070 マイナスのストローク
ストロークという言葉をご存知ですか。
「お互いに、相手の価値や存在を認める態度や、やりとりをすること」だそうです。
つまり、相手の言動をみて声をかけていくことですね。
ストロークには、プラスとマイナスがあります。
くだいて言うと、プラスは相手の努力や言動を認める・ほめること。
マイナスは相手にとって耳の痛いことです。
八カ月ほど前、会社の常務よりこんな配信がありました。
(文言はnote用に要約しています)
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プラスのストロークとマイナスのストロークは六対一の比率で行いましょう。
ストロークは、プラスだけでも良くありません。
マイナスのストロークをすることでプラスになることもあるからです。
しかし、私たちの会社の中ではマイナスのストロークが苦手な人が多いようです。
そこで、みなさんがマイナスのストロークをするときに気をつけていることを個人メールで教えてください。
それを共有することで、プラスになるストロークができる社員を増やしていくことがねらいです。
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これは結構悩みました。
なぜなら、やはり私もマイナスのストロークをするのが苦手な一人だからです。
しかし、仕事をしていれば、注意をしなければ良くならないこともあります。
耳触りの良いことだけを言う人が良い社員なのか、それが会社のためになるのかと考えたとき、やはりマイナスのストロークと向き合う必要があるでしょう。
そこで、私は今後マイナスのストロークをしなければならないときがきたら、気をつけたいことを考えてメールで伝えました。
何百人といる社員からのメールに目を通している常務ですが、私のメールに目を止めてくださり、かなり良い反応をいただいたので、自分への約束も兼ねて、こちらにもご紹介したいと思います。「マイセブンルール」という記事にも書きましたが、あくまで私の場合の心がけていることです。
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マイナスのストロークをするときに心がけたいこと。
⑴ まず相手の話を聞く
頭ごなしに決めつけないことが重要です。相手がどう思って行動しているかをよく聞きます。たとえば、なにかを失敗したとして、失敗が必ずしも悪いわけではありません。なにをしようとして失敗したのか。どうすればうまくいったのか。それに対しての本人の考えを訊くことは重要です。もしかしたら、私が言うまでもなく、本人がわかっている場合もあるからです。これは自身の質問力も問われます。
⑵ なるべく具体的に話す
ぼやっとしたアドバイスではなく、「この時」に「こういう処理」が必要で、その処理を行う際の「注意点」といったことを、できる限り簡単な言葉で具体的に話します。たくさんのアドバイスをしたとして、その後、相手が「それで、結局何をしたらいいんだろう?」となってしまったら、その助言こそが失敗です。
⑶ 応援している気持ちを伝える
私はこれがとても大切だと思います。
私が勤めている会社は、個人プレーが比較的多く、多忙な時期に情報共有をしなかった場合、誰が何をしているのかまったくわからない、ということもよくあります。
しかし、会社である以上はチームです。誰かの失敗をその人だけに背負わせるのではなく、みんなでカバーをしたら、失敗を最小限にすることが可能です。そして、個人個人のプレイが向上するよう応援する気持ちでアドバイスをすると良いのかなと思います。
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いかがでしたか。
今回はいつもと違う雰囲気の記事になりました。
ストローク。
プラスのストロークは相手のモチベーションをあげると同時に自分自身への激励にもなります。そして今回のテーマであるマイナスのストロークでも、使い方次第でいくらでもプラスにできます。
あなたは、ストロークの時に気をつけていることはありますか。
今回も最後まで読んでくださって、ありがとうございました。
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