【レポート】D.LEAGUE CHAMPIONSHIP by濱松虹心&榊原樹里
日本発のプロダンスリーグ
「第一生命 D.LEAGUE 23-24 REGULAR SEASON CHAMPIONSHIP」が、有明・東京ガーデンシアターにて2024年6月9日(日)に開催されました。
現地で観戦した濱松虹心さん、榊原樹里さんによるレポートです!今シーズン最後のレポート。ぜひ最後までお楽しみください!
ー榊原樹里レポートー
1st Trial Match
【FULLCAST RAISERZ】
RAISERZさんは、This is KRUMPというテーマで最初音無しのセリフだけから始まり、いよいよCSが始まるスタートの合図のような感じがしてワクワクしました、そこからKRUMP特有の腕を振る動きで迫力満点でCSのスタートにはもう十分すぎるくらいの迫力を感じました、そこからその勢いを切らさず技などを挟みながら進んでいき、間にソロも入っていて歌詞をすごくとっていてかっこよかったです、そしていきなり音のニュアンスが変わり衣装からも感じていた兵隊のような過去にも作品で見たことのある足を踏み鳴らす動きで構成された踊りで雰囲気が変わりとても見てて面白かったです、最後にはやはりRAISERZさんといえばこれというThe KRUMPという感じで進んでいき最後は終わったかと思わせてもう一度最初にやっていた腕を振るような動きで始まり畳み掛けてきて迫力がとてもすごすぎました。
とてもかっこよかったです。
【KOSÉ 8ROCKS】
8ROCKSさんは、和×breakinというテーマで前DirectorだったIsseiさんもSPで入っていて王道攻めでCS最初を始めるという気合をとても感じるテーマとメンバーだなとまず思いました、作品は、最初YOUTEEさんのスキルフルな音取りから周りの連動からスタートしてRAISERZさんとはまた違う落ち着いたスタートでドキドキするような始まりでここからどうなるのかなと思っていた途端いきなりYU-KIさんの高速バク転が始まりいきなり技が出てきて驚きがとてもありました、そしてSPであるIsseiさんのアクロバットからしっかり始まりここからすごいのがいっぱい来るんだろうなとワクワクしました、ここからどんどん技が出されていて、他のチームにはない技のクオリティと音に合った技ばかりで驚きが常にある感じの作品でした、瞬きしたらもう次の技とこんなにも途切れずやりきれるスキルの高さと基礎力の高さがとてもすごいなと感じ、ラストはSPであるIsseiさんの音は目と後ろの技とRAISERZさんとはまた違う畳み掛けがありとても面白い作品でした。
2nd Trial Match
【DYM MESSENGERS】
DYMさんは、今回のテーマはDon't wanna stopというテーマで日常から溢れるダンスの生活を表したような作品テーマで、最初リーダーのFoolさんが椅子に座っているところから始まりピアノの音からカラフルな衣装で全員が派手に登場し、ドラムの音でキャッチーなフリで見てる側も音に乗ってしまうようなスタートダッシュで、そこからピアノの音で早いフリから、ほんとにセッションのような途中途中にナチュラルにソロをやってナチュラルにフリに入ってという繰り返しがあり、怒涛の流れではあったのですがとても見やすく自然と楽しく見てしまうような作品で一人一人の短いソロなのにも関わらず短いソロでもとてもかっこよく、途中の椅子をスライドさせてYu-mahさんの椅子に座りながらのソロで世界観を崩さずいつものDYMさんのダンスの根本の楽しさがとても引き出された作品で見飽きず楽しく見れるのにダンスのスキルもフルで見れるという他のチームではなかなか見れない作品でとてもかっこよかったです。
【Valuence INFINITIES】
INFINITIESさんは、今回Floor Partyというテーマで最初照明のピンスポで一人一人順番に自分のジャンルで音を取っていき、少し民族のような感じでまさにテーマでもあったFloor Partyの通り全員が楽しくダンスではしゃいでるpartyのようで最初とてもワクワクとした気持ちになりました、フロアーのいろんな形で音を取り個人的には途中トップロックで2列で踊っているところがとてもシンプルだったのですが、見やすくかっこよかったです。
DYMさんの作品とどことなく似てる感じでこの試合に合わせてきたのかなと少し自分の中で思いそれも含め見れてめちゃくちゃ面白かったです、DYMさんとはまた違う荒々しさがありどっちもストリートで戦ってきたチームなのでDYMさんとはまた違う泥臭さがありこっちではよりダンスの中でやっているpartyという感じがしてとても見ていて面白かったです。
