自己啓発本を読み続けるより実践
大阪で小さいお店をしているふらん(@furafran)です。今回は過去の失敗(?)談を書きます。
僕は大学生の時に、大学内にある図書館で2年間アルバイトをしていました。昔から本はそこまで好きではなかったのですが、その時期から本がとても好きになり、鞄の中につねに1-2冊は本が入っていました。
当時、哲学本とか啓発本をひたすら読んでいました。大学生あるあるかもしれませんが、漠然とした『成長したい』『視野を広げたい』で”自己啓発本を読む事で進んでいる”と思っていました。
ゲームをしていたり、ただ居酒屋に行って飲むよりよっぽど有意義だと。
題名は適当ですがニュアンスとしては、あなたを奮い立たせる100の言葉とか、9つの大切なマインドとか、エンパワーメントを発揮する為にとか。
その時に読んで気分が高揚し、学んだ気になって前に進んでいる感が出るのです。『成長したい』という漠然とした欲求を満たしているだけなのに。
気になった題名の本があればまんまとつられ、読み漁りました。仕事術の本もたくさん読んだと思います。
会社に入る直前までそのアルバイトをしていたので、会社に入ってからノウハウが活きるだろうと思っていました。大きな勘違いでした。
本を読む事でインプットはしているのですが、実践するアウトプットを全然していなかったのです。”知っている”と”出来る”は違うと何かの本で書いていたのに気付いていませんでした。
何もしていないよりは、本を読んだ方が良いでしょう。以前は100冊以上は読んだと思うのですが、今全然読まないのは言いたい事(主張)は似ているなと。そして、目新しい事はほとんど言っていない。
最初どんなものか数冊読むのは良いかもしれませんが、何十冊と読んでも効果が薄いです。自己啓発本読むぐらいなら、何かをやってみて失敗しようがうまくいこうがその"体験"の方が価値があります。
もし今本を読むとしたら『この本を読んだ後にどうなるだろう?』『この本は何を言いたくて、誰目線で書いているのか』『この本に共感しそうな人はどんな人だろう』という所を自分なりに考えるのと同時に
納得した部分や行動で起こせる所は実際に実践してみる事。
こう書いているけど、何で?と疑問が出てくる時もあるでしょう。何も考えずに『そうなんだ』と思考停止してはいけないですね。
知識を増やすより自分で考えられる力、知恵を増やした方が良いです。答えはそこに載っていても『何故?』を言えなければ説得力にも欠けます。
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