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【マッチレビュー】Bリーグ 23-24 B1第32節 GAME2 千葉Jvs群馬


GAME1のマッチレビュー

ロスター

千葉ジェッツ
※ボックススコアを参照ください。

群馬クレインサンダーズ

スタメン

千葉ジェッツ

群馬クレインサンダーズ

試合結果とボックススコア

1Q 千葉J 24-24 群馬

2Q 千葉J 42-47 群馬(千葉J 18-23 群馬)

3Q 千葉J 68-60 群馬(千葉J 26-13 群馬)

4Q 千葉J 88-75 群馬(千葉J 17-15 群馬)

試合展開

入りからハイテンポな展開。千葉Jはクックス、ムーニーがペイントエリアへアタックすれば、群馬はベンティル、ジョーンズがこちらもペイントエリアからやり返し、両チームの外国籍選手が得点を応酬する。GAME1の修正か、3-2ゾーンで千葉Jに圧力をかける群馬のディフェンス強度は高く、序盤は群馬がリードしながら進むことになる。

セカンドユニットにおいては、スミスのリムアタックを攻めの中心に据えた千葉J。対する群馬はジョーンズを下げ、ベンティルのオンザコート1を組み野本、八村、星野、並里のビッグラインナップでリバウンドを重視しつつ、保持局面においてはベンティルの1on1で勝負することで対抗。千葉Jは原の3ptで長距離砲の口火を切るが、3-2ゾーンを継続した群馬が粘り、同点で2Qへ。

2Qは菅原のコーナースリーと野本のフリースローで群馬が先制。前がかりになる群馬のディフェンスに対し、裏を取ったムーニーがリムへランするなど、千葉Jはバックドアカットからのアタックで攻めていく。群馬は野本が巧みにローポストへ侵入すれば、菅原、ジョーンズもペネトレイトからのレイアップを決め、さらにリムランからベンティルがバスケットカウントを叩き込むなど、オフェンスが沈黙した千葉Jに対し、リードを二桁点差まで広げることになる。

千葉JはトップオブザキーからのPnRを起点に、富樫がドライブを仕掛けてオフェンスを動かすと、セカンドチャンスをクックスが仕上げるなど、徐々にリズムを取り戻すことに。一方の群馬はジョーンズの個人ファールが3となり、オフェンスのペースがダウン。それでも八村のコーナースリー、ベンティルのフリースローで、群馬が5点のリードをキープして折り返す。

後半はスタメンに戻した群馬に対し、GAME1に引き続き、後半はブラウンを入れてオンザコートスリーを組む千葉Jが先制。群馬はジョーンズが1on1からオフェンスを展開しながら得点を決めるが、保持局面でのペースが上がった千葉Jは、スミスの3ptでリードチェンジに成功すると、セカンドチャンスからムーニー、ファストブレークからブラウンがダンクを決めて、一気にペースを上げることになる。

群馬もオフェンスのペースを上げて対応したい状況であったが、ジョーンズが個人4つ目となるオフェンスファールを喫し、思うようにペースが上がらない。3Q終盤はファールドローからのフリースロー、ファストブレークから加点した千葉Jに対し、群馬はベンティルの1on1、並里のジャンプシュートなどで粘った群馬が、8点のビハインドを背負って4Qへ。

4Qは星野のジャンプシュートで群馬が先制。原がペネトレイトからバスケットカウント、富樫がファールドローからフリースロー沈めていく千葉Jが4Qの主導権を握り、ペイントエリアから確実に得点を積み上げることになる。八村がファールアウトしたことで編成が苦しくなった群馬は、ハーフコートオフェンスにおいてはベンティル、ジョーンズを中心に得点を重ねつつ、ファストブレークでは野本が決め、2~3ポゼッション差で粘る展開に。

4Q後半もあくまでベンティル、ジョーンズの1on1から勝負する群馬と、ペイントアタックで勝負する千葉Jのペースは拮抗し、点差は縮まらず。時間を使いながらゲームをコントロールした千葉Jが、逃げ切って連勝。群馬はCS出場へ向けて後退を余儀なくされた。

雑感

前半で群馬が先行しながら、後半に千葉Jが上げてコントロールした試合。3FGは千葉Jが27.3%(6/22)、群馬が18.2%(4/22)とお互いにアウトサイドが低調な中、インサイド勝負の様相を呈することに。

試合を分けたのはセカンドチャンスポイントと、それに至るリバウンドの部分。セカンドチャンスポイントは千葉J17-4群馬で、この差がトータルスコアへ直結。オフェンスリバウンドは千葉J16-4群馬となり、攻守共にリバウンドから千葉Jが主導権を握った印象だ。

引き続きのターズースキー、パーカー不在で、群馬にとって編成におけるディスアドバンテージは明確にあった中ではあるが、チームとしてリバウンド数が上がらないという課題は、シーズン通して浮き彫りに。ムーニー、クックスを中心に、B1全体7位の一試合平均リバウンド数を記録する千葉Jが、終始制空権を押さえることになった。

リバウンド機会との兼ね合いもあるので参考値にはなるが、現時点で一試合平均リバウンド数はB1全体23位(ワースト2位)と、シンプルにリバウンドが獲れていないことが、群馬が上に突き抜けられない要因となっているように思える。

前半は要所で3-2のゾーンを敷き、これが功を奏して2Qに最大14点をリードするなど、群馬としても少なからず収穫はあったゲーム。ただしシーズンは残り7試合。CS出場というシーズン目標へ向けて、どこまで近づくことが出来るか。長い目で見ても、群馬にとって重要な最終盤の1か月となる。

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