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【アンケート結果から分かる】機能系ビール・ノンアルコールビールと健康管理

こんにちは。株式会社ファンデリー マーケティング事業部 管理栄養士の駒林です。

第2回は「機能系ビール・ノンアルコールビールと健康管理」です。

栄養相談時でよく話題にあがる「ビール」。健康のためにビールを控えようと思うけれど難しい..という方の強い味方でもある『機能系ビール・ノンアルコールビール』。最近は、種類も豊富になってきました。

今回は当社の健康食宅配サービス「ミールタイム」をご利用のお客様を対象とし、30~70代の方に、機能系ビール・ノンアルコールビールの飲用状況や食生活の意識について伺いました。

<期間>  2022年8月26日(金)~9月2日(金)
<方法> インターネット調査
<対象>「ミールタイム」会員
<人数> 280名
<性別> 男性 182名、女性 97名、無回答 1名
<年代> 下記参照

<年代>n=280

図1.年代


--Q1.普段、お酒を飲みますか?

n=280

図2.飲酒状況

ミールタイムをご利用頂いている方へのアンケートのため、お酒を控えている方が多いかと想定していましたが、56.8%の方はお酒を飲まれていました。「飲酒習慣の定義」は週3日以上、清酒に換算し1日1合(180ml)以上ですが、今回のアンケートでは少量の飲酒習慣の方でも「飲む」として集計しています。



--Q2.「機能系ビール(発泡酒、新ジャンルを含む)」を飲みますか?

※Q1で「飲む」と回答した方のみ
n=159

図3.機能系ビールの飲酒状況


普段から飲酒習慣のある方の中で62.9%の方が機能系ビールを飲むと回答されました。多くの方が機能系ビールをうまく取り入れながら、健康を気遣っている様子が窺えます。



--Q3.直近1ヶ月で飲んだ「機能系ビール(発泡酒、新ジャンルを含む)」の銘柄を教えてください。(複数回答可)

※Q1で「飲む」と回答した方のみ

n=159

図4.〈機能系ビール〉1ヶ月以内に飲用した銘柄

上位5位までは発泡酒、新ジャンルの商品が並びました。発売から約2年の「一番搾り 糖質ゼロ」が6位に入り、「ビール」の糖質ゼロ商品も利用されていることがわかります。



--Q4.「ノンアルコールビール」を飲みますか?

n=280

図5.ノンアルコールビールの飲用状況

48.2%の方がノンアルコールビールを飲むと回答しました。
以前は運転時や、妊娠・出産後に利用されるケースが多く見受けられましたが、最近では、休肝日を作りたい方や、アルコールを飲まずにお酒の席で一緒に楽しむためにも利用されています。機能性表示食品の商品も各社から登場し、健康管理のアイテムの一つとしても重宝されています。



--Q5.ノンアルコールビールを選ぶときの基準を教えてください。(複数回答可)

※Q4で「飲む」と回答した方
n=135

図6.〈ノンアルコールビール〉選択基準


「美味しさ」「ビールに近い味」とビールに近い味を求める声が上位に来ました。次に「プリン体ゼロ」「カロリーゼロ」と健康を意識する項目が選ばれました。

ノンアルコールビールに求めるキーワードは、ビールを楽しむ「味」と、栄養素を控えた「健康」であることがわかりました。



--Q6.機能系ビールやノンアルコールビールを飲む際、食事の栄養成分も一緒にコントロールしていますか?

※Q2で「飲む」と回答、またはQ4で「飲む」と回答した方

n=175

図6.〈機能系ビール、ノンアルコールビール〉飲用時の栄養成分コントロール状況

機能系ビールを飲む方、ノンアルコールビールを飲む方の60%はお酒だけでなく、食事の栄養成分も一緒にコントロールをしていました

健康に気遣いながらお酒を楽しみたい方は、食事やおつまみも糖質やプリン体を控えたい方が多いと考えられます。栄養相談を行う際は、お酒の選び方とともに、食事やおつまみもの栄養成分もコントロールできるよう指導すると、より安心してお酒の時間を楽しむことができると思いました。



▼まとめ
今回のアンケート調査では、機能系ビールやノンアルコールビールをうまく活用しながら、健康管理を行っている方が多いことがわかりました。

以前、私がミールタイムのお客様へ栄養相談をしていた時「先生からお酒を止めろと言われた。もう楽しみがない」「ごはんを減らしてでもお酒を少しは飲みたい」といった方が多くいらっしゃいました。

お酒やお菓子は嗜好品であり、生きていく上で取り除いてもよいものではあります。しかし、「食の楽しみ」は人生の中で大きなウェイトを占めます。食の楽しみを残しながら、健康のために最適な選択ができるよう機能系ビールやノンアルビールを取り入れることはとても良い選択だとあらためて感じました。