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多摩のおいしい和菓子屋さん ①高幡まんじゅう


今回お伺いしたのは、高幡不動の地で100年を超える歴史をもつ「高幡まんじゅう松盛堂」
関東の三大不動にも数えられる高幡不動尊のすぐそばで、この地を訪れる人々に長年親しまれてきた老舗です。

日野1番の愛されまんじゅう

高幡まんじゅう松盛堂 本店

訪れた日は、高幡不動尊でちょうど毎月の縁日が行われる28日。

参拝客が多く行き交う中、道路を挟んで不動尊の向かいに位置する高幡まんじゅう本店では、参拝の帰りに立ち寄ってまんじゅうを買っていく人の姿をちらほら見かけました。

高幡まんじゅうの歴史は、大正時代にまでさかのぼります。創業は100年以上前の1918年。高幡不動尊の門前に現在の本店を構え、以来、不動尊を訪れる参拝客や地域の住民に愛され続けています。


高幡まんじゅう松盛堂 京王店

こちらは、高幡不動駅に隣接するショッピングセンターの一階にある高幡まんじゅう京王店。京王店では、本店よりも扱う商品の種類が豊富です。

文字通り店の看板商品となっている「高幡まんじゅう」に加え、「ごままんじゅう」や「酒まんじゅう」など、まんじゅうだけでも6種類ほどあります。


1番はやっぱり高幡まんじゅう!

「高幡まんじゅう」は、創業当初からある店一番の人気商品。

国内最大の御菓子の展示会、全国菓子大博覧会にて金賞を受賞した実績もある銘菓です。茶色がつぶあん、白色がこしあんとなっています。

薄めにつくってある表面の皮はしっとり・ふんわりしていて、一口目の食感が柔らかいです。中のあんこも優しい甘さになっていて、とってもおいしい!


1本1本丁寧に焼いたお団子

ここのお団子は、食べたらスーパーで3本100円で売っているお団子との違いが分かると言われましたが、食べてみると本当に違いを感じました。ただ柔らかいだけじゃなく触感がしっかりあって、食べ応えのある優しいお団子です。

上の写真は、みたらし、紫芋あん、ずんだあん、檸檬あんのお団子となっています。店頭では全部で約10種類のお団子が販売されており、帰り道に気軽に立ち寄って買っていきたくなります。

このカウンターの奥で1本1本焼いてくれます


個人的には、スーパーとのお団子の違いはみたらし団子を食べた時によく分かりました。よく食べているからでしょうか。気になる方はぜひご試食あれ。


季節限定の変わり種も!

京王店では、高幡まんじゅうやお団子など定番商品のほか、他の店舗では販売していない季節限定の商品も販売しています。

夏は、暑い時期にうれしい水ようかんや、写真のようなあんことコーヒーが層になった「あんコーヒーゼリー」など、変わり種の和菓子も販売されていました!。

秋の限定商品は、芋ようかんや大粒の栗を中に入れたドーナツが販売されているそうです!まさに秋のスイーツですね🍁


高幡まんじゅうさんへインタビュー

今回は、京王店の店長さんにインタビューさせていただきました。
ご協力いただきありがとうございます!

Q. 商品へのこだわりはありますか?

A. 高幡まんじゅうの工場で作っているものはすべて保存料をいっっさい入れていない、安心安全なお菓子です。だから、アレルギーをもっているお子さんでも安心して食べられます。日持ちはあまりしないし、値段も少し張るけど、その分、味と質は保証できます!

Q. どんなお客さんがよく来られますか?

A. 駅からのアクセスがいいからか、夕方くらいになると仕事帰りの方や親子で来店される方が多いです。あとは、学校帰りの学生さんがお団子を帰りに買って食べていくことも多いですかね。

Q. イチオシの商品を教えてください!

A. 私はやっぱり「高幡まんじゅう」です。勤め始めた頃は本当に毎日のように食べてましたけど、全く飽きがきませんでした。この甘すぎない素朴な味が昔も今もずっと大好きです。若い人から高幡不動にずっといる人まで、いろんな人に楽しんでもらいたいです。


店舗情報

・高幡まんじゅう松盛堂 本店
場所:東京都日野市高幡1−1
営業時間:10:00〜17:00

・高幡まんじゅう松盛堂 京王店
場所:東京都日野市高幡128−5
営業時間:10:00〜20:00

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