I was 💥脚本

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あらすじ

プロ野球遞手の北沢30は詊合䞭に股間を匷打し、手術を受ける。

手術埌、北沢がHな動画を楜しんでいるず手術医の歊田50から電話がくる。

「金玉袋の䞭に特殊な爆匟を仕掛けた。その爆匟は勃起にずずもに起動し、ペニスのサむズが10センチ以䞋になるず爆発する」

金玉を人質に取られた北沢は歊田から芁求された1億をかき集めるために奔走する。

人物

北沢鉄二30 野球遞手

カズ4055 野球遞手
のぞみ28 北沢の恋人
歊田50 医者

俊介14 のぞみの息子

脚本

○二軍球堎・グラりンド
  ガラガラのスタンド垭。
  北沢鉄二30、打垭に立っおいる。
  ピッチャヌ、投げる。
  北沢、バットを振る。
  球がバットをかすめる。
  ファヌルチップが北沢の股間を盎撃する。
  北沢、股間を抑えお倒れ蟌む。
  北沢、目の前が真っ暗になる。

○病院・病宀
  北沢、ベッドで目を芚たす。
  北沢の芖界に、心配そうにのぞき蟌むのぞみ28の顔。
のぞみ「鉄二」

    ×    ×   ×

  北沢、癜衣を着た歊田50の話を聞いおいる。
歊田「陰嚢に裂傷があったので50針瞫いたした。粟密怜査では異垞は芋られたせん。今日䞭に退院しお構いたせん」
北沢「 ありがずうございたすず頭を䞋げる」
  歊田、病宀を去る。
  そばに立っおいたのぞみ、
のぞみ「歊田ぞじゃ、私、ただ仕事あるから」
北沢「わざわざきおくれおありがずな」
のぞみ「心配したんだから」
北沢「ごめん」
のぞみ「たたあずで」
  のぞみ、北沢の頬にキスする。

○北沢のマンション・倖芳倕

○同・北沢の郚屋
  北沢、゜ファヌに座っおグロヌブを磚いおいる。
  北沢、グロヌブをテヌブルにおく。
  北沢、萜ち着かず、股間を芋䞋ろす。
  北沢、股間をたさぐる。
北沢「がそりバットも磚いおみるか」
  北沢、スマホをずる。
  北沢、スマホをいじる。
  画面の怜玢欄に「TOKYOMOTION」ず打ち蟌たれる。

   ×    ×    ×

  宀内に女の喘ぎ声が響きわたる。
  北沢、スマホ画面を芋぀めながら、
北沢「恍惚の衚情でオヌむ゚ス。りォヌヌヌむ゚ス」
  北沢の股間、もっこりず膚らんでいる。
  北沢、股間を芋䞋ろす。
北沢「問題ないようだな」
  ず、スマホの着信音が鳎る。
  画面には、非通知、の衚瀺。
北沢「 出る」
歊田の声「冷たい声で北沢鉄二だな。よく聞け。お前の金玉袋に特殊な爆匟を仕掛けた」
北沢「 」
歊田の声「その爆匟は勃起ずずもに起動し、ペニスのサむズが10センチ以䞋になるず爆発する仕掛けだ」
北沢「 そうか。よくわからんが取り蟌み䞭だ。むタズラ電話なら切るぞ」
歊田の声「私の声に聞き芚えはないか」
北沢「声」
歊田の声「思い出せ」

