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【マッチレビュー】Bリーグ 23-24 B1第36節 GAME2 群馬vs仙台


GAME1のマッチレビュー

ロスター

群馬クレインサンダーズ

仙台89ERS

スタメン

群馬クレインサンダーズ

仙台89ERS

試合結果とボックススコア

1Q 群馬23-24仙台

2Q 群馬45-48仙台(群馬22-24仙台)

3Q 群馬63-70仙台(群馬18-22仙台)

4Q 群馬79-98仙台(群馬16-28仙台)

試合展開

スタメンは、両チーム共にGAME1と同じメンバー。開始から辻-野本の崩しで先制した群馬は、ベンティル、辻の3ptにより8-0のランに成功。仙台は速やかにヤンを投入し、オンザコート3の編成へ切り替えると、ブース、阿部が外と中から得点を重ね、群馬との差を縮めていく。群馬はジョーンズ、仙台はヤンが得点を応酬し、一進一退の攻防が続くことに。

セカンドユニットにおいては、トーマスを投入した仙台が、ファストブレークで速い攻めを繰り出せば、群馬も並里、菅原が連続得点するなどやり返し、拮抗した1Qは仙台1点リードで2Qへ。

2Q開始は、ターズースキー、ベンティルに八村を加えたビッグラインナップを敷いた群馬。2ビッグを基軸にインサイドでのスペーシングに注力しつつ、外からは八村が3ptを沈めるなど、効率的に得点を積み上げる。ディフェンスにおいて2-1-2気味にゾーンを敷く群馬に対し、仙台はペリメーターのスペースを有効に使いながら、青木、ブースが得点を決めるなど、1ポゼッション差の拮抗した展開で試合は進むことになる。

両チーム共にディフェンスが厳しく、決してオープンではない内容であった中、互いにタフなショットを決めて打ち合いの様相を呈し、仙台は阿部の連続ジャンプシュートでリードすれば、群馬の並里のブザービーターで食らいつくなど、両者拮抗した前半は、仙台が3点をリードで折り返す。

両チーム共にスタメンに戻した後半、ジョーンズの連続得点により先制した群馬が先にリズムを作り、ベンティルの2pt、辻の3ptなどでリードチェンジに成功するが、仙台は、引き続きヤンが積極的なインサイドアタックを見せる。

勢いを加速させた仙台がまたもやリードチェンジすると、阿部が怒涛のペネトレイトから連続得点、さらにはブースが3ptを沈めた仙台が群馬に対して10点のリードを奪い、後半の主導権を握っていく。得点のペースが落ちた群馬は、セカンドチャンスからターズースキー、ファストブレークからジョーンズがフリースローにより得点し、苦しい時間を繋ぐ。

仙台が7点をリードして突入した4Qは、トーマスのフリースローで仙台が先制すると、ディフェンス強度を一段と高めた仙台、が渡辺の3pt、ヤンのフリースローでランに成功し、リードを一気に16点まで広げることになる。

群馬はベンティルの3pt、ジョーンズのレイアップで反撃の機会を伺うも、仙台はオフェンスリバウンドをゲルンがことごとく回収し、セカンドチャンスをモノにする。群馬はベンティルの連続得点により、追い上げのきっかけを掴みにいくが、仙台はゲルンのボスハンドダンクで流れを切りつつ、オールコートプレスからの阿部の得点で攻勢に出て、群馬に点差を縮めさせず。

試合の大勢は決し、仙台がこのままゲームをクローズさせ、最終戦で勝利。群馬は23-24シーズンを、31勝29敗という成績で終えることとなった。

雑感

前半に拮抗した展開はGAME1と同様であったが、後半に群馬が追い上げたGAME1と異なり、GAME2は仙台が突き放すことに。

仙台にとっての勝因は、何と言ってもリバウンドであったと感じる。オフェンスリバウンド7、トータルリバウンド19リバウンドを記録したゲルンを中心として、チームのトータルリバウンドでも群馬32-44仙台と、群馬を圧倒。制空権を押さえた仙台が、リバウンドから主導権を手繰り寄せた印象を受けた。

23-24シーズン、群馬の最終成績は31勝29敗。勝率5割を突破し、間違いなく前進を見せたシーズン。と同時に、チャンピオンシップへの出場という最大のシーズン目標は達成できず、"前人未到の景色"は来シーズンへ持ち越しとなる。

今シーズンも、群馬クレインサンダーズを応援し、試合を観て、自分のことのように一喜一憂出来たことについては、心から幸せだったと感じるところである。

来シーズン。今シーズンの忘れ物を取りに行く挑戦を、群馬クレインサンダーズのことが好きなファンの端くれとして、引き続き応援していきたいと思う。

長いシーズンどうもありがとうございました。

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