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北鎌倉にある葉祥明美術館が好きだ、という散文

葉祥明先生の絵、言葉、もとい、北鎌倉にある葉祥明美術館が好きだ。

「忘れかけている大事なこと」っていう感覚があって、年々その感覚も薄くなってるけど、この美術館に行くと限りなく思い出せそうになる。

建物に思いを馳せる

葉祥明美術館は、美術館自体が絵本のような設定になっている。

北鎌倉の葉祥明美術館は、それ自体が一冊の美しい「絵本」です。
画家で詩人の父親と、優しい夫人、そして10歳のリラちゃんと5歳のクロードくんの一家が、かつて住んでいた洋館というイメージでつくりました。

最初に訪れた時、上記のような設定だということを知らずに、実際に昔お金持ちの外国人の家族が住んでたんだと、当時の暮らしに思いを馳せてた。

脱線するけど、昔お金持ちが住んでた家の当時の暮らしっぷりに思いを馳せるの好きだ。
ジブリ映画の「思い出のマーニー」的な。
鎌倉の建物でいうと、鎌倉文学館もそのような楽しみ方ができてお気に入りだった。
鎌倉文学館は2027年3月まで改修工事中。改修工事が終わって、今まで耐久性の関係で入れなかった3階に入ることができるようになるとすごく嬉しいが、、どうかな。

話を戻して、、、

葉祥明先生の絵や言葉の好きなところ

葉祥明先生の絵は、この世なのか、あの世なのか分からないメルヘンチックな雰囲気がある。
あの世がこんな感じだったら良いなぁ、とか、この世にもこんな場所があるんだったら行ってみたいなぁ、と思い馳せながら楽しめる。

初めて見た時に驚いたのが、絵の中の世界がとても綺麗なので、相対的に自分の心が荒んでるのがわかった。自分の心に砂嵐がザーって流れてる感覚。

葉祥明先生は詩人でもある。美術館には言葉も展示してあって、忙しない日常で忘れてしまう大切なことを思い出させてくれる。

ポストカードや本もいくつか買った。デスクの脇に置いておいて、心が荒んだ時に見て意識を飛ばしている。

美術館自体は今日までで計4回ぐらい行ったのかな。
直近はご本人のトークイベントに行った。初めて生で見て、気さくなおじいちゃんって感じだったけど、世の中の問題を捉えてこれらた鋭さもあったな。

最後に

美術館はアジサイ寺で有名な明月院までの通り道にあって、その小道もすごく良いんだよね。小川が流れてて、緑があって。リスもいるよ。

「忘れかけている大事なこと」は多分、子供の時のワクワクや、優しさとかなんだと思う。葉祥明先生自身、子供の頃のそのような気持ちを作品に載せてたりするからそう感じるのかな、と勝手に妄想。

これからも定期的に行きたいである。

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