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廃墟再生4

④環境整備

今日は朝から家の回りの木を切りに愛川へ。

もはや空き家じゃなくて''廃墟''のほうがしっくりくると思う。それくらいボロボロ。

地域のお父様方と一緒にまずは家に入るため、光を入れるため、車が通れるようにするため

伸びに伸びた木、竹を

切る 切る 切る 切る ひたすら切る

伸び放題になった木を切る大変さ。
屋根に切った木が落ちないようにロープで引っ張りながら倒れる方向を考えながら切り倒す。

''チェーンソーで木をきる''

言葉は知っていてもやるのは初めて。
簡単に切れるのかと思っていたら、どうやらこつがいるらしい。

細い木も思ったより切れない。太い木は本当に切れない。え?ノコギリのが早くない?と思うくらい切れない。

でも、お父様達が
''貸してみな''
と切ると、気持ちがいいくらい切れる。

何くそ❗と格闘するがなかなか切れずに汗だくだく。

押しすぎちゃだめ。チェーンソーの力を後押しするだけ。刃先を地面につけるなよ。刃先がこぼれる

わかっちゃいるけど思うように全然いかない。
汗だくだく。息はぁはぁ

それが一段落したら、今度は竹を斬り倒したものをチップにするマシーンに突っ込む。
でっかい鉛筆削りみたいなマシーンに竹を突っ込むと、煙突みたいな先から細かいチップなる。それを竹林に戻す。

鉄砲打つ人が耳にするような防音耳当てをつけないとだめなくらい

バリバリバリバリ とものすごい音。
そりゃそうだよなぁ あの竹を粉々にするんだもんな。

とにかく入れて、入れて チップを作りまくる。
短い竹ばかりじゃないから、長い竹は下の方から機械に入れるために四苦八苦しながら運ぶ。

フードつきのアウターを着ていったら、フードにチップや木屑がたんまり。
次からはフード付いてないのを着ていこう。

あっという間に午前中が終わる。
先は長い。
でも明るくなって、埋まってしまっていた細いコンクリの道も歩けるようになった。

変化が目に見えるから嬉しい。身体を動かして気持ちいい。地元の人とのコミュニケーションが楽しい。

大工さんだったんですか?との私の問いに
前職はサラリーマンだよと笑うお父さん。

何でチェーンソーの使い方や木の切り方、何でも知ってるんですか?と聞いたら

昔は父親が何でもやってたからな。見て覚えたんだよ。だからさ、子どもたちにも見て覚えてほしいな。色々な人連れてきたら何でも教えてやるよ。

とにこにこ。

いいな。そんな場所にしたい。誰でもここに来たら色々覚えられるような、できるような、経験を積めるような そんな場所にしたい。

とりあえず微力ながらがんばろう