ゲームをバズらせる法則を説明！バズるには〇〇しかない！

この記事では、ゲームがバズる要因について解説します。
有名なゲームを例に挙げますが、インディーゲームにも当てはまる法則なので、ぜひ参考にしてください。
まずは具体的な事例を紹介します。

ステラーブレイドはなぜバズった？

PS5のゲーム「ステラーブレイド」は、「ケツゲー」とも称される話題作です。プレイヤーは美少女キャラクターを操作して敵を倒すアクションゲームで、その主人公が美少女である点や、強調されたセクシーな要素は、ポリコレ問題に逆行するような内容としてゲーム業界に大きな衝撃を与えました。なぜ主人公が美少女で、特定の身体的特徴を強調する必要があったのか？この作品は、まさに「紳士ゲー」と言っても過言ではないでしょう。

従来の「紳士ゲー」は、2次元のキャラクターが登場するものが多かったですが、ステラーブレイドはPS5の高性能を活かした美麗なグラフィックと本格的な3Dアクションで新たな地平を切り開きました。その結果、ゲーム内で動きのあるキャラクターや、細かに描写された身体的特徴が、特定の層に強く訴求し、ポリコレ問題を無視してでも大ヒットに至ったのです。この現象をどのように捉えるべきか、考える価値があるでしょう。

パルワールドはなぜヒットしたのか？

ポケモンに似ていると噂され、疑惑の的となった「パルワールド」が大ヒットを記録し、2500万人ものユーザーを獲得しました。社員10人ほどの小規模なインディーゲーム会社が、なぜこれほどの成功を収めることができたのでしょうか？

発売前から話題となり、ポケモンに似ていると多くの人が感じたことは事実であり、その要素がヒットの一因であることは否定できません。また、発売された時期も幸運だったと言えるでしょう。ちょうどインディーゲームに注目が集まり始めた頃で、従来の枠を超えるような斬新なゲームが求められていた時期でした。

大手ゲーム会社では作れないような、インディーならではの作品であり、その絶妙なバランスが、多くのプレイヤーの心を掴んだのだと思います。

アサシン クリード シャドウズはヒットするのか？

「アサシン クリード シャドウズ」は、新たな問題を引き起こしているゲームです。黒人の侍が主人公という、安土桃山時代には馴染まない設定が物議を醸しています。黒人の侍はフィクションであるにもかかわらず、なぜ主人公が黒人に設定されたのか？黒人は日本人ではなく、なぜ外国人が主人公なのか？といった点が話題になっています。

この設定は、おそらくポリコレ問題への対応として黒人キャラクターを起用した結果でしょう。ポリコレとは、「社会の特定のグループに対して不快感や不利益を与えないようにするための対策」を指す言葉です。しかし、この対策が日本の視点からすると非常に違和感を覚えるものであり、なぜ日本人ではなく黒人が主人公なのか、という疑問が広がっています。

こうした違和感からこのゲームが話題になり、その結果として知名度が大きく上がったことは確かです。良し悪しは別として、この騒動が売り上げに影響を与えることは間違いないでしょう。

ゲームは知られてなんぼ

ここでは、物議を醸したゲームをいくつか取り上げました。こうして見ると、問題の大きさとゲームの売り上げはある程度比例しているように感じられます。問題があったから売れないのではなく、問題があったからこそ注目され、結果的に売れたということです。例えば、「アサシン クリード シャドウズ」はまだ発売前ですが、話題性から考えると売れることは間違いないでしょう。

このような手法を「炎上商法」と呼ぶべきかはわかりませんが、炎上商法がゲーム業界でも有効であることが示されました。おそらく、個人制作のゲームでも同じ手法が通用する可能性がありますが、そのためには話題性を持たせることが必要です。とはいえ、個人制作のゲームは多くが話題にすらならず、スルーされてしまうことが多いのかもしれません。

ゲームストアは審査がある

ゲームを販売するには、ゲームストアへの登録が必要です。これらのストアでは審査が行われており、問題のあるコンテンツが含まれるゲームは販売が許可されません。

例えば、全裸の女の子が登場するようなゲームは、ストアによっては審査を通過できません。もっとも、同人系のストアでは審査が緩やかな場合もあります。しかし、STEAMのような大手プラットフォームでは厳格な審査が行われています。審査基準は存在しますが、その基準の限界を探りながらゲームを作成することが求められます。

まずは、どのようなゲームがストアに登録されているかをリサーチし、どこまでが許容されるのかを把握しておくことが重要です。それを理解すれば、効果的な対策を講じることが可能になります。