見出し画像

飲食店で失敗しない職場の選び方について(下調べ編)【その3】社員で入社するかアルバイトで入社するか

社員で入社するか、アルバイトで入社するか

勤務形態には社員とアルバイトがあります。どちらで入社するかで今後の職場ライフが変わってきます。両者を比較しましょう。

1 勤務形態 2 出世、キャリア 3 複雑な人間関係

1 勤務形態 

社員 月月の休みが何日と決まっていて、それ以外の日は出勤します。時間はシフト制です。月に何時間働くかはお店によって決まっています。法定労働時間(月170時間程度)を超えることが想定されていますので、残業代(1.25倍)が出るかは大切なチェックポイントです。実際どのくらい働くのかも、月180時間そこそこから300時間以上働くところまでお店によりますので確認ポイントです。

アルバイト 自分の希望時間を事前に申告し、希望通り、削られる、増やされる、の関係にある雇用形態です。こちらも法定労働時間を超えたら残業代がでるか確認ポイントです。そのほかに、どれだけ社員並に労働基準法上の待遇が整備されているか、確認ポイントです。

労働日数(お給料)が保証されているのが社員。自分の時間を自由に組めるのがアルバイトです。デメリットは逆で、自由な時間が少なく、人手不足のときに休日出勤があったりするのが社員。労働時間が保証されていないのがアルバイトです。

社員 ○→お給料が保証 ×→時間、休みが不足
アルバイト ○→自由な時間が保証 ×→労働時間が保証されない

2 出世、キャリア 

社員は、店長、本部へとキャリアが続きます。アルバイトはある程度までステップアップしますが、どこかで頭打ちがあるのが通常です。長くアルバイトを続けていると、後から入社する社員に役職を越されていくシーンを体験する場面があります。それをよしとできるかどうか。割り切れるならアルバイト。責任あるポジションになりたいのなら社員がよいでしょう。

3 複雑な人間関係 

お店の人間関係は、社員とアルバイトの二つで割り切れるものではありません。様々な人間模様があります。勤務態度がよくないベテラン社員がいたら気を遣います。経験豊富で頭の良いアルバイトがお店を仕切っている場合もあります。そういうお店では社員のデメリットが際立ちます。社員になることを考えているようであればアルバイトが上そうかどうかは注意ポイントです。複雑な人間模様はお店ごとにあります。気になるお店がみつかったら複数回通ってスタッフの雰囲気を見学しましょう。誰がお店のトップか見えてくると、お店のカラーも見えてきます。

次へ 【その4】手作り店か効率店か

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?