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外部パートナーとどんな関わり方をしてる?『共創』を加速させるために大事にしていることを聞いてみた

『コンテンツの力で共創の機会を増やす』というミッションを掲げているファングリー。『共創』とは、異なる立場・技術・価値観などを掛け合わせて新しい価値を生み出すことです。

テクノロジーの発達により情報格差も小さくなり、「競合他社との差別化を図るのが難しい」という課題を抱える企業も増えてきている昨今。企業が事業の「拡大」や「存続」を図る選択肢として、互いの知見や強みなどを活かして価値を『共創』していくという動きは非常に重要になってきます。そんな『共創』に二人三脚で取り組んでくれるお客様やパートナー企業、クリエイターのみなさんと長く深くお付き合いしていきたい――そんな想いがファングリーのミッションには込められています。

\ファングリーのミッションについてもっと詳しく知りたい方はこちらも/

ファングリーでは、ライターやデザイナー、コーダーなど、多くの外部パートナーの方々と日々協働しており、彼らとの“関わり方”にもファングリースタッフの『共創』を意識した配慮や工夫を垣間見ることができます。

今回は、ファングリーの中でも外部パートナーと協働する機会が多い3名のスタッフに、パートナー選びの基準やパートナーに助けられた経験、依頼時に気をつけていること、コミュニケーションで大切にしているポイントなどをお聞きしました。

\お話を聞いたのはこの3名!/

Webディレクター 佐藤さん
コンテンツディレクター 宇佐美さん
ライター宮川さん

パートナー選びの基準は?「委託してよかった」という経験は?

パートナーとの協働の中で、最も大切な工程とも言えるのが「パートナー選び」です。数ある選択肢の中から、どのように適任者をアサインしているのでしょうか?

まずはパートナー選びのコツ委託して助かった事例について教えてもらいました!

――依頼先はどのようにして選ぶことが多いのでしょうか?選出基準などがあれば教えてください!

Webディレクター 佐藤さん:
「自分はコーディングやシステム開発を行う案件でパートナーに依頼するケースが多く、これまで一緒に仕事をしたことのある方に相談する場合がほとんどですね。ただ、委託先を新規で見つけたい時はGoogleで検索するようにしています。システム開発会社をパートナーとして調達したければ、シンプルに「システム開発会社」で検索してみたり、案件の詳細をうまくキーワード化して検索をかけてみたりと、徐々に狭めてあたりをつけながら探しています。」

コンテンツディレクター 宇佐美さん:
「はじめはhitch+*のデータを見るようにしています。ピンとくるプロフィールの方がいない場合は、似たような案件を過去に対応していた社内メンバーに聞いてみる流れが多いです。扱うテーマの専門性が高く、明らかに過去対応事例がなさそうな場合は、テーマに応じたパートナーのリストアップが得意な宮川さんの「目利き」を信頼して相談してしまいますね。」

ライター 宮川さん:
「自分もまずはhitch+経由で、ジャンルや資格などの条件から検索して適任者を探します。ただ、hitch+内に該当するライターがいない場合は、SNSを活用して募集することもあります。選定基準は案件や条件によってまちまちで、納期、費用、資格の有無、実績などから複合的に判断しています。」

*ファングリーでは、何らかの専門性(強み)を持つフリーランサーと、何らかの課題を持ったクライアントをつなぐ無料会員制のプラットフォーム「hitch+」を運営しています。案件ごとに担当ディレクターがクライアントとクリエイターの橋渡しとなり、お仕事の紹介から納期調整や修正などの制作進行、品質管理、受発注の手続きなどをワンストップで行います。

\「hitch+」についてもっと知りたい方はこちらも/

――パートナー選びは、「一人に継続して頼む派」ですか?それとも「いろんな人に順番に頼んでみる派(新規開拓派)」ですか?

