先生と私_第19話「愛嬌について」
先生
男性が偉そうに語ってる時、それはもう既に愛嬌のある女性の方が上であることを女性はもっと理解したほうが良いです。
私
なんですか急に。というか先生はいつからスナックのママになったのですか。
先生
スナックのママではありません。「ジェンダーを極めし者」と呼びなさい。
私
調子にのらないでください。
先生
私が言っていることはヒューリスティック的なことではなく真理です。男性は偉そうにしたり他人を馬鹿にしたり暴力的になることで甲斐性を見せマッチポンプせざるを得ない生き物なのです。
私
はあ(どうでもいい
先生
よく誤解されることなのですが「愛嬌=馬鹿」ではありませんよ。そうですね、愛嬌の最強形態を例えるならば、赤ちゃんですね。
私
え、どういうことでしょうか。
先生
赤ちゃんを見て「こいつ馬鹿だなあ」と思う人がいないように、赤ちゃんは大半の人にそれを共通化させているということです。良好なコミュニケーションを保つためには、相手がどういう反応を求めているかを考える必要がありますが、それは千差万別でとても難しいのです。しかし、赤ちゃんはそれを全て同じに出来るので最強であるという訳です。
私
なるほど。
先生
まあでも「他者からどう思われたいか」これが全てですのでみんな自由に生きれば良いと思います。
私
一体何がしたかったんですか。
完