【The Article of the Day!】坂本龍一と自分軸
坂本龍一さんが亡くなられて早くも5ヶ月が過ぎようとしていますが、相変わらず各所で昔のインタビュー記事は追悼記事として公開され、再掲載されています。
東工大の教授でいらっしゃる柳瀬さんのFacebookで、当時ご自身が編集者として関わったのこの記事が再掲載されたことを知り読んだところ、2013年の時点で、坂本さんがジョン・スチュワートを紹介していました。
坂本さんは、スチュワートを「アメリカの重しのようなご意見版の知識人」として、政治家が発言する際に緊張感を持たせることができるだけの影響力を持った知識人として挙げていたのです。
というのです。
今だと、ひろゆきさんや成田悠輔さんあたりが該当するのかもしれません。
2013年の当時から米国で活躍しているスチュワート氏は、コロナ禍でさらにその影響力をアップしています。
彼が名声共に実力者として認められた番組「The Daily Show」は、News SatireやNews Comedyと呼ばれジャンルで、日本語にすると「風刺ニュース」や「ニュースコメディ」。
米国のスタンドアップコメディは元々社会風刺を鋭く笑いに変えてしゃべるのがスタンダードなので、日本のお笑いとは少しズレがあるのかもしれません。
現在スチュワートさんは、活動の場をYoutubeやPodcastに変え、さえに影響力を増しているように思います。
2021年から始めたYoutube/AppleTV+「The Problem with Jon Stewart」は100万人を超えるのフォロワーがいます。
昨年、米国人の夫に勧められてスチュワートワールドにすっかりハマった私。ハマるきっかけはこのYoutubeでした。
人選がまず最高。3人のゲストの話しも素晴らしいのですが、スチュワート氏のツッコミが流石なのでした。
政治、仮想通貨、AIまで幅広い議論が繰り広げられていますが、それぞれがそれぞれ高いレベルの情報を持っていながら、自分の意見がはっきりしている。その要約力と自分の物差しトークができるのがすごい。
坂本龍一さんも、音楽家でありながら、新宿高校、藝大と進学する中で、大量の本を読み、多くのユニークな人たちと出会い、そこから自分の考えと軸を持って行動された人。
だからこそ、環境問題へ取り組み、政治にも物申す人だったのです。
坂本さんの著書を読んで、ますます彼の生き方の幅広さに大変影響を受けました。
そういえば、先日ある人と話していて、今更ながら
を感じています。それは、仕事然り、投資然り、資産形成然り、
だって、同じ40代の女性の考える献立でも、「子育て中のママ」と、「一人暮らしのキャリアウーマン」では、作るべきものが違う。
でも毎日の生活において、正直「何も考えなくても、目の前にあることを処理するように生活を送ること」の方が実は簡単だったりします。
小さなことから一つ一つ理由を考えて、行動することってほんと簡単ではない。
でも、自分が本や記事を読んだり、テレビやYoutubeを見る時も、しっかりと「自分軸」を意識して、ただ感心・関心するだけではなく、意見を持つことが必要だなぁと改めて今日この頃です。
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