見出し画像

【マッチレビュー】Bリーグ 23-24 B1第29節 GAME1 広島vs群馬


ロスター

広島ドラゴンフライズ

群馬クレインサンダーズ

スタメン

広島ドラゴンフライズ

群馬クレインサンダーズ

試合結果とボックススコア

1Q 広島25-19群馬

2Q 広島58-40群馬(広島33-21群馬)

3Q 広島71-53群馬(広島13-13群馬)

4Q 広島92-86群馬(広島21-33群馬)

試合展開

4戦連続同じスタメンで臨んだ群馬は、辻がロスターへ復帰。広島は寺嶋、三谷がロスター外となる。

立ち上がりは、外角のパス回しからターズースキーが決めて群馬が先制。広島は中村が3ptを決めると、次のポゼッションでは山崎がペイントエリアへ切れ込んでいくなど、外と中の両面から攻めていく。機器トラブルでの中断を挟み、メイヨが連続でディープスリーを沈めた広島がリードしながら、群馬がファストブレークとペリメーターから2ptずつ追っていく展開となる。

セカンドユニットの広島は、ブラックシアー(208cm)、河田(208cm)に加えてメイヨ(206cm)がコートに残るビッグラインナップでのオンザコートスリーを組み、船生、上澤を加えた2-3ゾーンから群馬の得点を止めていく。逆に広島ポゼッションにおいては、広島がオフェンスリバウンドを押さえることでセカンドチャンスをモノにし、群馬との差を広げる事になる。

広島6点リードで2Qへ入ると、ベンティル、パーカー、ジョーンズ、辻、並里というオフェンシブなユニットを組む群馬に対し、メイヨ→エバンスでオンザコートスリーを継続する広島が、ブラックシアーを中心にインサイドから群馬以上のハイペースで得点を重ねる。ラインナップのサイズ面でディスアドバンテージのある群馬は、ターズースキー、ベンティル、八村を投入し広島のオンザコートスリーに対抗するも、インサイドの劣勢を跳ね返せず河田にバスケットカウント&ワンスローを決められるなど、攻守共に後手に回ることに。前半は広島が18点をリードして試合を折り返す。

後半はスタメンに戻した広島に対し、スタメンから菅原→並里、フリッピン→辻に変更したメンバーを送り出した群馬。立ち上がりはメイヨの3pt、ターンアラウンドジャンプシュートなどでリードしている広島が先行するが、群馬はディフェンスにおいて前半からの修正を見せつつ、辻の3pt、ターズースキーのジャンプシュートでやり返すなど、このクォーターでの巻き返しを図る。だが広島のオフェンス精度が下がった3Q後半、群馬側もシュートタッチが思うように上がらず、18点差のまま4Qへ。

広島18点リードで入った4Qは、群馬がマンツーマンでのディフェンス強度を上げながら主導権を徐々に手繰り寄せる。広島はブラックシアーのポストプレー、上澤の4点プレーが決まるなど、オフェンスのリズムは大きくは崩さないものの、群馬はターズースキー、ジョーンズの2ptを主体としてペースを上げていくと、辻がファールドローからのフリースロー、3ptで広島を猛追することになる。

辻のタフな3ptにより、群馬が残り3分の場面で10点差まで追い上げると、エバンス、メイヨのフリースローで広島が決め返しながら、今度は辻がまたも3ptを決めて、群馬が一桁点差に迫ることに。残り1分を切ってジョーンズがペネトレイト、3ptで連続得点を決めるなど、終盤へかけて急速なペースアップによる追い上げを見せた群馬だったが、逆転するには時間が足らずタイムアップ。

GAME1は広島が6点差で勝利。群馬はGAME2の巻き返しに賭けることになる。

雑感

4Qで群馬が猛追を見せたが、前半の差が決定打となり広島を逆転するには至らず。広島がリードを生かしきり先勝に成功した。

群馬としては、前半に18点のビハインドを背負ったことがまず一つ敗因として挙げられる。さらに3Q後半においては、広島のオフェンスのペースが下がった局面において、群馬のシュートタッチも上がらずに追い上げることが出来ず。広島にとっては、ペースダウンした3Qにおける得失点の収支がイーブンで乗り切れたことで、4Qでの猛追からも逃げ切れる体制を固めたことが、もう一つ大きな勝因になったと言える。

GAME2に向けた群馬の修正としては、後手を踏んだ広島のビッグラインナップに対するリバウンド、ディフェンス。広島としてはそれぞれ23得点、22得点を記録した辻、ジョーンズの対策となるだろうか。直接対決の得失点差が生死を分けるCSワイルドカード争いの直接対決は、明日も激戦必至となる。

お読みいただきありがとうございました!よろしければ、記事の↓スキ❤️とnoteのフォローをよろしくお願い致します!

この記事が参加している募集

Bリーグ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?