見出し画像

フィールドワーク そば打ち机造り2023.06.25報告

そば打ち体験を始めるにあたり、会場となる高輪蕎麦茶房の机について、こねる時の圧力に耐えうる耐久性が必要になります。検証したところ既存の4卓ですと危険性がある為、色々と考えた結果、机を自ら造る事になりました。

1.机の経費

机はホームセンターなどでも販売してますが、食卓用や事務作業用の強度でしか製造してません。そば打ちの捏ねる圧力に耐えうるには、しっかりとした脚が必要となります。

併せて飲食店で使用するには、器の温度などで天板が変色しないための、コーティングも必要になるなど、専門家と相談を重ね、上記の素材を仕入れて造ることにしました。


2.レイアウト

現在のレイアウト

こちらが現在のレイアウト。
ランチタイムのお客様は2~4名が中心。
4名卓が4つあると1名の相席対応など、オペレーションがやりやすくなります。

様々なパターン

導線などを考えてパターンをメモします。
既存の4卓を全て入れ替えるか、大きな円卓を残すか、判断に苦しみました。
紙に書いただけですと、危険なので次は学生にも手伝ってもらい、図画工作をやりながらレイアウトを検討をします。


図画工作
図画工作
図画工作

高輪蕎麦茶房オーナーの柿沢さんとも協議を重ね、最終的に既存の机4卓全てを入れ替える事で合意。
脚と天板の色を選んで、発注します。


3.解体と組み立て

高輪蕎麦茶房

お店は土日が休みなので、その間に、

a.机の部品納品
b.廃棄机の解体
c.廃品回収事業者選定及びアポイント
d.机の組み立て
e.組み立てメンバーのスケジュール調整


の段取りをします。

ただ造ればよいのではなく、三次元的なスケジュール調整という地味な作業の連続。30年間旅行会社で培ってきた、土壇場の調整力が発揮されました。


4.納品

机の脚と天板
そば打ち道具一色
あわせるとこんな感じ!

作業員2日前の夜に納品完了。
そば打ち指導者の野本さんから教えて頂いた、岐阜県にある事業者から仕入れました。

そば打ち道具も同じタイミングで納品しましたので、相当なボリュームです。
お店でひとりで、いよいよ動き出したなぁと、ボ〜ッと妄想してました。


5.解体

解体しないと店から出せません

学生のピネダ君に来てもらい、作業開始。家から工具一式を持参してくれまして。
物静かな男なのですが、言わない事まで黙々とこなし、最後は丁寧に掃除機をかけてました。


6.組み立て

1卓目完成
黙々と二人で作業
あと1卓
完成

4卓並べてみました。
お店の色合いと調和して、なかなかいい感じですね。

そば打ち台を乗せた状態
上がそば打ち台
捏ね鉢に見惚れるピネダ君
いい感じです!

さぁ次は倉庫にそば打ち道具を収納して、廃品回収事業者さんが持ち出しやすいように駐車場に陳列します。


7.回収

一気に大掃除もしました

回収時間が夕方で、その時間には立ち会えないので、ビニール紐でわかるように一周くくりつけて完了。

さて、これからが本番です!
みなさん力をください!


8.おまけ

ピネダ君と品川の町中華でビールでお疲れ様会。
その後ちょうど街道歩きの仲間が、日本橋から川崎宿に向けて歩いていたので、川崎大師で合流し、夜は大いに喉を潤しました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?