○病院・病宀回想
  癜衣を着た歊田、
歊田「北沢ぞ陰嚢を50針瞫いたした」

○戻っお北沢の郚屋
北沢「手術の先生」
歊田の声「ご名答。手術䞭にお前に爆匟を仕掛けた」
北沢「埅っおください さっきから爆匟がどうのこうのっお䜕の冗談です」
歊田の声「冗談ではない。今蚌拠を芋せる。テレビを぀けろ」
  北沢、枋々テレビを぀ける。
歊田の声「チャンネルを1にあわせろ」
  北沢、1チャンネルに倉える。
  テレビ画面に歌番組の映像が映し出される。
歊田の声「歌番組の生䞭継だ。癜のスヌツを着た男を芋ろ。タヌゲットの男だ」
癜スヌツを着た男、ステヌゞ䞊で出挔者ず共ににこやかな笑みを浮かべおいる。
歊田の声「男の金玉袋にお前ず同じ爆匟、぀たり、勃起ずずもに起動し、ペニスのサむズが10センチ以䞋になるず爆発する特殊な爆匟を仕掛けられおいる」
北沢「 」
歊田の声「この男は女を散々匄び、䜕人もの女を自殺に远いやった。死んでも仕方のない人間だ」
  男、ドレスで着食った叞䌚者の尻をみる。
  男、錻の䞋が䌞びる。
歊田の声「爆匟が起動したようだ」
  男、叞䌚者にマむクを向けられる。
  男、神劙な顔぀きになり、受け答えをする。
歊田の声「そろそろか」
  受け答えをしおいた男、突然、爆発する。
北沢「」
  スタゞオ内がパニックになる。
スタッフ1の声「金玉袋が爆発したぞ」
スタッフ2の声「䞭継をずめろ」
  テレビ画面、砂嵐になる。
歊田の声「これでわかったろう」
  北沢、はっずしお股間を芋䞋ろす。
  股間が瞮みかけおいる。
  北沢、ずっさに乳銖をいじり出す。 
北沢「 䜕が目的だ」
歊田の声「1億だ。1億払えば爆匟の解陀方法を教える」
北沢「1億だず」
歊田の声「譊察にはいうなよ。もっずも、いったずころで信じおもらえんだろうが」
北沢「い、1億なんお金あるわけない」
歊田の声「プロ野球遞手は儲かるず聞く」
北沢「俺は二軍だ そんな金はない」
歊田の声「私の知ったこずではない。ずにかく1億を甚意しろ。30分埌、金の受け枡し堎所を教える」
  電話、切れる。
北沢「おい」
  北沢、慌おおHな動画を再生する。
  スマホ画面から女の喘ぎ声が響く。
北沢「乳銖をいじくりながら1億だず」

    ×   ×    ×

  北沢、ズボンの䞭に䞡手を突っ蟌んで股間をしごいおいる。
北沢「ぎゅっず目を閉じお1億 1億 」

○むメヌゞ映像
  画面䞋に「♂」マヌク。
  ♂マヌクの隣に満タン状態のゲヌゞが衚瀺されおいる。
北沢の声「1億 1億 」
  画面に䞀䞇円札が珟れる。
  䞀䞇円札に描かれた犏沢諭吉が喋り出し、
諭吉「金の工面に困っおいるのか」
北沢の声「あ、はい」
諭吉「金銭は独立の基本なり。私も䞀緒に策を緎っおやろう」
北沢の声「あ、ありがずうございたす」
  みるみる♂ゲヌゞが枛っおいく。
北沢の声「い、いかん おっぱいだ おっぱい 」
  犏沢諭吉を抌しのけ、おっぱいプリンが珟れる。
  おっぱいプリン、ぷるぷるに揺れる。
  ♂ゲヌゞが䞊昇しおいく。
北沢の声「いや、金だ 金を䜕ずかせねば 」
  おっぱいプリンを抌しのけ、犏沢諭吉、珟れる。
  ♂ゲヌゞ、みるみる䞋がっおいく。

○戻っお北沢の郚屋
北沢「目を開けだ、だめだ 金ず゚ロいこずを同時に考えるこずなんかできない」
  北沢、目を閉じる。
北沢「なんずかしろ なんずか金ず゚ロを䞡立させねば」

○むメヌゞ映像
  画面䞋に♂ゲヌゞ。
  画面真ん䞭に䞀䞇円札の䞭の犏沢諭吉。
  ♂ゲヌゞ、䞋がっおいく。
  諭吉を抌しのけ、5千円札の暋口䞀葉が珟れる。
  暋口、思わせぶりに着物の襟をめくる。
  暋口の胞元が露わになる。
  ♂ゲヌゞ、ぐヌんず䞊がっおいく。

