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【ふなログ748】往復標高差2,300mチャレンジ!富士御殿場ルート


いやあ、また登っちまいました。
富士山に。今年5回目、生涯で19回目。

しかも筋肉痛(笑)
最近は慣れてきたせいか筋肉痛にならなかったのですが、
久々に翌朝、筋肉痛になっています。


なんと言っても
標高差2,300mの登山と下山で19kmですからね。
我ながら、今年最後の富士登山でやり切った思いです!


一見すると仕事とは
全く関係ないことに没頭している私ですが、
「好きなことに没頭してやり切る」ということを最近の課題にしていました。
「今ここを生きる、楽しむ」ということです。

高い目標を掲げながらも、
一方で高い目標に怯みそうになることもある。
直近の課題に苦しむこともある。

「ここを乗り越えれば、目標に近づく、やり切る」
というイメージを、
私は富士登山で自身に叩き込んでいます。


独立後も、
お仕事に恵まれて大変有り難い立場なのですが、
契約している業務の枠内で仕事をすることに慣れきってしまうと、
チャレンジすることに億劫になったり、鈍感になるんですよね。

仕事に標準化は必要だけど、変化に鈍感になったり。
(ITの分野は変化が激しいけど、逆にシステム化するのが仕事だから、たぶん相矛盾したことをやっている)


そこで富士登山という非日常空間に飛び出して、
ちょっとした冒険に出掛ける。力を出し切る。

ルートも4種類、やろうと思えば色々なルートの組み合わせも可能。
登山開始はいつから?安全に下山するためには?
など、自分で決めていくワクワク感。


登山中は「ザクザクっ」という砂利を踏み締める音が聴こえるのみ。

スマホ使う以外は一切、IT機器から切り離された世界(おそらく)。
自家発電とバイオトイレの山小屋、運搬された水や食糧。
日常では当たり前なのが、すべて当たり前ではない世界。

出来れば毎週登りたいんですけどねー
そう出来るように業務を最適化するのも、私の目標だったりします(笑)

…さて、前置きが長くなりました。
では、昨日の登山はどんなだったのか?


登山(五合目から山頂まで約7時間20分)

  • 4:30マイカーで自宅発

  • 6:15御殿場口新五合目駐車場着

  • 6:30御殿場口新五号目から登山開始

  • 6:40大石茶屋到着、装備最終チェック

  • 7:40次郎坊通過

  • 9:25新六合目半蔵坊到着、15分休憩(五合目からの初の山小屋。ここまで3時間もかかる!)

  • 10:00六合目通過(何もない場所)

  • 10:50七合目日の出館(廃墟)通過

  • 11:00七合目五勺わらじ館通過 →昨日はここ以外の山小屋は全て閉鎖していました!

  • 11:05七合目五勺砂走館(9/4に休業)到着、10分休憩

  • 11:55七合目九勺赤岩八合館(9/4に休業)到着、15分休憩

  • 12:30八合目見晴館(廃墟)通過

  • 13:50御殿場ルート山頂到着!


お鉢巡り(火口を一周、1時間50分)

  • 13:50御殿場ルート山頂→富士宮ルート山頂付近

  • 14:30剣ヶ峰(3,776m地点)で写真撮影(15分の長蛇の列!)

  • 15:15富士吉田ルート山頂付近で装備整える休憩

  • 15:40御殿場ルート山頂付近に戻る



下山(山頂→五合目まで約3時間)

  • 15:40装備整えて下山開始

  • 16:45七合目九勺赤岩八合館(9/4に休業)到着

  • 17:15七合目五勺わらじ館到着、15分休憩

  • 18:40御殿場口新五合目到着!

  • 21:30帰りに汗臭い身体でカツ丼食べて自宅に到着


登山から下山まで約12時間、19km歩きました。
御殿場ルートは、
富士登山の4ルート中、もっとも距離が長いコースです。


五合目も、他の3コースは2,000メートル前半が多いのですが、御殿場コースだけ1,400メートルからスタートします。

かつ、山小屋も圧倒的に少ない。4軒のみです。
しかも、五合目の大石茶屋から次の山小屋まで、約3時間ほどかかります。


初心者の方には、かなり過酷な登山になるコースなので、他の3コースに比べて登山客が少なく、かなり落ち着いた登山を楽しめます(笑)
山小屋宿泊も、開山1ヶ月前でも予約できたりします。


五合目から新六合目までは3時間、砂礫の坂道を淡々と登ります。
新六合目以降は、かなり登りやすくなります。

ただし、山頂付近は他のコース同様に傾斜がキツく、難所です。


登っている最中、下山客とも多くすれ違います。
御殿場ルートは、登山に慣れている人が多いようで、かつ挨拶してくれる方も多くて結構好きです。

挨拶したり雑談すると、不思議に力が湧いてきますね。


中でも、
山頂から下山している割と年配の方から声を掛けて頂き、

「頂上まであともう少し。この辺り険しいけど、一番楽しいところだよね。正念場だから頑張ってね」
と励ましてくださいました。


「険しいけど、一番楽しいところ」という言葉、とても心に残りました。

登っていて「辛いなぁ」と言葉が出そうになることもありましたが、ここですかさず「だから楽しいんだよな」と口に出すだけでも力が湧いてきます。


また、あまり速いペースで登っていないのですが、一定のペースを保ち、姿勢がしっかりして歩き方がとても安定している人は、トータルで見るとやはり速く登れていますね。

私も休憩は取りながら歩きますが、1分呼吸を整えて水分補給するだけにして、後は一定の速度で淡々と歩くようにしています。

それも、
「斜め上を見ながら歩く」ようにしています。

苦しいとつい、下を見ながら歩いてしまいがちですが、意識的にでも斜め上を見るようにして歩みを進めると、頑張れる気がしてくるんですよね。


御殿場ルートは晴れていると、五合目からでも山頂がくっきり見えます。

しかし、「山頂までまだ距離あるじゃないか」と思うと萎えそうになるものの、「山頂」という目的地は意識に留めるだけにして、割と直近の「斜め上」を見ながら淡々と歩くようにすると元気が出ます。


これって、人生でも同じではないでしょうか?
実現が難しい願望や目標があったりして、時々我に返ると怯みそうになったり。

直近で何が出来るか?から始め、少しずつモチベーションが湧いてくるから没頭に繋がったりする、というのと似ていると思います。


「やり切る」とか「没頭」の対象として、私の場合は富士登山を挙げていますが、いつもモチベーションに満ちているわけではありません。

昨日も登る前は「またこれを登るのか…」とか「八合目まで登ったから、もう降りよっかな」とか思ったりもします(笑)


ただ、「登頂する」と決めたから登っていただけなんだなぁ、と振り返ると思います。
やはり「決める」、というのはとても大切です。


実現させたいことに対して、感情が湧き上がった時に「決める」チャンスです。
ここを逃したら、決めるのは難しいから「感情からの即決め」で決めてしまう。

なので、許容可能なリスクを検討した上での「やってみよっかな」という感情からの「決め」は、めちゃ大切ではないでしょうか?


富士登山の話から、話題が少しとっ散らかってしまいましたが
、やはり没頭していることからの学びは大きいですね(笑)

沸き起こる感情から決めた目標、そして淡々とペースを保って遂行すること。
この基本姿勢が、仕事や人生で生かされると楽しくなるのではないでしょうか。


それでは、今日も素敵な1日をお過ごしください。

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