1st SEMI FINAL Match
【KOSÉ 8ROCKS】
8ROCKSさんは、踊心というより音楽に乗せたbreakinでダンスゴコロという心からダンスを楽しむ作品ということで、Taichさんのソロ始まりでソロと言っても激しいソロではなく音をしっかり見せるような聞かせるようなソロでとても最初から引き込まれました、そして照明がつき全員フリーズでポージングを取り素直にかっこよさを止まった動きで感じましたここからYouteeさんのいつものスタイルパワームーブではない立ちの動きで見せる動きからReimiさんとの2人でのbreakinの中でも激しくない振り付けでめちゃくちゃかっこよさがすごかったです、ムーディな雰囲気の中でクオリティの高い技ばかりでしかも音も取りながらやっていてなんだこの作品という常に引き込まれ続けるような感じで進んでいき、最後はトランペットのような音でトップロックでYouteeさんの得意なスタイルで突き進んでいきまさに踊心、テーマ通りの楽しくすごい作品だったと思いました。
【CyberAgent Legit】
Legitさんは、The Truthというテーマで目的目標を真実にするというコンセプトというよりかは信念を描いたような作品ということで、最初斬新な逆さまの状態で1chさんがKRUMPをしていて斬新すぎておどろきでした、そこからエアチェアグライドしてる途中から照明がつくというこれもまた斬新で驚きました、そこからシンセのような音が入りピラミッドでグルービーかつスピード感もあり質感もあるというスキルフルすぎるフリで、「Legitきたー!」って感じがしてとてもかっこよく思いました、人が動いて構成を見せるわけでなく体のラインで構成が見えるという他のチームではなかなかないなと思いました、機会音で曲も構成されていて、ずっと音ハメしている感じで怒涛の音ハメが続いていきそこから少し音が明るくなり全員が動きが繊細なのに大きい動きをするというこれもまたスキルフルならことをしていて、この作品はLegitさんのスキルの高さを最大限に出された作品でとてもかっこよかったです。
2nd SEMI FINAL Match
【DYM MESSENGERS】
Dymさんは、What is danceというテーマで他のチームよりDymさんは特にダンスが好きなんだろうなと伝わるチームでその好きな気持ちを作品に乗っけたということで、最初照明で少しクラブのような雰囲気でスタートして、これもまた怒涛のソロで雰囲気を失わずやっていてノリながら見てしまうような雰囲気で、そこから全員で揃ってキャッチーなフリで移動しながらフリをやっていて音との調和がすごくバランスよくワクワクドキドキとかではない、また新しい何かを感じるような雰囲気でした、そして途中で全員がグラスを持ち乾杯をして踊り出すというまさにストリートならではのPartyを見てるようで、最初の作品とは違うまたよりダンサーのPartyという感じで見ていて知らない世界を見てるようでとても面白かったです、Lockinと曲のバランス全てがほんとに良くて、見てて気持ちよくなるような作品で常にキャッチーなのに独特というすごいバランスでもう新しい感じがしてとてもかっこいいなと思いました。
【KADOKAWA DREAMS】
DREAMSさんは、等身大の自分達というテーマで自分達のできる全てを生かした作品ということで、最初何かの象徴のような像のようなが出来ていて壮大な始まりでゾワッとするようなスタートでした、そこからアクロバットの着地と同時に始まり、神秘的なスタートでフリも激しくはあるのにどこか何かを考えてしまうような振り付けで目が離せない状態になりました、そして途中のSatukiさんの1人で音を取り始めたと思ったら曲に歌詞が入っていき日本の伝統かのような雰囲気を感じ、特に驚いたのが照明がまるで足跡のように付いていきそこに進んでいくところがとても驚きでした、歌詞がなくなると同時に青い照明に変わり一気に狂気的な感じになりとても引き込まれました、その中で青い照明になる瞬間の技とその後も技の連続が続きその中でも雰囲気は崩さずだんだんと強くなっていく感じがして王者の貫禄が作品から伝わりとても神秘的なのに強い作品であっという間に終わってしまったという感じの作品でした。
FINAL MATCH
【KADOKAWA DREAMS】
