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【マッチレビュー】Bリーグ 23-24 B1第27節 GAME1 富山vs群馬

bonafide-baller(ボナファイド・ボーラー)

ロスター

富山グラウジーズ
※ボックススコアを参照ください。

群馬クレインサンダーズ

スタメン

富山グラウジーズ

群馬クレインサンダーズ

試合結果とボックススコア

1Q 富山13-20群馬

2Q 富山26-42群馬(富山13-22群馬)

3Q 富山46-65群馬(富山20-23群馬)

4Q 富山69-84群馬(富山23-19群馬)

試合展開

富山が前節に引き続いたロスター編成となったのに対し、八村、辻がロスターから外れた群馬。群馬はスタメンに菅原が入り、ディフェンシブな編成となる。

立ち上がりに主導権を握ったのは群馬。ディフェンシブな編成を生かした固いディフェンスで富山のポゼッションを止めると、ジョーンズの3ptを皮切に、ファストブレーク、エンドインバウンズ、セカンドチャンスポイントなどで効率の高いオフェンスを見せ、0-9のランに成功する。

早い時間帯に上田、ヘソンを投入して変化をつける富山は、上田のバンクシュートで初得点を記録すると、ヘソン、ミラーを中心に得点を決めることになる。セカンドユニットの群馬は、ベンティル、パーカー、ジョーンズのオンザコート3を中心に得点を重ね、1Qは群馬が7点をリードして2Qへ。

1Qに引き続き、2Qもお互いにディフェンシブに入る。群馬は並里のジャンプシュート、富山はウィリアムズのダンクで打ち合うが、富山のペイントを重点的に守る2-3ゾーン、群馬の機動力の高いマンツーマンに、お互いがポゼッションの局面で苦しむことになる。

群馬は木村、野本、五十嵐らベンチメンバーが次々とコートに入りタイムシェアを実践すると、ジョーンズの3ptから徐々に富山のゾーンに対する攻略を見せ始める。五十嵐、ベンティルの3ptによりアウトサイドから射抜くことで富山を突き放し、リードを16点まで広げて試合を折り返す。

3Qは両チーム共スタメンに戻して開始する。群馬は菅原が3ptを決めてスタート。富山はマーフィージュニアがファストブレークから得点を決めるが、群馬は菅原が2本目の3ptを決めてオフェンスの流れを作ると、ファストブレークからパーカーがパワーレイアップ、フリッピンがボスハンドダンクを決めるなど急激にペースアップし、リードを20点以上に広げていく。

群馬のペースアップと強度を高めるディフェンスに対し、オフェンスがやや停滞した富山ではあったが、ヘソンのステップバックスリー、ミラーのフリースロー、3ptなど、20点前後のビハインドの中で粘りを見せる。群馬はファストブレークから星野が決めると、その後オンザコート1で繋ぐ時間にもベンチメンバーが意地を見せ、タイムシェアは続けつつ19点をリードして4Qへ。

4Qは、スタートから群馬がファストブレークからベンティル、富山が小野の3ptで得点を応酬する。群馬はジョーンズのペネトレイトで返すが、富山はヘソンの3pt、ファストブレークからウィリアムズのプットバック、さらには上田のフリースローでペースを上げていき、群馬との点差をじわじわと追い上げることになる。

群馬は木村が3pt、ターズースキーのリムアタックで返していくものの、アンスポーツマンライクファールからのフリースロー、ポゼッションを宇都が全て決め、富山がチャンスを生かしきる。群馬はベンティルがフローターで返すが、富山はミラーがペネトレイト、ウィリアムズのプットバックで12点差まで点差を詰めることに。

だが勝負所でジョーンズがフリースロー、3ptを連続で決めた群馬は、残り1分20秒の場面で並里が3ptで加点し19点差とすると、ゲームを着実にクローズ。GAME1は群馬が先勝することになった。

雑感

群馬は前節にA東京に惜敗し、大きな課題ともなっていたリバウンドの面で修正を見せた試合。スタッツを振り返ると

富山　トータル29(オフェンス6、ディフェンス23)
群馬　トータル41(オフェンス15、ディフェンス26)

リバウンドは攻守両面で、富山を上回ることに。共に10リバウンドを記録したターズースキー、パーカーを中心に、チーム全体で高いリバウンド意識を共有出来たことは、前節の敗戦からの先進。大きな収穫であると言える。

富山としては、ヘソン、ミラーを筆頭に3ptFGは44.4%(8/18)で高水準の数字を叩き出したが、2ptFGでは43.6%(17/39)と苦戦。ターンオーバーでの失点もかさみ、前半での群馬のランを許すことに。ヘソン、ミラーらの個の得点力は非常に高い分、GAME2ではフロントコートまでのボール運び、リバウンドでの修正が鍵となるのではないだろうか。

両チーム共にターンオーバーを多く喫するなど、不完全燃焼となった部分も否めず。GAME2においては、お互いに修正をかけあうことで異なる展開となるだろうか。明日の試合を引き続き注視していきたいと思う。

ツイキャス

前半

後半

"今ティップオフしました"等、タイミングを言うようにしているので、試合と合わせて見ていただくと楽しんでいただけるかと思います。

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