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投資はするべき?しないほうがいい?【凄腕マーケター廣田が答えるシンプル思考】シリーズ⑤

皆さんこんにちはファンク編集部です。今回は凄腕マーケターであり、株式会社ファンクの代表である廣田章氏に「投資はするべき?しないほうがいい?」をテーマにお話を伺ってきました

食料品の相次ぐ値上がりや燃油高、社会保険料の負担増加などの影響で、日々の生活に影響が出始めている今日。収入が増えていないのに支出は増えていくばかり…そんな中、サブスクの解約や節電・節水で少しでも支出を減らそうとしている方は多いですよね。

また、支出を減らすだけではなく、収入を増やすことに注力するようになった方も多いはず。さらに日本政府や現政権も『貯蓄から投資へ』や『資産所得倍増計画』というスローガンを掲げて、投資や資産運用を国民に勧めはじめました。

とはいえ、「資産運用ってどうやるの?」「そもそも投資ってやった方がいいの?」と思う人が大多数でしょう。興味はあるけれど、投資や資産運用についてほとんど知らないという方に、本記事では、まず最初に行ったほうがいいことや、気を付けるべき点をご紹介します。

それでは、インタビューの様子を御覧ください。


投資はするべき?しないほうがいい?

Q.近頃、政府が国民に投資を促したり、学校で投資のやり方を教えたりするようなりましたが、廣田さんは一般の人も投資をするべきだと思いますか?それともしない方がいいと思いますか?

僕としては、投資はした方がいいと思います。
逆をいえば、”投資をしない”という選択をする理由が知りたいくらいですし…!投資をしない人には「なんでしないの?」と聞きたくなりますね。

ただ、おそらく多くの人は投資をするか、しないかではなく。それ以前のやり方が分からないとか、投資の勉強をするのがめんどくさくて、投資をしていない(できていない)のだと思います。

だから苦手意識や、億劫な気持ちは抑えて、自分の資産について一度じっくり考えてみてほしいです。

「投資を始めたい!」と思ったときにするべきこと

Q.では投資を始める決意をした人は、まずは何から行ったらいいでしょうか?

まずは
①情報収集やお金や資産、投資についての勉強をする
②「何のためにいつ何がどれくらい必要なのか」という、お金・資産を増やす目的の整理を行う
この2つを行う必要があると、僕は思います。

ただ、資産を増やすと一口で言っても、何を増やしたいかによって集める情報も勉強する内容も異なります。例えば土地という資産を増やしたい場合、”土地とは何か”から調べたり、勉強したりしないといけないし。お金を増やしたいのであれば、”お金ってそもそも何なんだろう”っていうのを理解しないといけないんです。

自分が増やしたいもの(増やしているもの)が何なのか分からないっていうのは、意味が分からない状態ですからね。「え?そこから」と思う人もいらっしゃるかもしれませんが、こうした根本的な学びこそ、投資を行う上ではとても大事なのだとお伝えしておきます。

ーー「お金とは何なのか」ですか?

そう、通貨=お金という認識でいると、お金に振り回されてしまうと僕は思うんです。

もっといえば、通貨って色々な種類があるので、お金の種類についてもしっかりと勉強しておいた方がいいでしょう。

あとは、お金ってどうしたら増えるのか、についても考えてみてください。

ーーお金を増やす方法ですか…?例えばですが、働く時間を増やせば、収入が増えて手元のお金を増やせると思います

それは労働によって対価(お金)をもらうということですよね。

お金を増やしたいんですよね?であれば、単純に数を増やすために、1万円札をコピーしたらダメなんでしょうか?

ーーええ!?それは日本の法律に反するので絶対ダメですよね

もちろん、法律でもダメなんですが、お金というものは、たくさん作ってはいけないものなんですよ。だって作り過ぎたら、”お金”の価値が下がってしまいますから。

(突飛な質問を投げかけましたが)つまり、お金って価値が変動するものだいうことが分かっていただけましたか?

ーーはい。こうして会話をしていると、自分がお金に関して無知だったことがよく分かりました。投資を始める前には、こんなにも色々と”お金”というものについて学んだり、考えたりしなきゃいけないんですね…!

そうなんです。ただもちろん、お金についてしっかり学んだ後は、次に「為替って何?」、「一番強い通貨ってなんなの?」「株価とは?」という勉強も必要ですよ。

こうしたことが全く分かっていないのに、FXとか、株式投資をするっていうのは、失敗に向かって歩いていくのと一緒ですから。

だから投資をする(行動をおこす)前には、大変ですが、ちゃんと勉強をしましょう!こうした根本的な勉強をしていないと、投資についての会話もできないですし、それで正しい選択(投資)ができるがわけがありませんからね。

Q.では、お金についての勉強ってどうやったら(どこで学んだら)良いんでしょうか?

本当は、中学校や高校の社会や公民の教科書に乗っているので、それで勉強したらいいと思うんですが…大体の人は今は持っていないですよね。

だから、僕は「投資を始めたい」という相談をされたときは、まずAmazonなどで購入できる、社会に関する基礎教材を紹介するようにしています。

投資を始める際の注意点

Q.投資を始める際に気を付けたほうがいいことや、注意点はありますか?

僕は、投資の際に気を付けなくてはいけないことは3つあると思っています。

1つは、借金をしてでも投資をしようとしてはいけないということです。投資はあくまで余力資金で行わないといけません。だって、借金をしてお金を増やせるのであれば、皆が借金をして投資をしているはずじゃないですか。ですが現実はそんなことないですよね?借金で投資をするということのマクロ的な結果は、殆どの場合で失敗しているんだと思います。

2つ目が、基本的には集中投資ではなく、分散投資をするということです
勝率を上げることに注力するよりも、未来のことは誰にも分からないので、リスクを分散させることでトータルリスクを下げるのが基本だと僕は思います。どのサービスも投資対象も、基本的にはリスクを避けることはできないですからね。

3つ目が、広告や人の話を含めた金融の情報というものは、信ぴょう性が低いと思った方がいいということです
これはすごくシンプルですが、地球上にあるお金の量は決まっていますよね?だから、お金儲けが絶対にできる投資話があるとしたら、それを人に教える必要ってないじゃないですか。ではなぜ、投資の話を(セミナーやSNSなどで発信)する人がいるのかっていうと、投資と違って人にやり方をレクチャーする方が確実に儲かるからなんです。しかも、その内容が正しいかどうかなんて、投資をこれから始めたいと考える人には分からないですから、中には適当な情報を発信している人もいるでしょう。場合によっては、仲介料を取られてしまう、なんてこともあるかもしれません…!だから注意が必要なんです。

凄腕マーケターが答える「投資はするべき?しない方がいい?」のまとめ


経営者として、また凄腕マーケターとして活躍されている廣田氏が答える「投資はするべき?しない方がいい?」のお話はいかがだったでしょうか。

投資というものに今まであまり縁のなかった方も、昨今の物価高や不景気な世の中をみていると、将来について不安が募っていきますよね。インタビュアーも、投資をしてみたいと思いつつも「日々の仕事が忙しい」とか「投資の勉強って難しそう…」と中々動き出せなかったのですが。今回の廣田氏のお話を聞いて、やはり今こそ行動に移すべきなのかなと思いました。

この記事を読んでくださった皆さんの、投資や資産運用を始めるきっかけにもなれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
 次回のファンク記事もお楽しみに…!

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