見出し画像

ゲーム制作の時間に関して、有料と無料ゲームについて。

ゲーム制作は予想以上に時間がかかることがあります。最近では、こんなにシンプルなゲームでも思った以上に時間がかかっていると感じることがあります。
今回は、その制作時間に関する私の経験についてお話ししようと思います。

ゲーム制作は時間がかかる

ゲーム制作において、メインプログラム部分は2日で完成することもあります。これはゲームの核心部分であり、短時間で仕上げることができます。しかし、実際のゲームにはメイン部分以外にも多くの要素があり、より多くの時間が必要です。
特に時間がかかるのは、グラフィック品質、アイデア全体、難易度調整、ゲーム全体の構成です。
このように、大まかに見ても時間がかかる箇所は多く存在します。

ゲームらしくする時間

ゲームはメイン部分だけでは成立しません。具体的には、ゲームを構成するあらゆる要素に時間がかかります。

例えば、タイトル画面、ストーリー全体、ゲームオーバー画面、エンディング画面などが挙げられます。これらのメイン部分以外の要素も多数あり、それぞれのクオリティを高めようとすると非常に時間がかかります。

また、アイデアを出してゲームを形にしていく過程にも別途時間が必要です。このように、何もないところからゲームを作り上げる一連の作業が、時間のかかる原因となります。

ゲームは有料か無料か

ゲームの無料と有料の選択は、制作時間と大きく関わります。無料ゲームの場合、クオリティーが高くなくても問題ないと考えられることがあります。なぜなら、ユーザーが返金を求めることがないからです。無料で提供するのは個人的な趣味や意図からであり、その結果、無料ゲームの多くはクオリティーが低いと感じることがあります。

一方、有料ゲームは適当ではいけないと考えられます。ユーザーは支払った金額に見合う内容を期待するため、安価なゲームは安価な内容、高価なゲームは高価な内容であることが一般的です。したがって、有料ゲームは無料の適当なゲームよりも完成度が高い傾向があります。このため、適切なクオリティーを確保するには、制作時間が大幅に増加することがあります。プログラムにかかる時間は、ゲームの外観からは見えない部分であり、その労力や時間がどれほどかはユーザーには分からないことが多いです。

ゲームを面白くするのに時間がかかる?

個人的には、ゲームを面白くするためにはかなりの時間がかかると感じています。特に難易度の微調整が重要な要素となると考えています。ゲームの難易度が変わることで、そのゲーム性が大きく変化します。難しすぎるとプレイヤーが楽しめず、逆に簡単すぎるとすぐに飽きてしまいます。難易度を選択できるようにするのも良い方法です。ユーザーが自分に合った難易度を選べることで、より親切で楽しめるゲームになります。

また、ゲームを面白くするためには、ステージのバリエーションを豊富にすることも含まれます。ステージが多いほどプレイヤーは楽しむことができますが、その分制作に時間がかかります。最近では、ステージをランダムに生成するゲームも増えており、これにより毎回異なる体験が可能となります。このようなインディーゲームもありますが、ステージの生成には独自の技術と時間が必要です。

ゲーム製作者が楽しめるか?

ゲーム製作者自身が楽しめるゲームであることは非常に重要です。製作者が楽しめないゲームは、ユーザーにも楽しんでもらえない可能性があります。製作者が楽しめていると、モチベーションが保たれ、ゲームの制作により専念できるため、結果的に良いゲームが生まれることが多いです。

例えば、セガの鈴木裕さんが「バーチャファイター」を制作した際、彼は新しい技をテスト中にその面白さに夢中になり、テストを忘れて遊んでしまったと言われています。このエピソードは、自分でも飽きずに楽しめるほど面白い作品が作られるということを示しています。
実際、バーチャファイターは大ヒットを記録しました。製作者自身が楽しむゲームこそが、本当に面白い作品になるのかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?