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1ヶ月ぶりに彼と会う話。

こんにちは、モフです。
ドイツの介護施設で働いています。

前回、恋愛だけがうまくいかない話を書きましたが、あの記事を書いた次の日に彼の方から連絡があり、電話で話をしました。

また、実はシェアハウスの居心地が最悪に悪くなってしまったので、急遽一人暮らしを開始することに。
4月から入居予定ですが、今のシェアハウスの次に入る人を探さないといけないので、4月はおそらくダブル家賃...つらい。

彼とのこと。
結論から言うと、彼はまだ私と連絡を取りたいし、会いたいし、でも今の関係が進んでいつか終わりを迎えることが怖いとのことでした。
私のことがとても好きだから、失うのが怖いと。

そして、ゆっくりゆっくり関係を進めていきたい、とも言っていました。

今の人生にパートナーがいらない、とか言っていた前日とだいぶ違うことを言っている...

というか、友達のまま今の関係が続いても、私に彼氏や旦那や子供ができたら今までのようにはもう会えなくなる=終わりが来る、のでは?(相談した友人たちも同じことを言っていた笑)

それともなんだ、お互いプラトニックなこの関係のままパートナーシップを築きたいということなのか......

いや、プラトニックは無理。
私はスキンシップ大好きだし、なんなら家族が欲しいし、そんなら次探すよ、と思ってしまう。

彼がどういう意味で「関係が壊れるのが嫌だ」と言ったのか、詳しく突き詰めてはいません。

こういうとき、ドイツ人男子を焦らせてはいけないと、過去の少ない経験からなんとなく感じているから...

でも、私のことがとても好きで、だから失うのが怖いって......え、愛の告白?

また、連絡をくれたその日は月曜日で、彼は平日仕事なのでこんな月曜の夜(21時くらい)から連絡してくるなんてよっぽどなにか言いたいことがあるんだな...と私から電話をかけたのですが、

「週末のモフとの時間のことを考えすぎて全く仕事が手につかなかった」

「全ての感情が入り混じってごちゃごちゃで今とても悲しい」

とか言っていて、なんか自分でも私に抱いてる感情がわからないのかな、と思いました。

「困らせるようだったらもう連絡を取らないし、会わないよ。私はあなたの人生を邪魔する気はないから」

と言うと、力強くはっきりと

「いや、連絡は取り続けたいし、会いたい。」

「だから次会う約束を決めよう!」

と言うのでした。

それで約束した日が、明日(ていうかもう今日)なのです。

私がシフトで働いているせいでお互いの休みが合わず、そんなすぐ会っていろいろ確かめた方がいいような話をしたにも関わらず、1ヶ月も期間が空いてしまいました。

今回は彼が私の街に来ます。この週末はドイツで有名なイベントがあり、それに興味があるそうな。

でも、日帰りです。なんなら日曜。お泊まりは絶対にしばらくしたくないんだろうな...

この間にもほぼ毎日、ランゲージエクスチェンジのアプリで連絡は取っていました。

私たちの関係性については一切触れず、何事もなかったかのように日常の話をしているだけ。

でも、彼の態度に変化があったように思います。

ドイツ語で“-chen“という単語の終わりにつく言葉があるのですが、日本語で言うと「〜ちゃん」に当たるものです。小さいものや、可愛いものにつかいます。

これを時々、私につかうようになりました。
明らかに以前より精神的な距離が近い。

また、私がシェアハウスのことや引っ越しのことで精神がパンクして余裕がなくなり、彼の連絡を5日ほど返さなかったことがありました。

そんなに長く返さなかったのは初めてだったので、5日目に一応「今元気じゃないからまた返事する、ごめんね。」とだけ書いておきました。

するとその日のうちに「お大事に!」と返事があり、優しいな、話したいなと思ったので「急だけど今日の夜話せる?」と連絡。

彼は用事があったのか、私が寝た後に電話をかけてくれていました。(私は朝5時起きで出勤するので夜8時には布団に入る...)

不在着信の後に、
「モフに会えてなくてさみしい」
と書いてありました。

彼は、私のどこを気に入ってくれているんだろうな、と考えます。

毎回、
会ったら幻滅されないだろうか?
こんな貧乏な暮らしをしていて何も思わないのだろうか??
と思ってしまいます。

彼はいつもきちんとした、値段に比例した質の良い服や靴、カバンを身につけています。

一方私は、道で拾ったり、セカンドハンドで買ったり、友達からもらったものばかり。

この街では、服にちょっと穴が空いてようが、裾が切れてようが、靴が汚れてようがおかまいなし。それがこの街のスタイル。
大量生産大量消費に疑問のある私は、この文化が大好きです。

そして落ちてる服や靴も、新品同様だったり、まだ全然着れるオシャレで可愛いものがたくさんあるんです。(雑に直で落ちてることもありますが、ダンボールや紙袋にいらないものを入れて置いていくことがほとんどです。)

だけど、きちんとした身なりの彼と並ぶと、勝手に恥ずかしくなっている自分がいる。

彼は裕福な西ドイツの出身だからか、このいらないものを道に置いていく東ドイツの文化を知りませんでした。(彼が今住んでいるのも東ドイツなのに、全く興味ないのでしょうね...)

この街では定期的な炊き出しもやっているのですが、その話をした時に「えと...炊き出しに行ったことあるの?」と微妙な感じで聞き返されたこともあります。

私は昨日と今日で、彼とのデートのために新しい靴をアウトレットで買い、ほぼ新品のカバンをドイツ版ジモティーで7€(激安)で購入しました。

私は彼が好きだと思います。
好きだからこそいいところを見せたいし、いろんな意味で向上したいんだろうと思います。

でも、この価値観の差は大丈夫なんだろうか。

二人で道で一人がけのソファを見つけて、喜び勇んで男友達を呼びつけ、みんなで運んだ元彼とのことをやっぱり思い出してしまう。

彼といれば、服や靴の汚さなんて、どうでも良かったでしょう。

元々は買い物が大好きで、大学生の時なんか毎月3万円分の服や靴を買っていた女ですから、買い物やオシャレが楽しくないわけじゃないですが...

でも、起きたら、やっと彼だ。
この日をこの1か月間ずっと待っていたのは、確かなのです。

駅まで迎えに行って、ハグしたら、
「会いたかった!」
と日本語で言ってやりたいと思います。

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