見出し画像

御供のお花について

もうすぐ「お盆」
お休みになる方も多く、この機会に実家に帰ったり、お墓参りをしたりする方も多いと思います。
今回の、駅家町にある花屋flowershopHAKKAのあまのひろみさんのコラムは、「お供えのお花について」です。
お墓やお仏壇にお供えするお花、どんなものがいいのかな?と迷った時は思い出してみてくださいね。

こんにちは。駅家町にある花屋flowershopHAKKAのあまのひろみです。 

お盆の季節が近づいてきました。お盆は、仏教の教えに由来する日本に古くから伝わる風習のひとつです。具体的な由来などは知らなくても、お仕事がお盆休みになったり、お墓参りや盆踊りなどは実際身近に過ごしている方も多いと思います。
今回はお盆に飾るお花についてお話したいと思います。

御供のお花

日本でお花を飾る機会が一番多いのは御供のお花かもしれません。お盆に限らずですが、普段から御供など祭壇やお墓に飾るお花は、仏花(ぶっか)、供花(くげ)などと呼ばれます。左右に1対(2束)で用意することが多いです。数は奇数の本数を束ねたものが縁起が良いとされます。

葬儀から四十九日までの間や初盆を迎える場合は、白を基調とした落ち着いた色味のものが良いですが、それ以降は淡い色の組み合わせや華やかなものも亡くなられた方の好みのものを飾ったりすることが多いです。たくさんのお花に囲まれるのは、やはり贅沢な気持ちになります。

葬儀から四十九日までの間や初盆を迎える場合は、落ち着いた色合いで

御供に向く花

御供に使われる花は、地方によって様々です。
が最も一般的で、ユリやランやカーネーションやスターチスなど日持ちの良い花が好まれます。また、お墓ですと、ササキ・サカキ・パンパスグラス・ホオズキなど。
棘や毒があるものは、縁起が悪いので避けた方が良いですが、バラが好きな方だったなど、ご家族の理解がある場合は使われることもあります。

枯れないお花

暑い季節はお花の延命剤を使ったりしても生花では限界がありますので、造花やプリザーブドフラワーの御供花もあります。飾っておいて華やかで手間が省けますので、利用されると良いでしょう。
お世話をする方が高齢の場合や、苦手な方、コンパクトな仏壇の場合にも、プリザーブドフラワーのアレンジなどは、お世話が楽で飾る場所も取りません。

プリザーブドフラワーのアレンジはお世話が楽

お花を御供することは、命の儚さを表しています。お花を飾ることで、亡くなられた方を思い出したり、その花の世話をすることやそれを見ることで残された方が癒されるなどの意味合いがあります。また、お盆時期は「生花が持たないから贈らない」のではなく、また「新しいお花を贈ってあげる」ことが出来る時期ともいえますね。

教えてくれたのは…

flowershopHAKKA / あまのひろみ さん

flowershopHAKKA あまのひろみ
職場の先輩から頂いたウエディングブーケがきっかけで花を習い始める。その後、フラワーショップで8年ほど生花販売と教室を運営。勤めていた店が閉店することを機に、ショップを引き継いで独立。現在の教室の生徒さんは約20人で、お子さんから70歳くらいの幅広い世代の方が教室に来られています。「お花を贈った方も贈られた方も笑顔になるお花屋さん」をモットーに、日々お花と向き合っています。


コンシェルジュのいる総合住宅展示場ふれあいホームタウン

ふれあいホームタウンは、コンシェルジュがいるから、気軽に立ち寄れる総合住宅展示場。
広島県福山市・尾道市・広島市に約30棟のモデルハウスが揃っています。
Webサイトでは、出展しているモデルハウスについてや、家づくりのQ&A、総合住宅展示場ならではのメリットなど役立つコンテンツが盛りだくさんです。
家づくりを考えている方も、そうでない方も、一度見てみてくださいね。