忘れにくい「覚え方」とは？

「覚えるのが苦手なんです」という速読の生徒さんに、記憶のトレーニングをやってみました。
すると、動物などのイラストをどんどん覚えられるんです。

そして、数字を覚えるトレーニングをしたところ、前回ほど覚えられない・・・。

実はイラストを覚えるとき、ちょっとしたお話を作って関連付けていたのです。
「猫とキツネがカモをねらってる」「ライオンとゾウはバナナが大好き」というふうに。

一方で、数字やマークなど意味のないものや無機質なものだと、なかなか頭に入らない。
これって、長期記憶と短期記憶に関係しています。

お話を作るように関連付けて覚えることで、忘れにくく、長い間覚えていられる「長期記憶」になります。
ただ、覚えるのに時間がかかります。

一方パッと見てすぐに覚える「短期記憶」は、短時間ですぐできますが忘れやすい。

たいていの人は短期記憶を何度も繰り返すことで、長期記憶にしていくのですが（受験生がトイレなどに覚えることを紙に書いて貼りつけて、何回も見て覚えるっていうのがそうです）、いきなり長期記憶ができる人もいます。
ご本人にとってはこの方が面白いし、得意なんですね。

記憶や暗記が苦手だという人は、もしかしたら短期記憶が苦手なだけで、関連付けることで覚えられるようになりますよ～！

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