軒裏がアブナイんです
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こんばんは!
船渡です。
まずは、いつものお知らせです!
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まずは、新しい紹介ページを覗いてみてくださいね。
こちらです。
さて、昨日、「雨漏りの7割が○○で起きている」というメルマガをお送りしました。
まだ読んでない方は、NOTEにアーカイブしているので読んでみてくださいね。
https://note.com/funato_akira/n/n5cbe3595a897
「雨漏りの7割が○○で起きている」 の○○は、「軒ゼロ」になるのですが、これに対して、
「軒ゼロでも窓をしっかり防水すれば問題ないですか?」
というご質問を頂きました。
「軒がないと窓に雨がかかるから雨漏りしやすい」
という解釈ですね。
ああ、そういう風に捉える方もいらっしゃるんだな、と思い、今回は補足したいと思います。
軒ゼロの場合、どこから雨漏りするのか?
それは、軒裏です。
保険会社JIOで出している軒ゼロの3大施工ポイントということで、どのような防水納まりにすべきか?
を記載しているのですが、まさにココが雨漏りのポイントになります。
軒裏と外壁が接している部分には、通気層があり小屋裏にも通じているのですが、そこから雨が建物内に侵入する、ということですね。
軒が出ていれば問題ないのですが、軒ゼロだと侵入しやすくなります。
質問をくださった方が心配されていた窓部分は、防水施工方法が確立しているので、しっかり施工さえして頂ければ問題はありません。
逆に、「軒ゼロ」のための防水方法は浸透してなく、通常と同じように施工されてしまうため、
「大型台風で雨漏り」
となりやすいんですね。
私が在籍していた設計事務所でも軒ゼロ住宅を結構、設計していて、以前はかなり雨漏りしていたようです。
その反省を元に、ディテールをしっかり設計する部署を作って(私も在籍していました)、しっかりチェックしていました。そのおかげて、雨漏りはほぼなくなりました。
1億以上の住宅しか設計しない、という会社でしたので、このような専門部署を設けてサポートすることが出来ましたが、通常の工務店や設計事務所では、難しい場合が多いです。
どうしても「軒ゼロ」にしたい場合には、先ほどの図面を参考に防水検討してもらえるのか?を確認した方が良いですね。
では!
PS1
防水や構造、断熱といった性能に関することって、地味で面白みがないのですが、そこがダメだと、いくら良い間取りでも、全て台無しです。
は、建築家による住宅が雨漏りで大変なことになっていることを告発する動画で、700万回以上の再生回数があります。
「ヒドイ話だな、、、」
と思いますが、ここまで酷くなくても、雨漏り自体は、普通にあり得る話です。実際、「日経アーキテクチュア」という業界紙では、毎号で「雨漏り」の話題が出ています。
皆さんが思うより、普通の事なんですよね。まずは事実を知って、施主として賢明な判断をしてくださいね。
PS2
もちろん、間取りやデザインも大事です。
こちらのブログで紹介しているように、施主の理想の暮らしを実現するために、間取り診断では多くの間取り改善をしてきました。
性能と間取り・デザインを両立した家にしたい場合は、プレミアム動画間取り診断を検討してみても良いかもしれないですね。
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