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これって方言だったのか問題

方言って色々ありますよね。
私は地元が岩手で
看護師になってからは仙台の病院にいたので、
東北の方言に馴染みがあります。

仙台の職場を辞めてから、
島に行く直近半年間だけ東京で働いていましたが
通じない言葉があり、
そこで方言と知った言葉がいくつかあります。
例えば…..

あぺとぺ→あっぺとっぺとも言う。
     とんちんかんやちぐはぐみたいな意味。
     例「あの患者さんあぺとぺだったね」

むつける→機嫌を損ねる、拗ねるみたいな意味。
     例「そんなむつけてどうしたの?」

はかはかする→ドキドキするみたいな意味。
     例「心臓がはかはかしませんか?」

あめる→腐る、腐りかけみたいな意味。
     例「これもうあめてない?」  

あまりに日常に溶け込んでいると、
標準語だと思いがちですがこれらは方言でしたね。
「あぺとぺ」は病棟でよく使ってました。
「辻褄が合わない言動」って伝えればいいのか….。



沖縄に来て
知らない方言ばかりを吸収していますが、
驚いたのは似たような方言もあること。

「わらばー」は東北では「わらす」で
どちらも童(わらし)から派生していると思うし、
「だからよー」は東北では「んだからー」で
どちらも強い同意の意味があるんですね。


かの柳田國男氏は、文化の中心地から遠いほど
古い言葉が残るという規則性があり、
それを「方言周圏論」として提唱したそうです。
そのうち本もしっかり読んでみたいな。

カタツムリって何て言うの?からはじまる


中心からの距離があると
情報が遅れて伝播することもありますよね。
岩手だとタピオカ屋が
かなり東京と時差あって開店してたし…


それはさておき、
方言っておもしろいな〜と色んな場所に住んで
再確認しました。
その地域では通じるけれど、
外では全く通じない言葉は本当暗号みたい。

みなさんは当たり前だと思い、
使っていた方言はありますか?

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