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パクリやトレースを気にするクリエイターのためのマガジン

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インターネットの普及、検索サイトの登場、そしてソーシャルメディアの台頭は、それまでごく一部の才能ある者だけだったアートやデザインをより身近なものにした。 しかし、何事にも光があれ…
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2020年1月の記事一覧

確かに猿真似はいけない。だがそれは「頭を使わない」からだ。創作は感性=情報量で決まる。
『レッド・ツェッペリン』というロックバンドがある。有名処に似た楽曲を次々発表し「偉大なるパクリ野郎」と呼ばれたが、彼らが世界的名声を得た最大の理由は「真似の完成度が高く、原典より凄いから」だ。

創作は体験に根ざす。コピーは冷たい。
 ――松本零士

創作物は創作者の体験と表現の集積だ。
しかし同じものを見聞しても、感じ方や捉え方は個々で異なり、体験が違えば表現も変わる。故に唯一無二なのだ。
剽窃(パクリ)はそれらの過程を飛ばして「結果」のみ得ようとする卑劣な行為である。

近年はTwitterに限らず、他者の作品を「どうせフォロワーも少ないしバレないだろ」と見くびって堂々と“奪う”輩がいる。だがそれは稚拙と無教養の証に他ならない。

マンガをパクられた?フォロワー数が少ないと疑惑を叫んでも広がらない…! https://note.com/akkoinkolove/n/n3548bac1a136