【ふなログ223】賢いフリしてスタートラインを見誤ると全て狂ってしまう。バカでもいいじゃないか。そこから始まる。
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「バカに付ける薬はない」
という言葉がありまして、
自分は筋金入りのバカだと落ち込んで
死にたくても死ねない時期がありました。
(のっけから重いフレーズでごめんなさい)
もっと賢く生きられたら
もっと強い意志で生きられたら
もっとモテたら(→それは違うか)
しかしそうでない自分であることを
分かっていながらも
認めるのが怖くて仕方がない。
「ソンナコトナイヨ」
と誰かに言って欲しくても
そんなアザトサも可愛げもない
(オッサンだしねw)。
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バカな自分。愚かな自分。
しかし認めたくない。
認めたら価値がなくなるような気がする
という自己矛盾。
これって、
厨二病なのか?退行したのか?
いや、
意外とそんなことで悩んでいる
大人って実は結構多いんじゃないのか…?
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しかし、
バカなんだからしょうがない。
むしろバカなのに賢そうに振る舞う方が
もっとイタい。
しかし、
そんなイタいことを
社会人10年目あたりから
8年くらいやってみた時期があって、
それじゃダメなんだなと突き落とされた。
少し仕事が調子づいてきたから
「意識高い系」を気取って
ビジネス本読みまくったり、
勉強していない(外見)人を見てはスッと見下す。
仕事でお客様に
大して喜んで頂けることがなかったのにね。
収入も当然上がらなかった。
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しかしその結果、
代償として、
周りから人はいなくなった。
賢くなろうとしても賢くなれず
それじゃカッコ悪いから
賢そうに振る舞う。
根がバカだから整合性取れず
そのうち苦しくなって
もっと意地になって
そんな振る舞いにしがみつき、
それでも埒があかない挙げ句の果ては
「起死回生の一手」
に期待して余計に悪化。
人生詰んだという手前まで来た。
↓その時の様子(「今年2019年の年明けに、私はとある「大失態」を犯し、人生の底を味わっていました。」というくだり)
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ところが
堕ちるところまで堕ちてみたら、
誤魔化しは効かない。
だから、
「今の自分」を認めたくなくても
認めるしかない。
そうなると、
「今の自分」からどうすれば良いのか?
を必死に考えるしかなくなる。
ここがスタートライン。
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そもそも
「人生は不平等な舞台」
だということは、
生まれてから数年経てば
大体分かってくるものだが、
自分を省みもしないで
盲目に努力していても
無駄な足掻きに過ぎない。
バカで泣きたくなっても
バカで腹が立ってきたとしても
ここがスタートラインなら
そこから踏み切るしかないじゃないかと。
制約があるからゲームは面白いのだし、
人生もまた一緒。
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「弱者の戦略」があるのなら、
「バカの戦略」というものもある。
バカなんだから、
シンプルにしか考えられない。
シンプルに「何が欲しいのか?」に
きちんと向き合って
その幸福感をゴールにして生きていく。
そのためには、
敵の肺腑を射抜くようなポイントを見抜き、
その一点を攻めていくしかない。
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これは
一見要領の良い「小手先テク」
のような響きに聞こえるが、
実は日々の細かい積み重ねや振り返り、
洞察力がモノを言う取り組みだと思う。
シンプルな一点を目掛けて
コツコツ積み重ねて
成果が出るまで粘るしかない。
当たり前に聞こえるかもしれないが…
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「自分はバカ」
というスタートラインであれば、
ここで腹を括ることができる。
細かいPDCA。
細かく考えながら改善していく。
地味ですがこれしかないですね。
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…という、
冒頭の変な振り返りから始まって
仕事の話に向かいましたが、
学ぶこと自体を否定しているのではなく、
スタートラインを認めてから
シンプルに一点を突っ走り続ける。
という
立ち位置からの努力が重要
なんだという気付きでした。
もちろん、
元々賢い人はそんなこと考えなくても
最強なのかもしれませんが…
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話変わりますが、
今日、
長女の授業参観に参加した妻によると
どうやら長女は
つまらない授業の時はあからさまだし、
授業中いきなり歩き出して
鉛筆削りのゴミを捨てに行ったり
先生の話を聞いていなかったり…
みたいです。
私は小学校の時は優等生だったので
そうではありませんでしたが(ホントですよ!)、
ガマンしていただけで、
私と根がそっくりだなと(笑)
義務教育は最低限出来ていないと、
これから先の人生苦労することが多い…
かもしれないから、
何とかしたいとは思いつつも
「スタートラインと自分は何をしたいのか?」
に気付いてもらうには親の力が必要だし、
そこから多いに学んで欲しい。
というささやかな「親心」で、
今日は締めくくってみます。
いやいや、
親であるオマエが一番学べよと!(笑)
改めてスタートラインの大切さ。
そしてそこから巻き返すための学び。
人生、今が一番若いのでこれからです。
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