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No.1  処女作とお試しの法則

1.はじめに

記念すべき1本目の作品になります。
ただ形式をどうするのか悩んでいます。
冒頭に引用元のセリフを書いてから自分の作品を書くのか。
それとも自分の作品を書いてから引用元を書くのか。
少しの間試しながら形を探りたいと思います。
引用元の作品紹介とかは別の記事にしたいと思います。

2.引用元

「ビックバン・セオリー」 
第1話 オタク青年4人とセクシーな美女の法則 より

あらすじ 
レナードとシェルドンは大学の物理学者で、アパートで同居中。
そんなある日、向かいの部屋にセクシーな女性、ペニーが引っ越してくる。
ペニーに一目ぼれしたレナードは、彼女のためにシェルドンとともに元カレからテレビを奪い返してもらうよう動く。
ただ肉体的にも精神的にも圧倒された彼らは、アメリカ定番のいじめとしてズボンを引っぺがされてすごすごと帰宅することになる。
帰り道、レナードはこの一件を振り返り自分が下半身で物事を考えていたことを認め彼女を諦めることをシェルドンに伝える。

~以下、セリフ~
レナード:ただいま
ペニー:やだ何があったの?
レナード:元カレがよろしくって。あとは見ての通りだ
ペニー:2人にならひどいことしないと思っていたのに
レナード:そう思うのは当然だよ
シェルドン:彼女を忘れすはずだろう?
ペニー:感謝しているわ。私のためにありがとう。あなたたち最高。
    財布を取ってくる。夕食はおごらせて
レナード&シェルドン:ありがとう

~ペニーを見送る2人~

シェルドン:忘れる気ないだろう?
レナード:僕らの子は賢い美人だな
シェルドン:想像上ではね

3.ショートショート

上のセリフをオチになるようにちょっぴり切ない物語書いてみました。

題名:最後の朝


カーテンを閉めたはずなのに朝日が差し込む。
昨日の夜の当てつけにちがいない。私だってわがままを言っていいはずなのに。

ベッドから起き上がってワッフルの匂いがするのに気づいた。
元々は私が彼に教えたのだ。最近自分の得意料理のように振舞うのはどうなのだろうか。
私がそれを食べて美味しいと言っても、それは彼に対する称賛なのかそれとも教えた私の自画自賛なのだろうか。
美味しいことに間違いないのでどうでもいい。
砂糖の量が少なければいいなと思いながらキッチンに向かった。

おはようといつも通りに言われたので私も返した。
28の男がお尻を振りながらワッフルを焼いているのは滑稽だった。
コーヒーは用意されていたのでミルクを少し入れる。
彼の分を入れようか悩んだが朝の仕返しとしてそのまま冷蔵庫にしまった。

彼の荷物が玄関にあるのが見えた。
こういうところだけはちゃんとしている。
そうなってくると出会った時は会計士だと嘘をついていたのか疑問になる。
迷彩柄のズボンをはいていたというのに、賢くみせたかったのだろうか?
それともマッチョな会計士だと言えば誰でも落とせるとでも思っていたのだろうか?まんまと引っかかった私が恨めしい。

焼きあがったワッフルが出された。今日はハニーの量が少ない気がする。
その代わりフルーツ盛り合わせもあるので豪華な朝食だ。
アフガンでワッフルやフルーツは食べれるのだろうか。
彼は座った後、すぐ立ち上がって冷蔵庫に向かった。

ミルクを注ぎながら彼は言った。
「僕のことは忘れて。僕も忘れる。」
「忘れる気ないでしょう?」
「僕らの子は賢くて美人さ。」
「想像上ではね。」

ワッフルもフルーツもしっかり食べ終わった後、
彼はいつも通りにいってきますと言ったので私もいつも通り返した。

4.あとがき

処女作なので正直緊張気味ですね。
何よりも自分がやりたいことを理解してもらえたでしょう?
ドラマのセリフを利用して全く別の作品を作るの面白いと思うんですがどうでしょうか?
自分の作品が面白くないというのは一旦置いといてくださいね。
面白くないでも法律的に問題あるとかでもいいのでコメントいただければ嬉しいです。

以上、よろしくお願いいたします。

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