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「SMASH WEEKLY」 競技スマブラまとめ6/25–7/1

「SMASH WEEKLY」は大乱闘スマッシュブラザーズSP(以下スマブラSP)の競技シーンについて、fun2smashが直近1週間で起きたことをまとめ、毎週土or日に更新するプロジェクトです。

大会結果を多く含みますのでネタバレにはご注意ください。

この記事では6/25–7/1の出来事をまとめています。
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📢今週(6/25–7/1)のニュース

🇯🇵九州最大規模256名参加大会「九龍#1」が開催される。
優勝はシッショー選手。準優勝にむねキン選手。

「九龍#1」は6/25に福岡県で開催された256名規模大会です(Silver4相当)。九州の大会は代々大きな歓声が飛び交うことが多く、今大会も例にもれず熱量がある大会となりました。九州地方から多くの選手が参加しただけでなく、ぱせりまん選手(フォックス)・れあ選手(ゲッコウガ)・kept選手(むらびと/しずえ/ディディー)など関東の選手も招待されたことで注目度が高くなりました。

その中で優勝したのはシッショー選手(ドクターマリオ)でした。シッショー選手は篝火#6でぱせりまん選手とドクターマリオでフルセットの後一歩のところまで追い詰めたことなどで話題になった九州の若い選手で、100名以上規模の大会で初の優勝となりました。

勝者側決勝は先述の因縁があるぱせりまん選手との対戦となりました。圧倒的パワーと投げのリターンが高いシッショー選手のドクターマリオとスピードによる展開維持で一気に大ダメージから撃墜までもっていくぱせりまん選手のフォックスの試合は一進一退で、今回の対戦もフルセットとなりました。その中でドクターマリオのスーパージャンプパンチ(上B)を当てるタイミングが合い始め、最後も85%のフォックスを投げからスーパージャンプパンチの早期撃墜し、シッショー選手の勝利となりました。

決勝は勝者側優勝のシッショー選手と、そのシッショー選手に敗れて敗者側に落ちたむねキン選手(リュウ/ケン等)との対戦になりました。むねキン選手は6年近く九州地方でトップをはしっていた選手ですが、7月より仕事都合により関東へ転勤することを発表していました。若くこれからの九州を担うシッショー選手とこれまで九州地方を担ってきたむねキン選手という新旧対決の決勝になりました。

むねキン選手のリュウはセービングアタック(下B)の空中移動や絶妙なタイミングでふられる空中後ろ攻撃の通し方が巧みでシッショー選手は苦しめられます。しかし徐々にドクターマリオの空中後ろ攻撃の置きを中心とした立ち回りとそこからの読み合いの撃墜択を通し始めると一気にノリ始め、最終的には3-1で勝利しシッショー選手の優勝となりました。

九州の観客の熱い歓声に応えた新たなヒーローの更なる活躍に期待がかかります。


🇺🇸PANDA CUP初大会でもある「CEO2022」が開催される。
優勝はSonix選手。準優勝にRiddles選手。

「CEO2022」はアメリカのフロリダ州で開催された約650名参加大会です。さまざまな格闘ゲームが開催されるCEOで、例年通りスマブラSPも開催されました。CEOは格闘技で使用するようなリング上でゲームが行われるのが特徴で、今年は縮小化されているもののそれを意識したセットで進行されました。

また今大会は「PANDA CUP」のCommunity Stopsに指定された大会で初めて開催された大会となります。「PANDA CUP」は北米を中心としたゲーミングチームのPANDAが主催する任天堂公認のスマブラSP・DXのツアートーナメントです。PANDAによってCommunity Stopsに指定された北米の7大会の戦績やオンライン予選などの結果に応じて、最後に開催されるPanda Cup Finaleへ出場する32名の選手が決定します。そしてPanda Cup Finaleで優勝した選手には10万ドルが授与されます。

そんな中優勝したのはSonix選手(ソニック)でした。Sonix選手はドミニカ共和国出身で、元々強豪選手ではあったもののCOVID-19の影響で増えたオンライン大会でさらに頭角を現した選手の1人です。ソニックの足の速さやスピンなどをつかった逃げを得意とする選手でしたが、最近ではそれにくわえて攻撃面のうまさも向上し「Pound2022」や「MomoCon2022」といった400名以上の大会で5位をとるなど結果が上向いている中での優勝となりました。また今大会でSonix選手は敗者側から9連勝での優勝ということでSonix選手の忍耐力を証明した大会でもありました。

