Steamストア登録に3か月かかって僕に起こった異変の怖いお話です!
Steamのストア登録に3か月かかった体験談をお話しします。そして、私自身に起きた異変についての少し怖い話もお伝えします。これが参考になれば幸いです。
なぜ3か月もかかった?
今思い出しても嫌な話ですが、事実としてSteamの登録に3か月もかかってしまいました。詳細をお伝えすると、
・出品者登録に1か月半
・ゲームの出品手続きにさらに1か月半
大まかに言えば、このような流れでした。もし私の手違いがなければ、すべてに1か月もかからなかったかもしれません。ちなみに、参考にしたサイトはこちらです。こちらに記載されている通りに登録作業を進めていました。
【ゲーム開発】Steamで自作ゲームをリリースするまでの手順・注意点まとめ | くろくまそふと (kurokumasoft.com)
そして最初の審査で事件が起きました。
審査完了メールが来ない
最初のステップは、出品者登録の審査手続きです。これが最初の大きな壁とも言えます。そして、ここで大事件が発生しました。なんと、審査完了のメールが一向に届かないのです。審査申請をした直後に受付のメールはすぐに来たので、安心して待っていたのですが、その後、毎日メールを確認しても何も届かず。調べてみると、審査には1か月ほどかかるという情報を見つけたため、とりあえず1か月待ってみることにしました。
Gmailが原因だった
私は普段、Gmailをほとんど使わない人間です。理由は、大事なメールが紛失することが過去に何度かあったからです。Gmailを使うと重要なメールが見落とされやすいと感じていたので、毎日欠かさずメールを確認していました。それでも、やはり問題が発生しました。
実は、審査はすでに完了しており、返答のメールも届いていたのです。このことが判明したのは、Steamに問い合わせた時でした。つまり、1か月以上待っていたのは全くの無駄だったのです。どうやら、申請内容に問題があり、修正が必要だったようで、1回目の審査では通らず返されてしまいました。2回目でようやく審査に通ったと記憶しています。
最終的に、私はGmailを使うことをあまりお勧めしません。他のメールでも同じようなことが起こるかもしれませんが、少なくとも私にとってはGmailはトラブルの元でした。
アメリカの税金免除審査
次の難関は、アメリカの税金免除審査です。これは、売上に対する税金を免除してもらうための手続きで、Steam上で申し込む必要があります。この審査では、2つの本人確認が求められます。
郵便番号の確認
身分証明書の確認
これらは非常にわかりづらいプロセスです。まず、郵便番号の確認ですが、公共の郵便物に記載されている郵便番号を写真に撮り、赤丸で郵便番号をマークして提出する必要があります。この指示は自分で翻訳し、日本語で理解しなければなりません。
次に、身分証明書の確認です。免許証やパスポートなどを写真に撮って提出しますが、その際、自分の顔の近くでそれを持ち、自撮り写真を送る必要があります。少し分かりにくいかもしれませんが、要するに、顔と身分証明書を一緒に撮影するということです。
私はこの手順が理解できず、一度審査をやり直しました。審査に通らない場合、何も通知が来ないので注意が必要です。自分から問い合わせて初めて対応がある仕組みでした。審査に通過した際には、メールで通知が届きます。
ストア出品するのも一苦労
ここまでで出品者登録は完了しました。次のステップは、ストア出品、つまりゲームを販売するためのストアページを作成する作業です。このプロセスには多くの項目があり、それぞれを一つずつ登録していく必要があります。全部で約10個の項目があったと思います。
特に大変だったのが、バナーを最低11枚作成しなければならないことです。異なるサイズのバナーを11枚も用意するのは、非常に手間のかかる作業でした。なんとか2日かけて終わらせましたが、使った素材はほぼ同じで、ロゴと背景を活用しました。
注意すべき点として、ファイル形式に細かい指定があります。多くはPNGですが、JPG、GIF、ICOなどの形式も求められました。この点は少し混乱する部分でしたが、必須要件なので避けては通れません。
以下のページを参考に作成しました。