Webディレクター 佐藤さん:
「一度も一緒に仕事をしたことがないというのはリスクが高いので、自分は同じパートナーに相談をするようにしています。ただし、既存のパートナーが内容的に対応できなかったり、納期の関係でリソースが足りなかったりする場合には新規で探して相談することもあるので、ケースバイケースですね。」

コンテンツディレクター 宇佐美さん:
「私も同じく、個人的には一人に継続して頼みたい派です。もちろん新規開拓が体制強化の点で大事なことは分かっていますが、新しい方にいろいろお伝えしたりして精度を上げていくのって簡単じゃないんですよね……。マッチングが合わずに2回目以降は別のパートナーさんに発注するなんてケースもよくあるので、依頼したパートナーさんが案件にはまってくれた時はとても嬉しいです。」

ライター 宮川さん:
「自分も、予算感も合ってコミュニケーション面も問題なく、納期を守ってくれるという基本的な条件をクリアしている方に継続して依頼したいです。ただし、短納期かつ制作する記事本数が多い仕事では複数のライターさんに同時に依頼する必要があるので、新規開拓としていろんな方に頼んでみることもあります。初めてやり取りする方、ファングリーのことをご存じない方に一から説明するのは大変ですが、期待感もあってそれはそれで楽しいですね。」

――「パートナーに頼んでよかった!助かった!」と感じた案件や出来事について教えてください。

Webディレクター 佐藤さん:
「想定よりも納期が縮まったり、指示にはなかったとしても良い工夫を凝らしてくれたり、こちらに足りない専門知識を補充してくれたりすると、頼んでよかったなって思えます。」

コンテンツディレクター 宇佐美さん:
「佐藤さんと似ていますが、こちらが作成した構成案(指示書)になかった視点を原稿に盛り込んでくれると嬉しいですね。

例えば、記事の中に導入事例や成功事例を紹介するパートがあったとします。こちらでネット上で情報を探したり参考資料を集めたりするのは時間がかかるし、専門性が高いテーマになると精度(その事例を紹介する妥当性や記事化する情報の粒度など)も微妙だったりする。でも、専門領域に明るいパートナーならそのあたりは「おまかせ」でクリアしてくれます。サラッと対応してくれると、「さすがだな」と拍手したくなりますね。また、こちらが提示した構成案の情報が古かったりした際に、良きように修正してくださるのも助かります。」

ライター 宮川さん:
「自分が担当しているもので言えば、LIFULLのオウンドメディア運用**はまさにパートナーの方々に助けられまくっているプロジェクトですね。専門性の高い「社会課題」を取り上げており、取材対象者ごとにテーマが毎回異なります。LGBTQ、ジェンダー、防災、障がい、結婚観など多様なキーワードが出てくるので、そのテーマに精通していて、かつインタビューが得意なライターさんをアサインするのは結構大変なんです……。その分、依頼したライターさんの原稿が先方からの評価も高く、PV数として成果にもつながると、「お願いしてよかったな」と感じます!」

**株式会社LIFULL(不動産情報サービス事業、地域情報サービス事業などを行う企業)のオウンドメディア「LIFULL STORIES」の運用・コンテンツ制作をファングリーが担当している。

\「LIFULL STORIES」の取り組みついてはこちらもチェック!/

依頼時はどんな配慮をするようにしているの?

パートナーの仕事への向き合い方は、実際に協働してみなければ分からないもの。3人はこれまでの協働の経験を活かして、依頼時にいろんな工夫をしているそうです。

――「こんなアクシデントがあった」を教えてください。また、トラブルを再発させないように依頼時に意識していることは何ですか?

