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【マッチレビュー】Bリーグ 23-24 B1第36節 GAME1 群馬vs仙台


ロスター

群馬クレインサンダーズ

仙台89ERS

スタメン

群馬クレインサンダーズ

仙台89ERS

試合結果とボックススコア

1Q 群馬24-24仙台

2Q 群馬44-45仙台(群馬20-21仙台)

3Q 群馬71-66仙台(群馬27-21仙台)

4Q 群馬97-85仙台(群馬26-19仙台)

試合展開

ターズースキーがロスターに復帰した群馬は、前節までのスタメンを継続。2ptずつ得点を重ねる群馬に対し、仙台もオープニングこそ阿部が3ptを決めるが、その後はロングツーを主体として、こちらも2ptずつ決めていくことになる。

ファストブレークを中心にテンポを上げていく群馬は、1Q後半へかけてフリッピン、辻が3ptを沈めるなど、アウトサイドからも加点。対する仙台は、ブースが3pt、ロングツーで返せば、今度は青木、小林がペネトレイトでペイントエリアを突くなど、外→中の順にリズムを作る。セカンドユニットの群馬は、パーカーがインサイド、並里がアウトサイドから得点を重ね、中と外の両面において、両チームがやり合う互角の試合展開に。

同点で入った2Qは、両チーム共にビッグラインナップを敷き、インサイドにおける主導権争いが激化。引き続きファストブレークからの得点を狙い続ける群馬に対し、仙台はハーフコートにおいては2-3ゾーンを敷きつつ、保持局面では、ゲルンのセカンドチャンスポイントなどでリードチェンジに成功。

2Q後半、群馬はジョーンズがペネトレイト、3ptによりオフェンスを牽引する。仙台は片岡が3ptとドライブインからのクリティカルな崩しを見せ、お互いに譲らない。両チームはリードチェンジを繰り返しながら、仙台はブースが3ptを決めれば、群馬はジョーンズがバスケットカウントを沈めるなど、一進一退の展開は続き、仙台が1点をリードして試合を折り返す。

後半は両チーム共にスタメンへ戻すと、青木が積極的にリムアタックを仕掛けた仙台が先手を取る。群馬は2-3ゾーンを用いてペイントを固めにかかるが、外からはブースが3ptを沈めるなど、リズムを掴んだ仙台が一時リードを広げることに。後半の出鼻をくじかれた群馬であるが、2-3ゾーンは継続しながらディフェンス強度を上げると、辻の3pt、パーカー、ベンティルのゴール下シュートで連続得点に成功し、リードチェンジすることになる。

ペースがスローダウンした仙台であったが、青木がペネトレイトによりキャリアハイとなる16得点目を決めると、阿部も同じコースからペネトレイトを決めるなど、インサイドアタックでの積極性は失わず。だが群馬も、並里のペネトレイト、フリッピン→パーカーのバックドアカットでやり返し、リードチェンジの応酬から群馬が一歩前に抜け出すことになる。

並里のブザービーターにより、群馬が5点をリードして入った4Q。引き続きキレを見せた並里のミドルシュートにより群馬が先制すると、八村を中心にファールドローで仙台のファールトラブルを誘いながら、フリースローを沈めることで、試合の主導権を手繰り寄せていく。苦しくなった仙台は、青木がペネトレイトでのレイアップ、渡部琉が3ptを決めて得点を繋いでいくが、群馬は波に乗った八村が3ptを沈めるなど、リードを確実にキープし、主導権を渡さない。

4Q中盤からは、リバウンドの回収を増やした群馬。ターズースキーがセカンドチャンスを決めきるなど、終盤へ向けてペースを順調に上げていく。仙台は、トーマスがバスケットカウント&ワンスローとタフショットを決めて食らいついていくものの、ファールドローからのフリースローを順調に決める群馬との10点前後の差が縮まらず。残り4分の局面では、トーマスがファールアウトするなど、劣勢を強いられることになる。

終盤、ゲームをコントロールした群馬は、ゲルンを中心に巻き返し図る仙台の追撃を振り切り、最終節のGAME1に先勝。シーズン31勝目を記録することになった。

雑感

チームとして、シーズンハイタイとなる29アシストを記録した群馬。ロスターがフルに揃い、ファストブレークポイントにおいても群馬19-3仙台と、取り戻した層の厚さをベースに、得意の速い展開に持ち込んだことが、群馬にとって大きな勝因となったと言えるだろう。

仙台としては、Bリーグキャリアハイとなる18得点を記録した青木のペネトレイトが効き、ブース、トーマスに加え要所で片岡が締めるなど、オフェンスの組み立てとしては悪くなかったが、群馬に速い展開に持ち込まれた後半は、やや後手に回った印象。GAME2へ向けてはファストブレークをいかに防いでいくかが鍵となるのではないか。

泣いても笑っても、23-24のレギュラーシーズンにおける試合はラスト1試合。GAME2は両者共に悔いのない試合になることを願うとともに、白熱したエナジーあふれる戦いを期待したいと思う。

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