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【斎場とは?】葬儀場・斎場・火葬場などの葬儀関連施設の違い

大人になるとお葬式に参列をする機会が増え、故人を偲ぶ場に訪れることが増えていきます。

会社関係者や知人・友人などから、ご不幸を知りお葬式が行われている葬儀場に向かいますが、葬儀が行われる施設には「色々な名称が付けられております」

「○○斎場」
「○○会館」
「○○火葬場」
など、葬儀に関連する施設はこのような名称が多いのではないでしょうか?

どの名称も同じような意味になりますが、こちらではこの名称について触れさせて頂きます。

「斎場とは?」

斎場とは、お葬式が行われる施設に使用する名称です。

この「○○斎場」という、名称が使用されている葬儀社の屋号も全国には多くございます。

また、民間の葬儀社だけではなく、公営(市区町村など)が管理する葬儀に関する施設にも「斎場」の名称が使用されることが多いです。

※東京都港区の区営斎場「やすらぎ会館」

斎場という施設は「地域により火葬場の名称にも使用されています」

東京23区の火葬場では、一部の火葬場を除き、ほとんどの火葬場の名称に「斎場」が使用されています。

※参考:民営火葬場運営会社:東京博善株式会社「桐ヶ谷斎場」

また、火葬のみを行う施設の場合であっても「斎場」の名称を使用している施設もあります。

※参考:名古屋市管理 名古屋市立第二斎場

名古屋第二斎場は、火葬場のみの施設となります。

全国にある「斎場」という名称は
「葬儀のみを行う施設」
「火葬場と葬儀場が併用されている施設」
「火葬のみの施設」
この3つのどの場合でも、斎場の名称は使用されております。

「会館とは?」

会館とは葬儀業界では「葬儀会館」を指す名称です。

文字通り、お葬式・葬儀を行う場所が「会館」となり、こちらも多くの葬儀社の屋号で使用されております。

特徴なのは斎場と異なり、「会館と名称が付く施設は火葬場は併設されていない」ことです。

全国的に「○○会館」と呼ばれる葬儀施設には、併設して火葬場の施設はありません。

「火葬場とは?」

火葬場は文字通り「火葬を行う施設」となります。

全国的の公営が運営する火葬場には、この〇〇火葬場(〇〇には市町村名)の名称が付けられていることが多いです。

火葬場の名称が付けられている施設には「葬儀場が併設されていることはまずありません」

葬儀場が併設されている場合は「斎場」の名称が付けられております。

火葬場には「斎場・火葬場」の名称が付けられていない施設もある

近年の火葬場は「斎場・火葬場」などの名称が付けられていない火葬場もあります。

例:近年完成した最新の火葬場 川口市めぐりの森

インターネットなどで調べると、「斎場・火葬場」の名称が付いていない施設であっても火葬場であることはわかります。

「斎場・火葬場」という名称を使用していない理由として、はっきりとしたことはわかりませんが、施設名称を「○○斎場」「〇〇火葬場」としないことで、周辺地域に配慮を行っているのかもしれません。

東京都23区の例外火葬施設「都営瑞江葬儀所」

東京都江戸川区には「瑞江葬儀所」という施設があります。

名称からすると「葬儀を行う場所」のイメージがあるのですが、この瑞江葬儀所には「葬儀場はなく、火葬のみの施設」となります。

私が大阪から東京に移住した際に、東京の葬儀業界の方に教えて頂きました。

東京の葬儀社の方からすると、瑞江葬儀所が火葬のみの施設であることは「当たり前」のことでした。

しかし、他所の地域から来た葬儀社や一般の方にはまったくわかりません💦

これも一つ勉強になったと感じております。

ちなみに同じ都営の施設「著名人・有名人のお葬式で有名な青山葬儀所は葬儀場のみ」の施設で、火葬場はありません。

※現在は建物老朽化の関係で、使用することが出来なくなっております。

こちらは主に寺院、介護施設、行政への寄付等、またコミュニティ運営費として活用させて頂きます😌