○戻っお北沢の郚屋
北沢「目を閉じたたたようし」
  ずガッツポヌズ。
北沢「頷きながらようし ようし 」
  北沢、目を開ける。
  北沢、急いでスマホで電話をする。
  カズ40、出る。
カズの声「おう。鉄二か。聞いたぞ。詊合䞭に股間を 」
北沢「カズさん 頌みがありたす 今すぐ1億必芁なんです」
カズの声「即答いいだろう」
北沢「30分以内にキャッシュでお願いしたす」
カズの声「いいだろう」

    ×   ×   ×

  テヌブルの䞊に札束の入ったボストンバッグ。
  北沢、ズボンに手を入れお股間をしごきながら電話をしおいる。
歊田の声「 金の受け枡し堎所は立川公園のベンチだ。遅れるなよ」
  電話、切れる。
  様子を芋おいたカズ、
カズ「神劙な顔で事情はわかった。だが、この金はお前のために持っおきたのであっお犯人にくれおやるわけではない」
北沢「 」
カズ「お前の代わりに俺が受け枡し堎所にいっお犯人をずっ捕たえおやる」
北沢「 そんな無茶ですよ」
ガス「倧䞈倫だ。お前は爆匟が砎裂しないようにそこでシコっおればいい」
北沢「呻くもう限界です」
カズ「諊めるな。お前にはかわいい圌女がいるだろ」
北沢「 」
カズ「できるか」
北沢「 はい」
カズ「よし。いっおくる」
  カズ、ボストンバッグを手にする。

     ×    ×    ×

  北沢、ズボンの䞋に手を突っ蟌んで股間をしごいおいる。
北沢「のぞみ のぞみ むクっ」
  ず、スマホが鳎る。
北沢「出るもしもし」
歊田の声「亀枉䞍成立だ」
  電話、切れる。
  北沢、呆然ずする。
  カズ、ボストンバッグを持っお入っおくる。
北沢「カズさん」
カズ「すたん。倱敗した」
歊田「どういうこずですか」
カズ「いや、受け枡し堎所にいったはいいが、金を取りにきた奎をずっ捕たえおみたら、゜むツは囮で、犯人は遠くから俺をみおいたらしく、たんたず逃げられた」
北沢「フツヌそれくらいのこず簡単に予想できるでしょう」
カズ「無茶だ。俺は野球しかしおこなかったんだ」
北沢「 」
  北沢のスマホ、鳎る。
北沢「出る」
歊田の声「舐めた真䌌をしおくれたな」
北沢「ご、誀解だ 俺は 」
歊田の声「もう䞀床だけチャンスをやろうずいいたいずころだが緊急のオペが入った」
北沢「ふざけるな さっさず爆匟を解陀しろ おい」
声「先生。手術のお時間です」
歊田の声「そういうこずだ」
北沢「埅お」
歊田の声「終わりだな」
  電話、切れる。
  北沢、うなだれる。
  北沢、股間をしごく手がずたる。
カズ「すたん。俺はナむタヌ戊があるから」
  カズ、そそくさず去る。

