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生理用ナプキンのバラエティパック……だと??

ジェーン・スーさん、大好きです。

良くも悪くも、ズバッとスカッと
斬ってくれる所がなんとも爽快!

ジェンダーや年齢に関係なく、
かなりフラットに社会を見ているところも
尊敬する部分のひとつです。

そんな大好きなジェーン・スーさんの作品を
読みました。
タイトルは『ひとまず上出来』。

素敵な本は往々にして装丁もかわいい。
実物は赤の部分がキラキラしててもっと可愛い。


本についての詳しい話は、別のタイミングで
読書記録にまとめるとして……

見過ごせないほど興味深いエピソードが
あったので、共有したいと思います。



みんなでアレの話をしよう」という
タイトルの、あるエッセイのお話です。

男女混合チームと生理の話になったスーさん。
〝生理〟についてよく分からない、と話す
男性陣に スーさんを始めとする女性陣が
説明する、という流れ。

少なくともその場にいた男性陣は、生理は初日から最終日まで一定量の経血が流れ出るものだと思っていたし、ナプキンは朝と夜の二回替えれば済む話だと思っていた。軽い日、重い日、昼用、生理用ショーツなんてものが存在するとは想像もしていなかったらしい。

ジェーン・スー『ひとまず上出来』169ページ

この時点で、私にとっても新たな発見!

そうか、生理の話をタブー視する風潮は
令和の現在、少なくなってきたけれど、
男性が生理の実情を知る機会っていまだに
なかなか無いのかもしれない。

ちなみに、生理の時の経血は一定じゃないとの記載があるのですが、
私の場合は<>みたいな感じでだんだん多くなり、終わりになるにつれて少なくなる感じ。

こんなんで1ヶ月のうち1週間くらいは
血を流しています。

その上、腹痛、頭痛やメンタルが不安定になったりする。
改めて考えるとすごいな、人体。


ここまででも充分に考えさせられるのですが、
このあとに ひとりの男性が放った言葉が
個人的に衝撃的だったのです。

それがこちら↓↓↓

「バリエーションが豊富なのはわかりました。で、一日目から最終日までに必要なら種類が詰まったバラエティーパックは売ってないんですか?」

ジェーン・スー『ひとまず上出来』170ページ


これに対し、スーさんは

今度はこっちが目からウロコ。余るのも出てきそうだけれど、ちょっと使ってみたいかもという欲望がわいてきました。
情報共有、大事です。「女にしかわからないこと」じゃ、もうダメなのでは?

ジェーン・スー『ひとまず上出来』171ページ

男性の言葉に私も目からウロコ!
もはや、ウロコ通り越して目が飛び出そうになりました。

確かに!!!!
お泊まりの時とか、急な生理の時とか
めちゃくちゃ便利そうだし、話題性がありそう!

そして何より、使ってみたい……!!
色んなメーカーがあるけれど、ナプキンって
決まったものを使いがち。

バラエティパックをそれぞれのメーカーが
出してくれたら、
「今月はこのメーカー使ってみよ!」と試せることによって 憂鬱になりがちな生理の期間も、
少しだけワクワクできそう!!

そして、今よりもっと自分に合ったナプキンと
出会えるかもしれない……!


はたまた、
「今月は仕事バリバリしなきゃだからパンツスーツでも形が分かりづらい薄めのナプキンにしようかしら」 とか

「今月はスポーツの予定があるからスポーツ用のナプキンにしようかしら」

なんて、用途によっての使い分けも今よりさらに
やりやすくなるかも……!

とっても夢が広がります🌈


スーさんも仰っているとおり、
「女しかわからない」ことや
「男しかわからないこと」で済ませていたこと
って割と多くあると思うんだけど、
それらを改めて性を問わずに見つめることで
新たな気付きやひらめきがあるかもしれません。

本当に、情報共有 大事だなあ。
すごく興味深く、妄想広がるトピックでした✌️

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