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ベンチャー投資をする人が読んでおきたい書籍ご紹介【Vol.2】

FUNDINNOスタッフがオススメする「ベンチャー投資をはじめる前に読んでおきたい書籍」をご紹介するnoteです!

書籍の紹介と合わせて、ベンチャー投資をする上での参考視点をまとめています。

ぜひ参考にしてみてください!

さっそく1冊目のご紹介です!

世界のマーケターは、いま何を考えているのか?

マーケター向けに書かれた書籍ですが、世界で注目を集めているベンチャー企業の最新トレンドが理解できます!

書籍サマリー

次から次へとトレンドが変わり、1円でも多くの利益を出すために「これ、意味あるのかな?」という仕事に追われ燃え尽き症候群となっているマーケター向けに、世界中の企業やブランド事例をもとにマーケティングの”新たな可能性”と、”面白さ”を見つけていこうという本です。

第1章では、企業が消費者に商品を押し付けるようなやり方では通じない時代として「マーケティングとは未来への約束を守ること」だとし、2章「世界的な消費者インサイトを読み解く」では、なかなか簡単に心を許してはくれないZ世代の価値観について語られています。第3章では、「メタバース」「ダイバーシティ」といった、聞いたことあるワードから、「エンタープライゼーション・オブ・コンシューマー」「Domestic Cozy」という、初耳の方も多いワードが並べられ、消費者と企業・ブランドとの新しい関わりの潮流について解説。終章は「これから、マーケターは何をすべきなのか?」と題して、目先のデータから顔を上げて、「視座をあげてみる」ことを勧め、もっともっと「遊び」にでかけるべきだとしています。

ベンチャー投資に活かす視点

巻末特典として「Z世代に支持されているブランド60」として、世界の様々なプロダクトやサービスが紹介されています。例えば、「反ファストファッション・親コミュニティ」を自負するファッションブランドや、湿疹・色素沈着などの皮膚疾患向けのスキンケアブランドなど、ユーザーが主人公であり「こういう取り組みをしているブランドだ」と誰かに言えるものになっている。これからのtoCビジネスのベンチャー企業を理解・分析するのに、大きなヒントになると考えられます。

Exit イグジット

続いて2冊目のご紹介です!

経済・金融の裏側にご興味がある方はぜひ…!

書籍サマリー

主人公は、経済誌の記者、池内という男性。地方銀行に勤めるかつのて恋人が、突然上京し会いにきたのち自殺してしまう事件を中心として展開されるフィクションです。

池内は、文芸の編集者から経済雑誌の記者に異動になったばかりで、金融については素人同然。でも、元恋人の死について調べるために、金融業界・政界、メディア、それぞれを取材しながら、事件を紐解いていく。その紐解いていくストーリーの中に、経済ニュースの頻出ワードについて、池内記者が業界のプロ達に質問して詳しく理解していく展開が多く、自然と経済ニュースの背景や意味が理解できるようになってくる。例えば、長期金利と短期金利の変動が何に影響するか、とか、地方銀行の苦難、日銀の人事など、どこまで本当に、どこからが物語なのか?はわからないが、「実際もこのような裏側がありそうだな〜」と思わせる内容になっている。

ベンチャー投資に活かす視点

ベンチャー投資に直接活用することはできないが、物語を楽しみにながら、経済ニュースの理解度が上がることが期待できる。膨れ上がる国債、金融緩和、日銀がどのような動きをしているのか、その動きの先にはどのようなことが予測されるのか、海外投資家は日本をどのようにみているのか、中小企業の資金繰りの話など、経済アナリストがよく語っている内容について、ストーリーで知るという新しい体験が面白い。あくまでもフィクションなので、これを取っ掛かりに、正しく理解するには、さらなるお勉強が必要となりそうです。

以上、最後まで読んでくださりありがとうございました!

こちら12月に更新したvol.1の記事もありますので、ご興味ある方はお読みください!

次回もお楽しみに!


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