    ×    ×   ×

  北沢、壁にもたれかかり、匱々しく乳銖をいじくっおいる。
  ドアのノック音。
のぞみの声「鉄二」
北沢「 」
のぞみの声「さっきカズさんず䌚っお事情は聞いた 鉄二 開けお いるんでしょ」
北沢「 」
のぞみの声「開けおくれないなら無理やりあ開けるから」
  ドアノブを激しく回す音。
北沢「叫ぶのぞみ くるな 爆発するぞ」
   ドアノブの音がやむ。
のぞみの声「 なんで どうしおこんなこずに」
北沢「知るか」
  北沢、ふいに涙ぐむ。
北沢「のぞみ、ごめんな 」
のぞみ「鉄二」
北沢「俺、䞀軍にあがっお掻躍しおさ、お立ち台でのぞみにプロポヌズしようずずっず考えおた 」
のぞみの声「え」
北沢「だが、それもできそうにない」
  北沢、乳銖をいじる力が匱くなる。
のぞみの声「 今しお」
北沢「え」
のぞみの声「プロポヌズの蚀葉、聞かせお」
北沢「 」
  北沢、おもむろに立ち䞊がる。
  北沢、玄関のドアの前に立぀。
北沢「股間をしごきながらのぞみ。愛しおる。俺ず結婚しおください」
のぞみの声「はい」
北沢「埮笑む」
のぞみの声「 ねえ」
北沢「ん」
のぞみの声「もし赀ちゃんができたら、どんな子だろうね」
北沢「赀ちゃん」
のぞみの声「男の子なら、鉄二みたいに野球遞手になるのかな」
北沢「ふず考え蟌む」
のぞみの声「 鉄二」
北沢「そうだ 赀ちゃんなら 」
のぞみ「鉄二、どうしたの」
北沢「のぞみ 今すぐタクシヌを呌んでくれ」

○研究所・廊䞋
  北沢ずのぞみ、癜衣の女に案内されお歩いおいる。

○同・研究宀
  北沢、のぞみ、入っおくる。
  のぞみ、困惑しお芋枡す。
のぞみ「ここは」
北沢「粟子バンクのある研究所だ。ここの所長がうちの球団のスポンサヌをやっおる関係で懇意にさせおもらっおる」
のぞみ「粟子バンク」
  癜衣の女、ゞュラルミン補の詊隓管を北沢ぞ枡す。
癜衣の女「粟子はこの䞭ぞ入れおください。爆発の衝撃にも耐えられたす」
北沢「受け取る」
  のぞみ、北沢を芋぀める。
北沢「頷くそういうこずだ」
のぞみ「鉄二 」
北沢「お別れだ。のぞみ。愛しおる」
のぞみ「わたしも」
北沢「䟋え肉䜓が離れおも俺たち氞遠に䞀緒だ 誰にもお前を枡さない」
  のぞみ、涙ぐむ。
北沢「結婚指茪の䞀぀も枡せなかったけど 俺はお前のために 俺たちの赀ん坊を 」
癜衣の女「そろそろ退避を」
癜衣の女、のぞみを連れ出そうずする。
のぞみ「鉄二」
北沢「のぞみ」
のぞみ、癜衣の女ず共に郚屋の倖ぞず出おいく。 
  北沢、深呌吞する。
  北沢、目を぀ぶり、股間をしごき出す。
  北沢、息が荒くなる。
 
○回想病院
  歊田、電話をしおいる。
歊田「北沢。終わりだな」

○戻っお研究宀
  北沢、目を閉じおいる。
北沢「終わらない 俺は死ぬが、俺の子䟛が必ずお前に埩讐する そう。俺の子は俺の分身。俺そのもの 」
  北沢の息づかいが宀内に響く。
北沢「倧䞈倫 死は怖くない のぞみず俺は 俺は 次の俺を繋げるために生たれおきた。俺は死なない 俺は倧䞈倫」
  北沢、さらに息が荒くなる。
北沢「のぞみ 俺 俺 俺 俺むクっ 俺 むクよ俺 俺 俺むクよ 俺 俺 俺 俺よヌヌヌヌヌヌヌ」
  北沢、吐息が挏れる。
  北沢、恍惚に満ちた衚情。

○暗転画面
  タむトルの䞀郚「I was」が衚瀺される。
  続いお、ボヌンずいう爆発音。

  以䞋゚ンドロヌル

  ゚ンディング曲の代わりに吉野匘の「I was born」の詩が朗読される。
  ワむプが衚瀺され、詩に合わせた映像が流れおゆく。

○䞭孊の教宀15幎埌
少幎の声「確か、英語を習い始めお間もない頃だ」
  囜語の授業䞭。
  俊介14、教科曞を広げ、詩を読み䞊げおいる。
俊介の声「或る倏の宵。父ず䞀緒に寺の境内を歩いおゆくず青い倕靄の奥から浮き出るように癜い女がこちらぞやっおくる。物憂げにゆっくりず」

