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INFJ女の人生 Ep.12
ついに!!私みんみんはMBTI協会にて実施しているMBTI体験セッションに参加してまいりました!!!!
ネットに溢れている無料診断にてINFJと診断されてから、MBTIについて自分なりに色々学んでみて心理機能とかも考慮した結果、「やっぱりINFJで合っているんじゃないか」という感覚で生きていました。
が!!やっぱりどうしても専門的な知識を持った方のお話を聞いてみたかったし、自分のMBTIタイプについてだけでなくMBTIそのものについてもっと理解してみたいなと思い、体験セッションを受講することに。
(コロナ禍ということで現在はオンラインにて実施しており、私は学生向けの方のプログラムで参加しました。)
これを受講したことで得たものを少しばかり共有していきます!!
事前自己解答による一次的診断
オンラインセッションの数日前に、100問弱の2択問題に答えていくWebテストが送られてきました。中身は割かし無料診断で見たような文言も見られましたが、それでも「ほう、こんな設問もあるのか」「斬新な質問だな」というようなものもたくさんあり、楽しみながらサクサクと回答、そして送信。
無料診断の中では一番メジャーなサイトでは一つの設問に対し6つ近く選択肢がありましたが、今回はたったの2択だったので比較的サクッと答えていくことが出来ました。
答えながら「あ、これはS(感覚)/N(直観)についての設問だな」というようなことを感じていたのですが、T(論理)/F(感情)に関する設問に対してが一番迷った覚えがあります。
解答後に「なんかTに近いような…」という感覚すらありました。
さて、当日。セッションが開始し、冒頭では軽い自己紹介の後にMBTIの基本的な理論について説明を受けました。
MBTIをこれから取り扱うにあたりこういうマインドで取り組みましょう、というような感じですね。(詳しくは後ほど)
そして10分程度のブレイクを挟む前に、事前に受けたテストの結果をフィードバックされるのですが、「その結果が自分の性格(MBTI)ということではなく、それを基に果たして本当にそうかをセッションを通じて確認し、本当のMBTIタイプを見つけていこう」という趣旨のテストでした。
そんな私の結果は...
やっぱりINFJ!!!!!
まあそうだろうとは思ったけども。
一応どれがどのぐらいの数値かというものも出ていたのですが、各30点満点中
内向(I):17点
直観(N):20点
感情(F):6点
判断(J):17点
という具合でして、やっぱり感情(F)だけが真ん中よりの結果だったんですよね。
これからのセッションはINFJ(仮)という立場で参加しながら自分の効き機能を探していきます。
MBTIを探していく姿勢
少し時間を戻し、先ほど軽く触れたMBTIの基本的な理論の部分についてお話していきます。
まずMBTI、すなわち心理機能とは心の利き手のような概念。
右利きの人が左手で文字を書くと右手で書く時のようにスラスラとはいかず、思うように書けなくてガタガタしたりとても集中したり…というような感じになるはずです。
でも左手を持っていないわけではないし、全く使えないわけでもない。
長い時間をかけて意識して練習すれば使えるようになることだってできる。
ただ利き手の方が楽だし無意識・咄嗟に出やすい。
こうしたものが心にもある、というお話でした。
さらに私が前回の記事でもお話した性格を捉える概念の類型(タイプ)論と特性論についても説明がありました。
日本で人の性格を説明する時に使われる言葉は基本的に特性論的な言葉で、それはすなわち「誰かと比較して○○である」ということ。
「明るい人」なら、自分より明るいなと思ったり、自分の身の回りの友達たちよりも比較的明るい方だと思ったから、その人を「明るい人」と感じる。
でもその人をも超える「明るい人」が現れたら「この人よりかは明るくはないな」というふうに、バロメーター的で誰かと比べることで見えてくる性格観。
日本では概ねこの理論が浸透しているため、タイプ論であるMBTIはあまり浸透しづらいのだとか。なるほど。
タイプ論は生まれ持った固有の性格をカテゴリー分けし、自分に一番合うタイプをその人の性格とする考え。
この人よりこうだ、ではなく私はこっちの方が合う、という感じですかね。
さらに、事前テストのような自己回答では自分の意識的な部分のみしか測ることが出来ないとのこと。
そして意識化と無意識化の差は言語化できるかどうかだそうです。
社会的役割や性別、周りの環境などで身についているペルソナ(仮面)ではなく、その仮面を全て取り払った本当の自分を見つけていくことが大事で、その都度今の回答や行動はペルソナを使っていないか、ひたすらに自分と向き合い無意識化まで掘り下げていくことを目標にセッションを開始しました。
①S/N指標
まず最初に検討していったのがS/N指標。
自分がNだと思う人とSだと思う人の2チームに分かれて簡単なエクササイズをしました。
「雨と聞いて連想するものは?」というテーマで数分間ひたすらに思いついたものを言い合います。
Nチームでは「梅雨、しとしと、水、におい、青、天気、雲、トトロに出てくる1シーン」などなど出てきました。
N(直観)の人はテーマの「雨」に直接関係してないものも出てくる傾向が多く、雨にまつわる歌やシーンなども出てくるそう。
一方でS(感覚)の人では「レインコート、長靴、傘」といった直接的で、出揃ったワードを見れば「雨」と即座に分かるようなものを出すという違いがあるそうです。
Nは数珠つなぎ式で考えるのでどんどん枝分かれしたり、もはやテーマから飛躍してしまうこともあるそうなのですが、Sは一つ出したら必ずまたテーマに戻る、という差も。
さらに「時間と聞いて連想するものは?」へとテーマが移るとその差はさらに歴然に!