そして準優勝はRiddles選手(テリー/カズヤ)でした。Riddles選手はカナダ出身で、先週に開催された「The Gimvitational」など北米で大型大会が開催されるたびに参加しているモチベーションの高い選手で、2022年以降さらに結果が上向き「Pound2022」以降全ての大会でTOP8に入っていました。その要因の1つにRiddles選手のカズヤの活躍があるものの、今大会のTOP32以降はテリーでのみの勝利となっており、Riddles選手のテリーの強さも改めて証明しました。


✒️てぃー選手がRevoの所属から脱退することが発表される

7/1にてぃー選手が自身の所属するプロゲーミングチーム「Revo」から脱退することが発表されました。てぃー選手は2020年の2月に「Revo」の前身の「SUSANOO GAMING8」に所属し、途中「GUREN」に改名しながら2年半活動を続けていました。正確な理由は明言されておりませんが、てぃー選手は「契約満了」ということとRevoへの感謝をツイッターにて述べており、お互いにとって円満な結果のようです。


✒️ミーヤー選手がflat-gamingに所属することが発表される。

主にオンラインで活躍しているミーヤー選手(Mr.ゲーム&ウォッチ)が「flat-gaming」に所属することが7/1に発表されました。flat-gamingはデュエル・マスターズYoutuberで有名なflatさんが運営しているプロゲーミングチームで、現在日本最強選手の1人のあcola選手(スティーブ)先日190名規模大会「WAVE#1」で優勝したりゅーおー選手(ディディー)など若い選手が所属しています。

ミーヤー選手も若い選手で、2大オンライン大会のタミスマで3月26日に初優勝してからすでに8回優勝し、オンラインレート対戦サービスのスマメイトで2500を達成した2人のうちの1人となりました。同じく若くオンラインで名を上げ、スマメイト2500を達成したもう1人のあcola選手とチームメイトとなります。ミーヤー選手は今後オフライン大会に精力的に参加することを表明しており、flat-gamingとミーヤー選手の更なる躍進に注目が集まっています。


💥今週の名撃墜

<九龍#1>楓木選手(vs kept選手)

※ 該当シーンの再生時間から始まります。

<DAWN#7>はらせん選手(vs スネア選手)

※ 該当シーンの再生時間から始まります。


⏳過去の名場面(6/25-7/1)

「篝火#4」が開催される(2021/6/26-27)

EGS主催の国内最大規模大会の「篝火#4」に384名が参加しました。篝火にとって初の2日間開催で、ver11.0.0の調整によりパルテナやワリオなどが弱体化して初めての大会となりました。優勝者はプロトバナム選手で、大規模大会で初の優勝となりました。


🗓来週(7/2-7/8)開催予定の注目大会

🇯🇵西武撃#11(2021/7/2)

「西武撃#11」は東京で開催される約192名が参加する大会です(SILVER4相当)。仙台牛タン食べ放題の一心たん助によりスポンサードされており、1位と2位の選手に『大盛り1kgお得パック』が贈呈されます。

今大会はプロトバナム選手(ルキナ/ミェンミェン)KEN選手(セフィロス/ソニック)など関東の強豪選手をはじめとして、コメ選手(シュルク)じょうぎぶ選手(キャプテンファルコン)といった他地域からも多くの選手が参加する予定です。

🇨🇦Get On My Level 2022(2021/7/2-5)

「Get On My Level 2022」はカナダのトロントで開催される約750名規模の大会で、SWTでは最高のPLATINUMに、PANDA CUPではCommunity Stopsに指定されています。

第1シードで母国出身のRiddles選手やCEO2022で優勝したSonix選手をはじめ、多くの強豪選手が参加する予定です。なお日本人選手はスマブラSPからの参加はないもののスマブラDXよりaMSa選手(ヨッシー)が参加する予定です。

🇫🇷COLOSSEL2022

「COLOSSEL2022」はフランスのリヨンで開催される約1024名規模の大会です。世界最強と称されるMkLeo選手(ベレト/カムイ等)をはじめ、母国のGlutonny選手(ワリオ)などメキシコやヨーロッパの選手の多くが参加する予定です。


🌎日本人選手のSWTポイントランキング
(7月1日現在)

日本人選手で大きな順位変動がなかったですが、MkLeo選手があcola選手を抜いて再びSWTポイントで世界1位になっています。



私は普段スマブラ観戦にまつわることで、Twitterに画像を投稿したり、noteに記事を書いたりしております。自己紹介記事を投稿しているので興味がある方はこちらも是非ご覧ください。


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