見出し画像

僕の仕事

僕の仕事はミュージシャンです。
サックスという楽器のプロとして活動しています。
サックスを演奏するというメインワークを軸に、時にはフルート奏者、トランペット奏者、キーボード奏者に一時的に扮する時もあります。これをマルチプレイヤーと呼んだりします。
その他、自らのバンドはもちろん他のアーティストや企業様からの依頼も含めて、作曲家、編曲家という立場になることもしばしば。
そして、自分の持っている知識を他人に享受する、先生や講師などの教育者になることもあります。
単にプロサックスプレイヤーといっても、それを極めていく過程で身についていくアビリティをバラ売りすることにより肩書きが増えます。
現状持ち合わせているアビリティを習得するきっかけは、やはりサックスに起因するので、メインワークはサックス奏者ということになるんだと思います。

さて、ここまでは多くのミュージシャンが肩書きとして持っていることが多いですが今日はそんな話はどうでもよいので、(本当はどうでもよくないので、これについては別の機会に記事を書きます!)
それ以外に山﨑はどんなアビリティを持っているの??というところに焦点をあててお話をしたいと思います。
ミュージシャンとして仕事をする場合、観客と演者、もしくは音楽を必要とするクライアントと制作者という演奏技術や制作技術を提供するということを前提とした関係でお仕事を受けることが多いのですが、僕の場合もうひとつの顔をのぞかせることがあります。(必要とされた時のみ)
それはざっくり言うと部分的なコンサルタント業務です。その意味は多岐に渡りますが、平たくいうとイベントなどの出演依頼があったときに、より円滑に、且つ低コストでクオリティの高いものを観客にご提供できるよう、イベント制作の最善の方法を導き出しそれを主催者に提案します。(意外とこれができないミュージシャンが多いです。別にできることが善、できないことが悪といっている訳ではありません。普通できません。)

音楽イベントが行われる場合、大抵以下のような複数の業者が絡んでいます。
主催者、制作会社、音響会社、照明会社、舞台設営会社などなど
他にもイベントによって様々ですが、規模が大きくなればなるほど関わる業者さんの数は増えます。
僕はこの複数ある業者さんとの連携や、その業者さんを依頼するにあたって主催者さんが準備しなければいけないことの説明を行ったり、もしくはその一部を請け負ったりします。
小規模な現場であればそれほぼ制作会社の仕事じゃん?ってところまでは請け負ったりします。ここに僕のニーズがあると思っています。
イベントを行うときの企画立ち上げから本番までのスケジュール感や、スタッフさんの仕事の順序などある程度理解しているので、建設的にスケジュールを組むことが可能ですし、主催者さんに説明もできます。
実際主催者さんってイベントがどうやって動いているかちゃんと把握している人はごく僅かですからね。その足りない部分のお手伝いを末端のミュージシャンが行ってるというわけです。

僕の仕事のひとつに市民ビッグバンドを指導するという年間契約のお仕事があります。(The Polar Star Jazz Orchestraというバンドです。気になる方は是非チェックを!)
普通であれば決められた練習日に伺い、決められたリサイタルまでにバンドクオリティを向上させ成功するように指導することが主な任務です。
僕はここでは「講師」という肩書ではなく、「音楽監督」という立場で仕事をさせてもらっています。
要は主催者さんと相談しながら、バンドにまつわるほぼすべてのことを有識者として意見し、企画制作に携わります。
楽曲セレクトや練習指導はもちろんですが、練習スケジュール管理、新規メンバーのオーディション企画制作、イベント出演依頼があったときの雑務処理(書類作成や現地音響スタッフとの打ち合わせなど)、出張演奏先でのメンバーのアテンド、メディア取材があったときの応答、リサイタルの内容提案、リサイタルゲストミュージシャンの提案・決定・誘致、リサイタルでの舞台監督、起こってしまったトラブルシューティング、などなど数えればやっていることはキリがないですが、バンド運営に必要なことはほぼやってます。
やっていないことと言えば予算確保&管理ぐらいです。(実は一番これが苦労する仕事ですがw)

これは一例ですが、実はこの一連の作業を一年間の流れに落とし込んで団体を運営しようと思うと結構な経験値が必要です。相談したり、業務依頼したりするコネクションも大事ですしね。
自分がこれまで歩いてきた環境の中で出会ってきたミュージシャンのコネクションも大切ですが、業者さんとの信頼関係も同じくらい大事にしてます。

なかなか裏側の話なのでわかりにくい部分も多いかもしれませんが、要するに演奏することだけが僕の仕事じゃないよってことです!(超簡潔!)
思えばリーダーワークを行うことが幼少期から多かったように思います。
そのすべての経験が今の僕を形成していると思うと、これまでに関わっていただいたすべての人に感謝してもしきれません。
今後仕事ぶりでお返ししていこうと思います。

スキを押してもらえると、筆者は大変喜びます。
そしてサポートされた日にゃ、三日三晩踊り狂います。

あなたにとって有益な情報であれば、ぜひサポートをお願いします!!!