Nチームはもう止まることなくどんどんワードが出てきます。
「時計、数字、24時間、ドラえもんのタイムトンネル、空間、予定表、遅刻、記憶」などなど。
(私もタイムリープ、東京卍リベンジャーズ、ドクターストレンジ、タイムストーン、とか思いついたけど恥ずかしくなって言えなかった(笑))
一つ目のエクササイズを終え、私含め参加者6人の内1人を除いて皆がN(仮)と暫定されたため、チーム分けをせず全員で「時間」のエクササイズを行い、専門家の先生が後からSではこういう考え方をします、というふうに教えていただく流れでした。
この課題ではSの人はせいぜい3つぐらいしか出てこないそうで、それも「時間割」のような時間とつくものぐらいだそうです。これにはびっくりしました。
「時間」というものがそもそも概念的なものなので直接結びつくものがなくSの人はなかなか言葉が出ない一方で、概念的なものを好むNはどんどん出てくる。
「空間」という「時間」に直接的な関りがないワードにも大して違和感を感じないのがN。
いやいや、なんで「時間」っていうテーマなのに「空間」が出てくるん?全然別物じゃん、になるのがS。
さらにこれに加えてある1枚の絵を数秒見た後に、その絵から見えたものを答える課題も行いました。
この課題に対して「~ぽい」「○○に似ている」「~なイメージ」というような絵を全体的な雰囲気で捉え抽象的な回答をするNに対し、「○人いた」「~に○○な人が△△していた」というようにSは端からスキャンするように見るという違いがありました。
この絵には本を持っている人が端に描かれていたのですが、「本を持っている人がいたことに気が付いた人はいますか?」という質問に私と暫定Sの人の二人だけが手を挙げました。
Nの人はこういった細かい部分を見落としがちだけど、私のようにNだけど覚えている人は「きっとこの後絵について聞かれる」という先見をしている可能性があるとのことで、これにはその通り過ぎてすごくハッとさせられました。
INFJは先を見通せるなんてスピリチュアルな説明しているサイトもよく散見されますが「そんな超能力あるかい」と思っていたのが、こういうことだったとは!と。
ドラマとか漫画とか見ていても何となく展開が読めちゃうものが結構多いので、ものすごく話が緻密に作り込まれていて先の展開が全く読めないような作品に私は結構惹かれるんですよね。(マーベルなんて読めなさ過ぎていつも放心状態です。)
「先が分かる」ってそんな大それた話じゃなくてこういうスケールの話で考えると、昔からよく使っていた機能だわ、と。
このエクササイズを通した総括で言うと
S(感覚)
:事実は一つしかないと捉えている。
何かを説明する際には時系列を追ってあったことを正確に詳細に伝えようとする。
パワポなどは全て読みたくなるため、まだ読んでる途中で次に飛ばされると読めなかったところがずっと気になる。
「これを見てください」「これを聞いてください」など、その場に留まって指示通りに動くのが得意。
N(直観)
:詳細な部分よりは全体像を把握しようとする。
説明などは「要は○○」という全体を表す核心について説明する。
発想が今じゃない先へと先行しているため、すべての文字を読み上げられると退屈しやすく、次へと進みたくなる。
さらに身体感覚というものはSの機能なので、ご飯を食べている時もじわじわと空腹を認知していくSと急に空腹であることに気付くN
体調の悪さを段階的に感じているSと知らぬ間に38度の熱が出ていてそれを見たら急激に体調が悪くなるN
というふうに、体にとって大ごとになるまでNは身体感覚の機能があまり認知出来ないんだそうです。
これもまあ身に覚えがありすぎて、首を縦にぶんぶん振りながら聞いちゃいました(笑)
いやぁ、S/Nだけでもめちゃくちゃ面白くて、こんなにも違うのか!と終始目からウロコ状態でした。
日本にはSの人の方が多いけどMBTIに興味を持つ人の中ではNの方が多いそうで、だからか今回のセッション参加者も6分の5がNでした。
ちなみに終わった後にSの母に「時間」の課題をやってみたら見事に2つだけ出て、もう何も出てこないと止まってたので、本当にSの人は出てこないものなのか…!!と改めて驚きました。いやぁ本当に面白い。
SとNだけでもこんなにも話し込んでしまったので、さらに長くなりそうなF/T指標については次回の記事にしようと思います!
次回も是非読みにいらしてください~!!
それでは!