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ふむもくエッセイ

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ふむふむと思ったことと、もくもくと感じたうれしいことを集めました。
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#ティータイム

091 白い日にはお茶と音楽を

雲がたくさん出て空が白い日。 せっかくのお休みなのに、なんとなく外に出たくない日。 そんな日は家カフェしましょう。 どのお茶をいれるか、どの食器を使うかは気分次第。ひとつずつ選んでいくうちに、沈んでいた心がわくわくしはじめます。ケトルにお水を入れて、さぁお湯をわかしましょう。 お菓子があれば、もっとうれしい。(こういう日のためにお菓子のストックはいつも気にかけています。)音楽も選びます。しばらく新しいCDを購入していないのですが、今持っているCDたちでも、まだまだ飽きませ

090 ぜいたくな時間

何年も前から、お手本にしたいな、と思っている人がいます。 それは、図書館にお勤めしていたころに出会った女性の職員さん。 なにをお手本にしたいかと言うと、しぐさです。 その職員さんは、どれほどいそがしくても、そして(おそらく)急いでいるときも、丁寧に見える素敵な立ち振る舞いをされるのです。席の立ち方、座り方。物の持ち方。大学を卒業したばかりの私は、素直に「素敵なひとだな」と思いました。 ゆったりとしていながらも無駄な動きがないので、結果的に早い対応ができています。 この方に

078 紅茶党、ハーブに浮気する

朝。 水道から出る水のつめたさにおどろき、いつもよりきりっと冴えた紅茶のいろにうれしくなって、確実に冬に向かっていることを知りました。気がついたら部屋着も七分袖です。 大好きなあたたかい飲みものがさらにおいしく感じる季節。 実家の方が茶葉の種類が豊富なので、紅茶を飲みに帰ることにしました。 普段はひと月からふた月に一度の実家帰りも、紅茶目当てに帰る回数が増えます。 私が「きょう、紅茶を飲みに帰ってもいい?」と母にメールしたら「もちろん(きらきらの絵文字)(落ち葉の絵文字)