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農家兼、社長兼、先生...のラジオパーソナリティー?

井手一郎のファーストラビット パーソナリティー 井手一郎様

FUNにラジオ出演のお誘いをくださった井手さん。お話をうかがってみると、二足どころかたくさんのわらじを履いていらっしゃる方でした。農家としてブドウを作り、食品ロスの視点で規格外作物を使った商品の開発・販売を行う企業の社長を務め、さらに高校でキャリア教育の先生もされている...そしてお招きいただいたゆめのたね福岡放送局でのラジオパーソナリティー。今回は、農業・食品ロスを軸に多岐にわたる活動をされている井手さんのラジオパーソナリティーとしての面を深掘りしていきます。

ラジオのはじまり

 もともと地元のFM局などでゲストとしてラジオに何度か出演するなどしていたという井手さん。経営されているROC IA SAGA合同会社で行っている商品開発をきっかけに佐賀のFM局にゲスト出演した際にプロのDJさんから声がいいですねと褒められたんだそう。自分の声について「高いし、女々しくないですか。」と語る井手さんですが、この時ラジオ向きの声だとも言われていたそうで、それを信じてラジオをやってみようかという気になれたのだそうです。

 ラジオにゲスト出演したきっかけも商品開発でしたが、実はラジオ番組を始めたきっかけにも商品開発は大切な役割を果たしていました。井手さんは産学官連携での商品開発を行っており、その過程で主に高校生と一緒になって食品ロスについて考え、開発をされています。学生と一緒に活動をしていくなかで、その活動が教育としてとても意義あることだと気づいたと井手さんはおっしゃいます。学生と企業が一緒になって活動していることや学生が企業に働きかけて活動していることをもっといろいろな方に知ってもらえないかと考え、その時にラジオ番組がひとつの機会となるのではないかと思いラジオ番組を始めるに至ったそうです。

ゆめのたねと井手一郎のファーストラビット

 井手さんがパーソナリティーを務めるラジオ番組『井手一郎のファーストラビット』。これは、ゆめのたね放送局というインターネットラジオ局で毎週月曜日に放送されている番組です。ゆめのたね放送局ではさまざまな方がパーソナリティーとしてそれぞれの番組を持っておられて、内容もそれぞれの個性豊かな番組を作られています。

 そのゆめのたね放送局でラジオをはじめた井手さんですが、番組名の「ファーストラビット」の由来が気になってうかがったところ、井手さんご自身のお名前とも関係が深いとのこと。まず苗字の井手の「井」は囲った形になっている字であり、「手」は出る、だと井手さんは考えられました。そして、井手一郎さんの「一」はそのまま数字の1。「郎」は男を表します。これらから考えた時に井手さんのなかに、「一番に何事もチャレンジする一番の人」という像が浮かんだのだそうです。その像をAKB48の『ファースト・ラビット』という曲に重ね、何事も一番に、思ったことはすぐ行動・チャレンジしていきましょうという意味を込めて、ファーストラビットの名前がつけられました。だからこそ、何かにチャレンジしている人をゲストとして呼びたいという思いが強いのだそう。学生以外にも、アーティストやシンガーソングライターをされている方もゲストとして迎えられているということです。

あとがき

 今回は、短時間で、しかも即席という形にはなりましたが井手さんへの取材を通して、誰かのために活動をされている面が特に印象的でした。学生と一緒に活動することでその行動の学生にとっての教育面での価値を見出されていたり、それを広めるためのラジオであったり、ラジオのゲストの方の活動を広めようという意識であったり。一番にチャレンジする人でありたいと思うと同時に誰かのチャレンジを一緒になって応援できる姿勢がとても素敵に感じられました。今回は詳しくうかがえていない農家としての活動や経営されている会社の活動にも興味がひろがり、さらに深掘りしてみたくなる取材となりました。


井手さんのラジオ番組
ゆめのたね放送局『井手一郎のファーストラビット』
毎週月曜日 17時30分~18時

ROC IA SAGA合同会社 HP


【取材メンバー】
福岡女子大学国際文理学部国際教養学科3年 長咲智子(文責)
福岡女子大学国際文理学部国際教養学科3年 塚本風花
福岡女子大学国際文理学部国際教養学科2年 寺内凛

Written by CHO Sachiko


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