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【マッチレビュー】Bリーグ 23-24 B1第30節 GAME1 群馬vs信州


ロスター

群馬クレインサンダーズ

信州ブレイブウォリアーズ

スタメン

群馬クレインサンダーズ

信州ブレイブウォリアーズ

試合結果とボックススコア

1Q 群馬22-15信州

2Q 群馬37-38信州(群馬15-23信州)

3Q 群馬57-55信州(群馬20-17信州)

4Q 群馬72-72信州(群馬15-17信州)

OT1 群馬86-83信州(群馬14-11信州)

試合展開

パーカー、ターズースキーをロスターから欠いた群馬は、SFに入った八村に加え今シーズン初めてベンティルが先発。対する信州はアバリエントスがアウトとなる。

1Qの立ち上がりは辻の3pt、ベンティルのバスケットカウント、ジョーンズのファストブレークで群馬が先行。信州は石川、栗原の3ptなど、ハーフコートでのセットオフェンスからフィニッシュへ持ち込むことで、群馬との点差を広げさせず。

セカンドユニットからマーシャルがinした信州が、群馬に対してペイントエリアでのアドバンテージを取りながらも、ディフェンスリバウンドを押さえつつベンティルの3ptなどで保持局面を生かしきった群馬が、7点をリードして2Qへ。

ジョーンズのアタック、野本のプットバックでペイントエリアから得点を積み上げる群馬に対し、信州はベンティル不在の時間帯におけるインサイドのアドバンテージを生かして、中→外の展開から石川、サイモンが連続で3ptを決める。カウンターからは栗原が3pt、さらにはマッツがアリウープを叩きこむなど、速攻、セットオフェンスの両面からリズムを作った信州が同点に追い上げることになる。

群馬はベンティルがアタックからの得点や、バスケットカウントを決めて粘りのオフェンスを見せるも、石川の3ptで信州がリードチェンジするなど一進一退の展開は変わらず。2Q終了時点で、信州が1点をリードして試合を折り返す。

3Qはスタメンから八村に替えて、野本が入る群馬。対する信州はスタメンをそのまま送り出す。石川、ドンリーがリムアタックを仕掛ければ、栗原もコーナースリーを決めるなど、立ち上がりからオフェンスのリズムを掴んだ信州が優勢。ブラント、マーシャルの2ビッグでオンザコート2を敷いた信州が、依然としてインサイドでのアドバンテージを明確に取りつつも、群馬はジョーンズのジャンプシュート、ペネトレイト、連続3ptで食らいつきながら、3Q終盤にはベンティルも連続3ptを沈めて、リードチェンジに成功する。

群馬が2点をリードして入った4Q。ジョーンズを下げた群馬は、ベンティルのオンザコート1でスタート。群馬は菅原、信州はサイモンが3ptを打ち合う。群馬は野本が連続で2ptを決めると、群馬のゾーンに対して信州はドンリーが3ptでやり返すことに。ターンオーバーの応酬となる展開の中、インサイドでアドバンテージを取り続ける信州は、ブラントのポイントインザペイントにより、またもやリードチェンジする。

オフィシャルタイムアウト明けにマンツーマンに切り替えた群馬は、サイドライン際ではダブルチーム。突破された場合はヘルプ&リカバーを徹底し、ローテーションの機動力でディフェンスの勝負をかける。対する信州もマンツーマンではスイッチを柔軟に選択しながら、群馬の中と外の両面に対応。個の力に勝る群馬は、ベンティルが立て続けのカウンタードライブから連続得点すると、ジョーンズも連続でペネトレイトから決めるなど、エースコンビの地力で土壇場のリードを奪う事になる。

粘る信州は、残り15秒でマーシャルが3ptを沈めて1点差に迫ると、試合はファールゲームに。群馬はジョーンズがフリースロー1本、信州は石川がペネトレイトからの2ptを決めてオーバータイムへ突入すると、オーバータイムは信州はがセカンドチャンスからマッツのゴール下シュートで先制。群馬はフリッピンがアタック。八村もゴール下を決めて1点差とすると、信州はマッツがステップワークから決めるなど互いに譲らない展開が続く。

フリッピンがフリースローを決め同点とした群馬は、八村がフリースローを2本沈めてリードを奪うも、信州はドンリーがすかさず決め返すなど、一進一退の流れはOT1後半も継続。だが終盤、ファールゲームで得たフリースローを八村が着実に沈めた群馬が逃げ切り、GAME1で先勝することになった。

雑感

ターズースキー、パーカーが揃って離脱する苦しい台所事情の中、群馬が薄氷の勝利を掴み取った試合。

インサイドではブラント、マーシャル、マッツが質の高いローテーションを見せた信州が優勢。群馬としてはインサイドの要2人を欠きながらも、B1初スタメンとなったベンティルが27得点、ジョーンズが25得点とオフェンスを牽引。プレータイムはそれぞれ39分15秒、38分4秒とほぼフル稼働に近い形でのエースコンビの奮闘がチームを引っ張り、オーバータイムにもつれ込んだ接戦をモノにした。

トータルリバウンドにおいては群馬35-51信州と、インサイドでのアドバンテージは終始、信州が取り、群馬にとってはGAME2へ向け正念場のポイントとなる。ジョーンズ、ベンティルの2人にいかに頼らない戦いが出来るか。崖っぷちに立つ群馬にとって、CS出場を賭けた厳しい道のりは続く。

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