Webディレクター 佐藤さん:
「社内リソースの兼ね合いで、以前依頼したことがあるデザイン会社さんに制作をお願いした際、比率や大きさがWebサイトのデザインではなかったことがありました。結果、すべて社内で作り直し……。納期ギリギリでの作り直しだったので、あの時はヒヤッとしましたね。個人ではなく企業への依頼だったので、そこで経験のない方がアサインされてしまったようです。

それ以来、パートナーとしてその会社に依頼したことがあっても、必ず担当者となる方の過去の対応物や実績などをチェックし、レベル感を把握するようにしています。」

コンテンツディレクター 宇佐美さん:
「ライターさんによって、こちらが作成した構成案にかっちり合わせた書き方を好む方と、ある程度自由に書きたいという方がいて、そこがマッチしないと編集者側で原稿に手を加えることが多くなります。ライティングフォーマットや表記統一シート、イメージに近い参考資料などをできるだけしっかり整えてから依頼することが大切だと感じています。

あと、自分が作成する構成案にはかなり注釈を入れ、「こういうふうに書いてほしい」「ここはライターさま自身で情報収集してほしい」「過去の経験を盛り込んでほしい」などこちらの希望を明確に伝えるようにしています。」

ライター 宮川さん:
「こちらが期待した役目をこなしてくれない、こだわりや我が強すぎてコミュニケーションが取れない、といったトラブルは起きることがあります。ただ、そういったトラブルをゼロにすることって正直難しいんですよね。自分は、まずはオンライン面談を最低1回は行い、人となりやコミュニケーションのやり方を確認するようにしています。」

――作業の効率化を図るために依頼する上での工夫はありますか?

Webディレクター 佐藤さん:
「納期が短く、それぞれリソースに懸念がある場合は、パートナー側にコアな業務を対応いただき、作業系のタスクをこちらで分担するなど調整することがあります。また、逆に作業系のタスクを依頼するケースもありますが、双方の得意・不得意や品質管理のしやすさを軸に考えています。」

コンテンツディレクター 宇佐美さん:
「同じライターの方に、同じ案件で複数本依頼させていただくことが多いです。記事1本よりは10本まとめて依頼したほうが1本あたりのコミュニケーション回数が減って効率化しやすく、そのぶん表記やテイストの統一、書き分け、日本語表現のブラッシュアップといった部分で作業品質を高めやすくなります。」

ライター 宮川さん:
「先に触れたLIFULLプロジェクトなど、メディアの編集方針やポイントを自分が熟知していて先方が望むレベルの構成を作れる場合は、構成案だけ自分で作って、キーワード分析や記事執筆は別々のパートナーさんに依頼するということもあります。

ただ、案件のテーマに精通している専門ライターさんに依頼できる場合は、制作をスムーズにするために構成案作成から記事執筆までまるっとお願いすることもありますね。構成案を作成する時点でかなり高度な知識を求められる記事制作プロジェクトも、最近は増えてきている印象です。こう言ってしまっては身も蓋もないですが、ドンピシャな方を探してアサインするのが一番の効率化ですかね(笑)」

パートナーとのコミュニケーションで大事にしていることを教えて!

互いに高いパフォーマンスを維持しながら協働していくには、コミュニケーションの質と量が欠かせません。ファングリースタッフが信頼してパートナーに依頼できるように、そしてパートナーも安心できる関係性でその実力を発揮できるように、どのような意思疎通が求められるのでしょうか。

――パートナーとの距離感をつかむために、コミュニケーションの取り方で工夫(配慮)していることはありますか?

Webディレクター 佐藤さん:
「初めて協働するパートナーの時は、提示された事例や実績が本当にその人のものか分からないので、必ず案件に対する説明を行い、会話の中で業務レベルを推し量っています。どう対応するのかと実績を合わせて聞いていくことが多いですね。」

コンテンツディレクター 宇佐美さん:
「取材案件については、A社が依頼した場合のやり方とB社が依頼した場合のやり方が全然違うといったことはよくあるので、はじめに顔合わせのミーティングを行っています。そこで「ファングリーの場合はこうしています」とか、「こういった注意点があるのでこのようにご対応ください」といったように詳細を詰め、本番に向けてリハーサルもしています。とくにファングリーの依頼を初めて受けるパートナーさんの場合は顔合わせをするだけで安心感が違うと思いますし、納品完了後に「やりやすかった」と言ってくださる方も多いですね。」

ライター 宮川さん:
「テキストコミュニケーションだけだと認識に齟齬が生じたり、意思疎通がうまくいかなかったりすることもあるので、できるだけオンライン面談を通して顔合わせをするようにします。あとは、電話で直接話したいというパートナーさんもいるので、電話をかける・受けることも積極的にやって、パートナーさんの仕事へのモチベーションや業務上の不安を取り除くような工夫をしています。」

――パートナー側の悩みとして、委託元に意見を言いづらいといったお悩みも多いようです。皆さんは、パートナー側から依頼内容に関して「こうしてもらいたい」「ここは違うのではないか」といった意見をもらったことはありますか?