【ゲーム制作】Steamでストアページ開設のために必要な画像 - 原カバンは鞄のお店ではありません。 (karvan1230.com)
項目も全て書いたつもりでしたが、うまく埋められなかったものがあり、1つでも欠けると登録ができません。そのため、すべての項目を埋めるのに相当苦労しました。また、日本語だけでなく英語も併記した方が良いです。特に、タイトルは日本語と英語で分けた方が適切ですが、この手順はかなりわかりづらいものでした。
最終的に全ての作業を完了し、審査に出したところ、一度で審査は通りましたが、いくつかの指摘がありました。たとえば、「スクリーンショットはフルHDにした方が良い」などのアドバイスがありました。
ビルドをアップロードして審査
最後の審査は、ゲームのビルドをアップロードして確認してもらう作業です。これも難解な項目が多く、苦労しましたが、何とかやり遂げました。ビルドは2GB以内であればそのままアップロードできるのですが、その後に実行ファイルを指定する部分が特に分かりにくかったです。さらに、ゲームの表現カテゴリの選択や言語設定など、様々な項目を指定する必要がありました。
価格設定も最初は戸惑いました。自分で価格を入力するのではなく、選択する形式だったため、最初はなぜ価格が入力できないのか理解できませんでした。ただ、価格は出品後も変更可能で、値下げはできますが、値上げはできないので注意が必要です。
ビルドの審査は、一発で通りませんでした。翻訳してみると、Steam上で実行できないという内容が記載されていたのです。私が特殊なゲームエンジンで制作したためなのか、本当に実行できなかったのかは不明です。それとは別に、ゲームの表現カテゴリの指定が必要だったのですが、確かにその項目を設定していなかったので、とりあえず追加しました。
ただ、「実行できない」とは一体どういうことなのか?と思い、その英文を検索してみたところ、同じ問題で困っている外国のユーザーの質問を見つけました。「Steam上で実行できないなら、すべて無理じゃないか」と焦りましたが、ゲーム表現カテゴリを修正して再度審査に提出することにしました。これでダメなら次の手を考えようと思っていたところ、無事に審査は通過しました。
ここまで進めば、全ての審査が完了しています。あとは「リリースボタン」が表示されるので、それを自分で押すだけです。リリースのタイミングは自分で自由に決めることができ、あらかじめ指定したリリース日まで待つことも可能です。
最悪のことが起きた
私はいくつかのゲームのベータ版を完成させており、さらに5本のゲームをリリースする予定でした。そのため、ストアにはあと5本分の登録作業が必要だったのですが、この面倒なプロセスを5回も繰り返すことに躊躇していました。ここまでの手間を考えると、心の中で「本当にこれをあと5回もやるのか?」という葛藤が生まれ、結局登録作業は全く進みませんでした。面倒だという気持ちが強く、しかし早く5本を登録しなければという焦りも抱えていました。
その結果なのかはわかりませんが、ある日突然、私の耳に大きな耳鳴りが始まりました。おそらくストレスが原因だと思いますが、何に対するストレスなのかまでははっきりしていません。耳鼻科に行き、毎日薬を飲んでいますが、耳鳴りはまだ治らず、治る見込みも低いようです。ストア登録の作業が大きなストレスになっていたのか、あと5本の登録に対するプレッシャーが原因だったのかは不明ですが、何かしら関係があるように感じています。それほど、この作業は私にとって大きな負担だったのかもしれません。
自分がゲームを楽しむこと
一つ大きなアイデアがあります。登録作業は確かに手間がかかりますが、まずは毎日そのゲームを自分でプレイして楽しむことが重要だと思います。自分が心から楽しめるゲームであれば、それがモチベーションとなり、登録作業にも前向きに取り組めるはずです。
このゲームはきっと多くの人にも楽しんでもらえるはずだ、そう自分で確信できるでしょう。もし遊ばずにただ登録作業だけを続けていれば、それは苦痛となり、ストレスが溜まり、体にも悪影響を及ぼす可能性があります。なぜストアに出品するのか、その目的は多くの人に楽しんでもらうことだという原点を忘れないでください。
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