DREAMSさんは、ONEというテーマで段違いのチーム力という言われなくても今シーズン何度も感じたチーム力を生かした作品ということで、最初Minamiさんの立ち姿でそれ以外のメンバーが後ろ姿でハンドサインを掲げてるスタートでいよいよFINALだと思わせる見ている人たちも鳥肌が立つようなスタートで、DREAMSさんがやっていたいかついかっこいいhiphopで力強さを表現されていて、そこからBPMが上がり冷静に沈着に強さを表現したフリでやはり技もクオリティが高くそこで入れるんだというタイミングだったり予測できない技の連発がもう決勝にはこれでしょというような感じでハラハラドキドキでもう最高に見ていて面白かったです、途中のTSYさんのダブルバックは人に投げられてやっていて初のD.LEAGUEで見た技でとても驚きがすごかったです、曲も最高でDREAMSさんの良さ強さが全部出ていて本当に最高の作品でした。
【CyberAgent Legit】
Legitさんは、All for goldというテーマで今まで積み上げてきたものそしてレギュラーシーズン勝ちまくったこの経験で質感とチームの結束力を見せる作品ということで、優勝を掴みに行くような形に表情からスタートしテーマ通りゴールドの衣装で、まるでトロフィーを表してるかのような始まりで、Legitさんの得意なpoppinでスタートし、構成力そして質感転調のタイミング全てが今までのLegitさんの総集編を見ているようで、技といいタイミングもよくこちらも最高にワクワクするような作品でした、そしてやはりずっとスキルフルでこのチームはスキルはずば抜けているなと思わせてくれるような作品で、勢いを切れずLegitさんのコレオグラフのレベルの高さ決勝ならではの、特別なことをやるとかではなく自分達の根本を全て出してきたという感じで締めくくりといい決勝戦にはもってこいの作品でとてもかっこよかったです。
おすすめ今シーズン作品!!!
私が今シーズンで特に好きな作品5つ紹介します!
・Benefit one MONOLIZ round2 【Fetters (足枷)】
・FULLCAST RAISERZ round6 【Our Turn】
・avex ROYALBRATS round12 【sick】
・DYM Messengers championship Trialmatch
・KADOKAWA DREAMS round14 【JUST BEGUN】
ー濱松虹心レポートー
23-24 REGULAR SEASON CHAMPIONSHIP
勝ち上がった6チームのCS作品全てが凄く良かったです!!毎シーズンCSが1番楽しみで、どのチームが上がるかわからないからこその楽しみとどういう作品を作ってこられて、どう当ててくるのかが楽しみで仕方ないです!roundで勝っていても決勝で負けてしまう可能性もある。負けていても優勝する事もある。これが楽しいんです!!このチーム強いから勝つだろうなぁ。と思っていても、どうなるか分からないのがCSの醍醐味!チームによっては3作品用意しなくてはいけない。など沢山の葛藤があった中で、6チームの作品一つ一つ良すぎました。。
【CSの中で最も見て欲しい作品】
Champion shipで6チームの内特に見て欲しいのが、KOSE 8ROCKSさんのTRIAL MATCHです。ISSEIさんのcomebackが激アツなんです🔥D.LEAGUEの開幕から2年間ディレクター兼ダンサーを務めた方です!最っ高な作品で終わったあとのMCも一気にHAPPY雰囲気全開で最高です、。
【24-25season】
新規参戦チームが1チーム加わる事が発表されました!計14チームになる24-25seasonは、一体どうなるのか!そして、チームを移動する人が出てくるのか!!今回も色々なことが楽しみですね。1番は、新チームがどういうメンバーを連れてくるのか!来シーズンもドキドキですね。。
Awards SHOWも誰が受賞されるのか!私の予想は、TAKUMIさんは何かしらの賞を受賞されると思います!ほぼ毎ラウンド出場されていて、MVDも取られているからです!!色々な賞があると思うのでそこも楽しみですねっ!!
CHAMPIONSHIPの様子(写真)
FUN'RISEから一言
今シーズンも、熱い戦いと、沢山の素晴らしい作品を見せてくれた選手・関係者の皆さんに感謝です!
年々盛り上がりを増していくDリーグ、年々チームが増えていくDリーグ、まだまだ進化していくDリーグ…来シーズンも楽しみです!
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取材・執筆:濱松虹心&榊原樹里
編集・執筆:FUN’RISE ryo:
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