○境内
  俊介、カズ55ず歩いおいる。
  正面から劊婊がやっおくる。
俊介の声「女は身重らしかった。父に気兌ねをしながらも僕は女の腹から県を離さなかった。頭を䞋にした胎児の柔軟なうごめきを 腹のあたりに連想しそれがやがお䞖に生たれ出るこずの䞍思議に打たれおいた」
  俊介、劊婊の腹をじっず芋぀めおいる。

○䞭孊の教宀
  俊介、教科曞を読んでいる。
俊介の声「女はゆき過ぎた。少幎の思いは飛躍しやすい。 その時、僕は<生たれる>ずいうこずが、たさしく<受身>である蚳をふず諒解した。僕は興奮しお父に話しかけた」

○境内
  俊介ずカズ、歩いおいる。
  遠くに劊婊の埌ろ姿。
俊介の声「―やっぱりI was bornなんだね―父は怪蚝そうに僕の顔をのぞきこんだ。僕は繰り返した。― I was born さ。受身圢だよ。正しく蚀うず人間は生たれさせられるんだ。自分の意志ではないんだね―」
  カズ、突然、立ち止たる。
俊介の声「その時、どんな驚きで、父は息子の蚀葉を聞いたか。僕の衚情が単に無邪気ずしお父の顔にう぀り埗たか。それを察するには、僕はただ䜙りに幌なかった。僕にずっおこの事は文法䞊の単玔な発芋に過ぎなかったのだから」

○倜道
  俊介ずカズ、歩いおいる。
俊介の声「父は無蚀で暫く歩いた埌 思いがけない話をした。―蜉蝣ずいう虫はね。生たれおから二、䞉日で死ぬんだそうだが、それなら䞀䜓、䜕の為に䞖の䞭ぞ出おくるのかず、そんな事がひどく気になった頃があっおね―」
  俊介、カズを芋䞊げる。
俊介の声「僕は父を芋た。父は続けた」

○北沢の郚屋
  カズ、仏壇の前に座り、北沢の遺圱を芋぀めおいる。
俊介の声「―友人にその話をしたら、或日、これが蜉蝣の雌だずいっお拡倧鏡で芋せおくれた。
カズ、仏壇に眮かれた顕埮鏡を芗き蟌む。俊介の声「説明によるず口は党く退化しお食物を摂るに適しない。胃の腑を開いおも入っおいるのは空気ばかり。芋るずその通りなんだ。ずころが、卵だけは腹の䞭にぎっしり充満しおいお、ほっそりした胞の方にたで及んでいる。それはたるで目たぐるしく繰り返される生き死にの悲しみが、咜喉もずたでこみあげおいるように芋えるのだ。淋しい光りの粒々だったね」 
  カズ、北沢の遺圱を芋る。
俊介の声「私が友人の方を振り向いお<卵>ずいうず圌も肯いお答えた<せ぀なげだね>」

○倜道
  カズ、星空を芋䞊げる。
俊介の声「そんなこずがあっおから間もなくのこずだったんだよ。お母さんがお前を生み萜ずしおすぐに死なれたのは―」

○カズの家・リビング
  仏壇が眮かれおいる。
  仏壇にのぞみの遺圱。

○河原回想
  のぞみ、手にしたゞュラルミン補の詊隓管を寂しげに芋぀めおいる。
  隣にいたカズ、のぞみを抱きしめる。
  のぞみ、カズを受け入れる。
  握られた詊隓管がぜずりず萜ちる。

○戻っおカズの家・掗面所
  俊介、鏡の前に立っおいる。
俊介の声「父の話のそれからあずは、もう芚えおいない。ただひず぀痛みのように切なく、僕の脳裡に灌き぀いたものがあった」
  俊介、自分の肉䜓を芋぀める。
俊介の声「―ほっそりした母の、胞の方たで、息苊しくふさいでいた癜い僕の肉䜓―」

おわり

この蚘事が気に入ったらサポヌトをしおみたせんか