Webディレクター 佐藤さん:
「システム開発に関することなので細かい話になりますが、どう実装するかやどういったロジックで処理をするかなど、進め方や対応方法に関してアドバイスをもらうことはあります。また、コーディングであれば今後の運用を楽にするためのポイントについても提案いただいたりしますね。」

コンテンツディレクター 宇佐美さん:
「比較的自由度の高い形で依頼をしているケースや、専門性が高いテーマをお願いしているケースでは意見をもらうこともよくありますね。パートナーさんのほうがお客様より詳しいケースもあるので、そういった提案を伝えることでお客様に喜んでもらえることもあります。」

ライター 宮川さん:
「結構あります!パートナー側から「より仕事をしやすいように」「条件面で折り合いをつけたい」などの理由で意見や要望をいただくことがあり、そういった場合はできるだけ応えるように努力しています。ただ、お客様のニーズや希望とマッチしない条件だったり、お客様との交渉に時間がかかりそうだったりするものは、ケースバイケースで判断しています。」

コミュニケーションの取り方には、スタッフそれぞれの色が出ている様子。パートナーから積極的に意見をもらうことも多いようですが、これこそが良好な長いお付き合いができている証拠なのではないでしょうか。

さらに、ライターの宮川さんはパートナーと業務外で会うこともしばしばあるようで……!

ライター 宮川さん:
「プライベートでご飯に行くようなライターさんやカメラマンさんは何人かいます。自分が昔いた出版社時代からお付き合いがある長年の知り合いの方には、『仕事終わったらご飯行こう』とか軽いノリで誘われますね。」

前職での人脈が、今のファングリーでの“パートナーとの関わり”にもつながっているのですね。パートナーと長きにわたって密に関われるのも、ファングリーで働くことの魅力の一つなのだと感じました。

最後に、3人に「ずばりパートナーはどのような存在?」と質問してみると、パートナーへの熱い想いが込められた一言が返ってきました。

Webディレクター 佐藤さん:
「プロジェクトを進めていくうえで欠かせない“仲間”です。」

コンテンツディレクター 宇佐美さん:
「ファングリーのスケールアップ・レベルアップに欠かせない存在です。」

ライター 宮川さん:
「制作会社にとって不可欠な“バディ(相棒)”ですかね!」

言い方は違えど、パートナーはファングリーになくてはならない存在だと口を揃える3人。こんな風に言い切れる関係性を築けているのは、とても素敵ですよね。なかでも、管理職でもあるコンテンツディレクターの宇佐美さんは、パートナーの存在に並々ならぬ期待を寄せています。

コンテンツディレクター 宇佐美さん:
「社内のスタッフだけではリソースも知識も不十分です。専門性の高いフリーランスの方や編プロの方々に足りない部分を助けてもらいながら、これからもお客様の課題解決に貢献できるようなコンテンツをどんどん提供していきたいですね。パートナーさんが価値を発揮してくれて、それがお客様のビジネスの役に立っているという状況が増えていけば、ファングリーはもっと価値を発揮できるしもっと大きな会社になれると思います!」

皆さん、貴重なお話をありがとうございました!

ファングリー公式noteでは、これからもファングリー社内のイベントやカルチャー、働き方に関する記事を発信していきますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

現在ファングリーではWebディレクターやコンテンツディレクターをはじめ、営業、Webエンジニア、動画ディレクターなど各ポジションで積極採用中です!「クライアントと二人三脚で課題解決に取り組みたい!」そんな仲間が集まるファングリーで一緒に働きませんか?
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