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図書館の素晴らしさを語らせてくれ

はじめに

あなたは図書館を利用したことがあるだろうか。
読書好きの方であれば利用することもあるだろうし、学生時代の勉強で利用したという方もいるだろう。

かくなる私は、図書館のヘビーユーザーだ。
住んでいる区内でも随一の貸出数なんじゃなかろうか、いつか神奈川県から表彰されるんじゃ…とソワソワしてしまう程には図書館に通っている。

今回は、そんな私を虜にした〝図書館〟の魅力を語らせて頂きたい。
私の目から見たお気に入りポイントをいくつか挙げていくので、「図書館、行ってみようかな」なんて思って貰えたら、とても嬉しい。

お気に入りポイント1
『近い・アクセスが良い』

まず1つ目のお気に入りポイント。
図書館というものは公共機関だから、大抵はアクセスの良い場所に作られているように感じる。
駅の近くであったり、市役所・区役所の近くであったり、大通りに面していたり…。
(私が知っているものは全て上記に当てはまるが、例外があったら申し訳ないがガッツを持ってその険しい道のりに挑んで欲しい)

「行きたい!」と思った時 行動に移すのに、そんなにハードルが高くないのが、ズボラな私としては大きなポイントだ。

お気に入りポイント2
『無料で本が借りられる』

「それの何がポイントだよ、当たり前だろ」と感じる方もいらっしゃるかも知れない。
が、しかし、だ。
改めて『無料で本が借りられる』凄さを考えてみたい。

図書館では、比較的安価な〝文庫〟から良いお値段の〝単行本〟、文章量のわりにお高めの〝絵本〟など、様々な種類の本を借りることが出来る。(しかも無料で!)

例えば、父・母・子供2人 の4人家族の場合を考えてみよう。

父の読む実用書(1600円とする)、母が読む小説の文庫本(700円とする)、子供2人の読み聞かせのための絵本(1000円×2で2000円とする)を月に1回借りるとする。

これを1年続けると、51,600円分の本を0円で読めることになる。


更に、定期的に実用書を読む父は 仕事にその情報を活かし今まで以上の働きを見せるだろうし、

子育てをしながらも文学に触れている母は 本を読む時間を確保することで自分一人の時間を持ち、心に余裕が出来るだろう。

そして2人の子供たちは、両親に読み聞かせをしてもらう というコミュニケーションを通して親の愛を感じ、自分を愛せる人になるのではないだろうか。

多少言い過ぎ感はあるかも知れないが、借りるのが無料であるからこそ 本に触れるハードルが下がり、上記のようなポジティブな影響が継続的に得られるのだと思う。

『無料で本が借りられる』ことの恩恵は、金額だけの話では無いのだ。

お気に入りポイント3
『並んでいる本たちに癒される』

読書好きな方は、分かっていただけると思うが、読書が好きだと そのうち物質としての〝本〟そのものも好きになってくる。

その〝本〟好きを極めた私からすると、図書館のみならず書店で平置きされた装丁をダラっと眺めるだけでも、極上の癒しなのである。

けれど、書店の落とし穴は〝出会ってしまったら家にお迎えするしかない〟ところ。
特に私は、そこにあるのに買うのを我慢するのがとても苦手。
書店に行けば、何も買うつもりが無かったはずが 気付けば両手に本を抱えてレジに並んでいることなど、日常茶飯事である。だって、出会ってしまったんだもの。

その点、図書館は安心だ。
万が一出会ってしまったとしても、図書館カードで受付をして借りて帰れば良いのだから。
むしろ、〝出会ってしまう〟ことに前のめりの姿勢でもお財布にノーダメージ。
そういった意味で図書館は自分の内なる欲望を解き放てる、貴重な場所でもあるのだ。

本に囲まれたい。
その背表紙の先にあるストーリーを夢想し、心を遠くに連れて行ってくれる未来に胸を躍らせながら、ゆっくりした時間を過ごしたい。
そんな方にオススメの癒しスポット、それが図書館なのである。

お気に入りポイント4
『自宅に本が増えない』

「気付いたら本が多くなってしまっている」

これは、本好きの方のお悩みトップ5くらいに入るくらい、多くの方が直面する問題では無いだろうか?

言わずもがなかもしれないが、図書館で借りた本は読み終われば返却する。つまり、本を無料で読める上に、家に本が残らないのだ。

私は月に10~20冊程度 図書館で本を借りる。
それほどの本を家に置くとなると、結構な場所を取ってしまう。
しかし、図書館で数回にわけて借りれば(そもそも10冊程度までしか個人で借りられないところが多いが)その分の場所は取らないし、取っても一時的なものである。

もし、図書館で借りた中で 自分で所有したいほどに気に入った作品があれば、書店に行って購入すれば良いだけの話だ。
図書館とは、ミニマリストにも優しい場所なのである。

おわりに

この他にも図書館の魅力は多々あるが、実は既にここまでで約2000文字書いているので、今回の記事ではこれくらいで筆を置いておく。
(図書館について書いただけで2000文字行くという自分の図書館愛が、丁度うっすら怖くなってきたところだ。)

私のあまりの熱量に恐れを抱かせてしまったかも知れないが、図書館はとても静かで落ち着いた場所なので ぜひ安心して挑戦してみてほしい。

この記事を読んで、図書館への興味を持ってくれる方が1人でも居れば、それほど嬉しいことはない。

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