでの配信なので2度美味しい。(2ndも同様の構成でしたね)

全体的には80's リバイバルで、
ゴスペルっぽさもあるThe Keeperはマジで最高の一言に尽きる。


2. Halsey / Manic

アメリカ、ニュージャージー州出身のシンガーソングライター。
2010年代後半からジャンルをクロスオーバーした楽曲が世界的に増加していますが、こちらも同様で、エレクトロニックポップを主軸としつつも、カントリーテイストなFinally // beautiful strangerみたいな曲もあって面白い。(ちなみにグレッグ・カースティンがプロデュース/共作)
BTSのシュガとコラボした曲もあります。(個人的にはバンタンの中でもシュガというあたりにセンスを感じる)
5月に来日が予定されていますが、この感じだと流れそう。
なんとか中止ではなく、延期になってほしいところだけども…。


3. COIN / Dreamland

アメリカ、テネシー州ナッシュビルのインディーバンド。
去年のサマソニでもとんでもない盛り上がりを見せていた彼らですが、3年ぶりの3rdアルバムでカムバック。
聞いていると踊り出してしまう楽曲ばかりですが、特にCrush My Carは中毒性抜群で、思わず一緒に歌ってしまうこと請け合いです。


4. Denzel Curry, Kenny Beats / Unlocked

フロリダのラッパー、デンゼル・カリーとプロデューサー、ケニー・ビーツのコラボEP。
2018年から毎年コンスタントに楽曲を発表しているデンゼル、多作やなぁ…。相変わらずハードコアなラップで痺れます。


5. The Big Moon / Walking Like We Do

イギリス、ロンドンのガールズインディーバンドの2nd。
1stの"Love in the 4th Dimension"も最高だったのですが、より洗練された"聞かせる"曲が多くなった印象。Your Lightとか素晴らしい。
ていうか、いつになったら来日してくれるんでしょうか…フジかスパソニ、頼むぞ!


6. Caribou / Suddenly

カナダ、オンタリオ出身のアーティスト。
マニトバ、ダフニ等の名義でも活動しているので、追いかけるのが大変なんだけど、カリボーとしては6年ぶり、5枚目のアルバム。
ダンスミュージックなんだけど、メロウで暖かみがあるんだよな〜。
New Jadeの後半畳み掛ける感じ、好き。


7. Eminem / Music To Be Murdered By

デトロイト出身の、言わずと知れたレジェンドラッパー。
最早説明も不要なレベル。先日、アカデミー賞にサプライズで出演したことも記憶に新しい彼だが、新作でもぶちかましてくれている。
Rap Godから始まった高速ラップは前作"Kamikaze"収録のLucky Youで若干緩やかになったかと思いきや、Godzillaで恐らくヒップホップ史上最高速度のラップを披露している。これ英語話者でも聞き取れるのだろうか。


8. The Weeknd / After Hours

カナダ、トロント出身の天才アーティストによる待望のニューアルバム!!
もう今週はずっとこのアルバム聞いていた。相変わらず透明感抜群な声と、ゴリゴリ80'sシンセな感じが抜群のコンビネーションで、粒ぞろいの楽曲が詰まった名盤である。特にHeartlessScared To LiveIn Your Eyesあたりは最高。全曲サウンドプロダクションがマジでカッコイイ。
ちなみにデラックス版は、Saturday Night Liveで披露したScared To Liveのパフォーマンス音源も収録されていて、こちらも要チェック。この曲はワンフレーズだけエルトン・ジョンのYour Songが引用されていて、初めて聞いた時驚いた人も多かったのでは。
さらに言うと、Live on The Late Show with Stephen Colbertで披露したHeartlessは
パフォーマンスが良かったのは、Jimmy Kinmelの方かな。


9. New Hope Club / New Hope Club

イギリス、マンチェスター出身のボーイバンド。
影響を受けたアーティストがThe Beatles、Oasis、Catfish And The Bottlemenらしく、そこも個人的にはポイント高い。系統的にはThe Vampsとか5 Seconds Of Summerあたりの正統派ポップバンドという感じなので、聞きやすい。


10. Liam Gallagher / Acoustic Sessions

イギリス、マンチェスター生まれ、いわずと知れたロックの神様の1人。
Oasis解散後、ノエル抜きで結成したBeady Eyeはあまり上手くいかず、私生活では離婚で揉めるなど、色々と散々な状況が重なっていたリアムでしたが、満を持してリリースしたソロアルバム"As You Were"がまぁ傑作、続く"Why Me? Why Not."も最高で完全復活を果たしました。
そんな中、アコースティックバージョンと突然リリース!全8曲のうち、Oasis曲は3つ、ソロ曲は5つという構成。リアムの歌声の美しさ、力強さをじっくり堪能できるアルバムです。Sad Songをリアムが歌ってるとか泣ける…。


おわりに…

ということで、The Weekndだけ現在進行形で興奮中につき、異常な熱量になってしまいましたが、どれもこれも名盤揃いなので、ジャンルに囚われず軽い気持ちで聞いて頂きたいところ!

この他にも無いのかよと思ったあなたは、フジロックのヘッドライナー、Tame Impalaとか、先週突如アルバムをドロップしたChildish Gambino、 Soccer MommyCirca WavesJay Electronicaとか聞いておけばいいんじゃないかな。

それでは皆さん、有意義な自主隔離ライフを。

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